見出し画像

Ad-Colors旗揚げ公演「イグニッションズ・ダイヴ」の感想が言いたい

去る9月28日(木)、Ad-Colors旗揚げ公演「IGNITIONS DIVE」夜公演を観劇してから、「なぜ全通できるようスケジュールをあけておかなかったんだ……」と後悔している悲しきファンが、ただ1回のみの観劇の記憶が薄れゆくことに恐怖を覚え記録することにした、まとめ記事です。10月1日で一応公演が終了したとのことで、こっからはネタバレ壮大にしてもええやろ……と思ったのも正直ある。
※1回しか見ていないので多分にうろ覚え要素を含むので、間違いだらけの可能性あります、ご容赦を……。(配信も決定はしたので確認したら追記するかも)

以下、もちろんネタバレも含みながら、いかにこの舞台が面白かったかを徒然なるままに書き記すことにしますので、今後WEBの配信チケットを買うか迷っている方の参考とかになれば幸い。そして、何度でも言うけど、ネタバレ含むからそれでもOKな人向けのまとめ記事なので、見てからの苦情はナシでお願いできたら嬉しいです……。
とはいえ、1回見たワイが「これは全通する系の舞台だったか~しくったな~」となるくらい、一度最後まで観てから、二度三度と観れば観るほど味わいが深くなる作品と感じたので、「もはやネタバレを読んでから観ても楽しめるのでは?」レベル(?)だと思う。(舞台はナマモノだし、実際現場で楽しんだ空気感と配信は違うだろうが)

前置きが長くなったけど、とりあえず以下ツラツラ書きます。


劇団「Ad-Colors」とは?

まず、今回の舞台「IGNITIONS DIVE」を公演したのが、どのような劇団なのか情報をまとめておきます。

2023年1月6日より始動した『Ad-Colors』(アド・カラーズ)は、下記4人のメンバーが立ち上げた、クリエイターチーム。今回の旗揚げ公演「IGNITIONS DIVE」は、メンバーのうちのひとり吉川氏が脚本演出もしながら出演しているし、多才なメンバーが集まっている感じ。アー写(アーティスト写真)もおしゃれで、見るからにちょっとすごそうなエンタメ集団。下記ご覧の通り、どのメンバーも出演以外に複数の担当がある。スゴイ……

■Ad-Colors創設&所属メンバー■
●吉川ひろあき(@p_hiroaki) 
役者・脚本・演出・ジャスティスジャパネンターテイメント所属 
※本公演では出演に加え脚本・演出
●紡木結花(@tsumugi_yuica) 
役者・ダンス・歌・日本舞踊 
※本公演では出演に加え衣装
●山本華菜子(@sunflower__1001) 
俳優・YouTube・化粧品検定1級 
※本公演では出演に加え撮影
●伊藤暁人(@akihito0103) 
役者・カメラ 
※本公演では出演に加え演出助手

▼公式Twitter

▼公式Instagram

▼公式TikTok

@adcolors.official

この度2023年 1月6日に【吉川ひろあき、伊藤暁人、紡木結花、山本華菜子】4名でクリエイターチームを結成しました!まずは今年秋の旗揚げ公演に向けて活動していきます!よろしくお願いします✨

♬ Lullaby - Official Sound Studio

個人的に、めっちゃ仲良さそうなの推せる……

祝!旗揚げ公演「IGNITIONS DIVE」とは?

さて、ここからが本題。私が観に行って「あー…こりゃまずい(ハマったな)」となった舞台「IGNITIONS DIVE(イグニッションズ・ダイヴ)」について紹介していきます。

■舞台 基本情報■

概要こちら。勝手に画像使ってるのNGだったら教えてください運営さん…

■公式のあらすじ■

あらゆる事を可能にした仮想現実『エデン』。
これは年々増加する犯罪抑止力になればと政府が公認で開発した仮想をまるで現実化したような画期的なシステムだった。
ありとあらゆる事が仮想現実で可能となり、人々の生活は激変した。
衣食住以外のほとんどはこの世界で成立するのだ。
このシステムの普及により現実世界での犯罪件数は減少したものの、新たに仮想世界で起こるサイバー犯罪に対し、情報捜査局を設立、『エデン』を守るダイバー法案を制定。
これにより新たに起こるサイバー犯罪の抑止力に繋がったかのように思われた。
そんなある日「ある人を探して欲しい」と一人の女性が局を訪ねてきたのだ。
仮想現実でも、様々な人が現実とはまた違うものを抱えて生きている。
「ここは仮想なんかじゃない、私にとってはずっと、現実なんだ、今も」
近未来を描いたサイバーパンクストーリー

