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note blog#7 気とは「働き」を意味する

TSUKIMORI Salonの月森です。
noteの更新に頭がついていかない日々。学会のお仕事やアイデアを形にするのに時間を要してオンラインでの発信が遠ざかってしまう、そんな時期。

そして寒がり体質(肺虚寒証)の僕には少々辛い時期に入ってきました笑。

さて、よく東洋医学の話をしていくと「気」という言葉を耳にしますよね?
鍼灸の専門学校に通いはじめると「??」が連発していた内容だと思いますが、実際に臨床の中ではとっても大切な内容です。

普段、皆さんも「気」を使っているの気づきますか?

例えば、
・気を使って人の接客をしたわ。
・この疲れは、気疲れですね。
・先輩に気をもんで、ほんとに疲れたわ。
・気ぜわしい時期でまいった。
・元気、根気、活気など

そう日本の漢字や言葉のあちらこちらに「気」が入り込んでいます。
ではこの気はどんな意味合いがあるのか。鍼灸に用いるのにはどう使っていくのか?

気は「働き」

東洋医学での気は、陽気や陰気、肝気や腎気、衛気や営気などよく用いられます。気が至るなんて言葉も、教科書にも記載がありますよね。

気とは、働きを意味しています。

気→氣で表されます。
氣は、米を炊いたときの湯気を意味しています。
水につけた米から、熱(火)を加えることで湯気が発生し、美味しいお米が出来上がります。その過程すべてが「氣」働きであるということ。

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要は、「化学反応・変化」です。

それを昔の人は「気」という風に捉えて、人の体に変化反応を起こさせようと鍼やお灸、手によって医術へと変えていったんですね。

臨床でも気を意識する

臨床の中で、鍼灸で気を動かしたり、気の流れを良くしたり、滞りをなくしたり、色々な動きをつけます。気の働きを変化させるための私たちの手なんですね。

合谷

陰陽の気の循環
五臓の気の補瀉
気血津液の過不足を補瀉

これを意図的に整えていく治療法が経絡治療(日本鍼灸)です。体系的に道筋をまとめている医術で、とても汎用性が高く、治療だけではなく体の捉え方や生理学といった人の体を理解しようとする際に大変役に立ちます。

鍼灸師となり東洋医学を扱う職であれば、気は切っても切り離せない内容になると思います。日常の中にも散りばめられています。

気を意識して、キャッチして日々の生活を送ってみてください。陰陽五行でいきるライフスタイル、とっても面白いですよ!


つきもり

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