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note blog #8 鍼灸師の仲間でさえも通じない東洋医学の言葉

TSUKIMORI Salonの月森です。
秋から冬に進む季節、体も変化反応を繰り返していく季節ですね。

さて、先日、大好きな鍼灸師仲間(アスレチックトレーナー、パーソナルトレーナー)と膝に関しての勉強会をクローズドで開催しました。あっという間の時間で3時間、喋りつくしました。こういう仲間は貴重で、専門学校を卒業して早14年、連絡をとっている仲間って本当に限られています。

同じ鍼灸師でも専門分野が違う

まずは日々お仕事をしている環境やクライアントが違っているのですが、目的は同じ。クライアント(患者、選手)のゴールへ達成すること、願望や希望を叶えられるようにそばで寄り添うこと。そう【問題解決】が、責務な訳です。

鍼灸師といえど、いえ、同じ学校を出ていたとしても学んできたことは違ってきます。その人の興味や好奇心、または愛着や出逢いにも大きく関係してきています。

私の場合、師匠や恩師の存在が大きく、はじめはスポーツへの道を極めたいと進んでいきました。整形外科で勤務の傍ら、現地に赴き経験を積んできました。その次に出逢ったのは東洋医学の恩師、そこからは東洋医学に興味を持ちずっと勉強をしています。

みている世界やカラダ観が違う

みている世界は人それぞれあって、当たり前。

私は鍼灸整骨院という治療院。
もう一人は大学のアスレチックトレーナー。
もう一人は治療院兼パーソナルトレーナー。

お仕事をしている環境も違えは、広がる世界も違う。日々の痛みを抑えて暮らしを自分らしく生きていくサポートをする治療院。選手がパーフェクトに試合に参加できて良い成績をおさめることを良しとするスポーツの現場。その違いは明らかです。

一般の方とアスリートのカラダだって違います。

同じ人としては勿論一緒な構造ですが、使い方が違うし鍛錬の仕方も違う。日常の生活の仕方や精神的な疲労の程度も違う。それぞれのカラダの使い方やストレスの関わり方を、私たち鍼灸師は診察し評価し、次に繋げることを行っているんです。

違うからこそリスペクト

このカラダの違いを見極めて、施術やリハビリ、トレーニングに繋げる。まさにプロフェッショナルであり、尊敬(リスペクト)するところ。

勉強会を行っているときでも、三人とも否定することもなく、みんなが吸収しようと柔軟に頭を使っていました。日々のお仕事にどう結び付けれるのか。どうクライアントにフィードバックできるのか。真剣に話を聞いていました。

東洋医学の言葉の難しさと考え方の偏り

私のプレゼンする際に感じたことは、東洋医学の難解な言葉をもっと分かりやすく話を進めた方が良かったなと思います。いつもは東洋医学に興味を抱く先生の前でセミナーをしているので、言葉をそのままお伝えしていたんですね。

だから今回もある程度の言葉は優しくしたのですが、??が多かったのではないかと反省。

西洋医学の治療と、東洋医学の治療とでは考えの元が違うので、東洋医学だけの説明になってしまい、私の想いが伝わらなかったのかなと。そして、東洋医学の自然でシンプルな物事の発想も伝わったのかどうか。

まだまだだなと、改めて感じた次第です。
でもそれだけ東洋医学の言葉は一般的ではなくて、鍼灸師であろうと理解が困難だと感じています。

難解な事柄でもシンプルで分かりやすく

難解ですよね、東洋医学の言葉、いえ漢字。
そこには概念や、もっと深い思惑や世界が広がっているからこそ、その漢字(言葉)なんですが。現代医学が細かく細かく物事を詳細に診ていく概念の反対に、東洋医学は広く、大きな枠組みで捉えようとする概念。

例えば、この前に「気」について記載した記事をみると分かりますが、気に関しても深い思惑があるんですね。

あとは、治すという言葉。
治の漢字には、①治す、治療、何か病気を取り除く意 ②治める(おさめる)、病気をおさえる、安定した状態で保つという意
この二つの意味合いがあり、治療という字を使うと使わないとでは、全く行うことが違ってきます。

難解な言葉や漢字、意味合いを分かりやすく、もっとシンプルに言葉にすることを心掛けていくようにしていきます。皆さんも患者さんとお話するときは、分かりやすく説明してみましょう!

お知らせ

今、オンラインで交流し学び続けられる場所を製作しています。もう少しで発表ができると思います。名付けて【TSUKIMORI塾】です。そう、塾です。

私のイメージは、学生のときのような塾でして、和室で座って、先生を囲んで数学や英語の問題を解いていくイメージ。そんなアットホームな塾、楽しそうですよね?

東洋医学を続けるこつは、環境があるかないかだと思っています。
その環境をオンラインで作れないか、オンラインコミュニティとして作れないか。もう少しです、なのでそのお知らせがいくのに登録してもらえると嬉しく思います。

ついでに「東洋医学をはじめる第一歩」PDF資料をゲットしてお待ちください!

つきもり

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