チラシより抜粋

■私的なザックリしたあらすじ■
(こっからネタバレあり)

ある目的のため、仮想現実『エデン』に日々潜るダイバー黒崎榛名。彼女は、日々ダイバーキャラクター名クロ・スノーフルとして、特殊スキルである15秒無敵を使い『エデン』で大暴れしていた。
彼女の目的とは、たった一人の妹を探し出すこと――。
榛名の妹の名前は、黒崎眞白シロ・スノーフルとして共に『エデン』に日々ダイヴしていた眞白は、ある事件がきっかけで帰らぬ人となってしまったのだ。
『エデン』のどこかに眞白シロ・スノーフルが生きてるはず――。
事件後、榛名は『エデン』のシステムに疑惑の厳しい目を向けながらも、毎日のように妹へ繋がる手がかりを探すべく情報捜査局に詰めかけている。だが、捜査局では、ガイドライン型AIのエイルがお決まりの台詞を返してくるばかりでほとんど情報は引き出せず、埒が明かない。榛名(クロ)は苛立ちを隠せず、相棒であるダイバー真淵洋平(キャラ名:エメリック・バース)に当たり散らしてしまうが、自暴自棄になりかけている榛名(クロ)を傍で見守っている真淵は、どんな扱いを受けても献身的にバディとして榛名(クロ)を支えていた。

一方、『エデン』のシステム管理側でもある出来事が起こる。
情報捜査局員であるソフィはある日、システムに従順なはずのガイドライン型AIのエイルに感情のようなものが芽生え始めていることに気付く。戸惑いながらも消去されぬようエイルをかばうソフィだったが、バグはただちに削除するよう上司のアイリッシュに強要され、かばいきれずエイルは初期化されてしまう。失意の底でソフィはシステムの理不尽さに葛藤する。

情報捜査局でのこの事件と同じようなことは、街でも。
NPCであるはずのマーティンがなぜかお決まりの台詞以外を話せるようになり、永遠のファンタジーボーイ、アイザック・エルビンと旅に出る。楽しく旅をしていただけなのに、やはり感情という”バグ”をただちに削除するようシステムが働いてしまう。アイザックマーティンという親友を失ったことで、『エデン』への復讐を誓う。

その裏で、『エデン』一の腕の殺し屋スナイパーノルン・ウィリスや、特殊な爆破スキルを持つアズキ・インペリアルなど、”特殊スキル”を持つ者たちも、それぞれの目的を果たしに『エデン』中枢を目指すことになるのだが、この”特殊スキル”が『エデン』にとってどういう存在かも少しずつ明らかになっていき――。

と同時に、スペシャルな野草に萌える性癖の持主でファーマシストのシャルロット・ルーイスシャルロットの護衛をしながら共に旅するニーナムサシの和アクションコンビたちの運命も動き出してしまう。

ダイバーたちが『エデン』中枢へたどり着くと、立ちはだかるのは『エデン』システム側を管理するAIとその管理人たち。はたしてダイバーたちは、己の目的を果たすことができるのか……?

あらゆる人の”楽園”となるはずだった『エデン』のメッキが次々剝がれ落ちていく先に、待ち受けている残酷な”真実”とは――?

【魅力①】多彩なキャラクター

ここからは、舞台「IGNITIONS DIVE」の魅力を①~④の軸でご紹介していきます。
まずはじめの魅力は、なんといっても、個性的なキャラクターたち!
18キャラクターも登場するから「いやいや、覚えきれんよ……」というオトモダチもいるだろう! だが、安心して欲しい(?)。
実はキャラクターは、ほぼ

ダイバー(現実世界の人間)
ダイバー扮するキャラ(仮想現実エデン内のキャラ)
システム(AIやエデン管理側)

の3つに分けられるので、これを手がかりにざっくり覚えればOK。
さらに言うと、ストーリーはこの3つがそれぞれ別立てで同時進行していくので、混乱することはほとんどなかった感じ。むしろ、別軸でそれぞれのキャラが物語を紡いている……と油断していたら、実は最後にすべての物語が集結するアツい展開だぞっ!!

クライマックス直前でその仕掛けに気付いたワイの心の声(オタクが大好きなヤツやん……)

唯一の難点としては、キャラ名が横文字。これはVR RPG(MMOとか)ゲーム的なので、WEB小説やゲームを題材にした作品に慣れていないと覚えづらいかもだけど、どのキャラもマ~ジで性格や個性が強すぎる(笑)ため、名前覚えられなくてもキャラが分かる。不思議。18人もいるのに全員覚えてるもん(名前はうろ覚えでも、キャラが分かるから見ててあんまりストレスないと思う)。すごい。演者さんの演技力、恐るべし……。

▼せっかくなので公式キャラ紹介を並べながら感想を言う。

■『エデン』のシステム側のキャラクターたち■

↑『エデン』開発者。とにかく声も仕草もカッコイイしちょっとキザなのがまたいい。開発者っぽいオタク気質な早口の喋り方、理想を作り上げたプライドマシマシなキャラの特徴とらえてていい演技だった。全オタクこういう青い瞳好きでしょ……。(主語がデカい)

↑アイリッシュさんは、システムの守り人。厳しく怖い。システムに従順なイメージだが、実のところ全権限を預けられている『エデン』を守るために必死になっているだけだと思う。味方がいない孤独と戦っているのはある意味可哀想でもあるか? 責任感が強く、声がかっこよかった。

↑ソフィは、AIのエイルが感情っぽいものを持ち始めた頃にそれと向き合いかばってくれるめっちゃいい奴。女性っぽい名前だが、女性? だよね? エイルとのコンビすごく萌え萌えだった。エイルの記憶消えちゃったの本当に悲しい。

↑無表情なのに、なぜかそれが可愛いAIのハック。なんか異常があると飛んでくるからたぶん本来はシステムに何人もいそうw 途中、エメリックの魅力に振り回されてずっと無表情で後ろくっついてるの最高に笑ったし、最後システムにブチ切れてるの良かったな。

↑エイルは、先述の通り、ただのガイドさんAIだったはずが、なんかモヤモヤしたものを抱えるようになり、結局それが感情的なモノとしてバグ認定され初期化されちゃう。ソフィがかばってくれるあたり、何かほのめかすものがあって私の気持ちもモヤモヤしてしまった(?)

↑noteとかTwitterでも散々言ってると思うけど、白衣着てるキャラに弱い。特にマッドサイエンティストっぽい動きするやつ、なぜか好きになりがち。今回はデバッガーだけど、エグい深夜アニメに一人は登場する狂った役どころで、演者さんがよくキャラ作り込んでた感じした。

■現実世界のキャラクターたち■

↑榛名ちゃんは今作主人公。妹である眞白(シロ・スノーフル)を探してずっと『エデン』を日々さまよっている、妹想いな存在。目が見えない妹に『エデン』を紹介したら、妹が「ここは私にとって現実」と依存しすぎてしまったことに罪悪感を覚えていたり、とっても人間味あるキャラ。切ないほど、家族想いで責任感が強くて、生き様がかっこいい。

↑クロは榛名ちゃんのダイヴしてるときの操作キャラなんだが、このクロちゃんがまぁ本当にすんごい暴れん坊将軍!笑 バディの筋肉芸人(?)のエメリックでさえタジタジなほど大暴れ。現実世界で妹と接している優しいお姉ちゃんイメージとのギャップ萌え。でも、それだけ妹探しに必死、とも思える演技だったのかも。

↑エメリックを操るダイバー、真淵くん。めっちゃイイヤツ。現実世界では最後、榛名ちゃんと共に一度崩壊してしまった『エデン』再建に向け、炎上覚悟で作業を手伝ってくれる。とにかくイイヤツ。現実世界でも、『エデン』の中でもずっと榛名(クロ)を支えてくれる。演技も優しかった。でもエメリックとのギャップがすごいw こういうのを見ていると、ゲームのキャラクリ(キャラを作る作業)のときに、現実世界で絶対出来ない性格のキャラ作ろうする「ゲームあるある」みを感じるw

↑「ウェイウェイウェイウェイ~♪」が口癖のおちゃらけ筋肉キャラ! でも、中身が真淵くんなので、それはそれは仲間想いの熱い男! というわけで安心感がパない。でもギャグキャラ要素が最高すぎて登場して喋ると笑っちゃうw(なんでずっとボディビルポーズしとんねんw)途中敵を引き付けておくから先に行け! の超絶カッコイイはずのシーンも、筋肉に魅了させるバフ的なスキル発動してて爆笑しかなかった。ずっと筋肉自慢するためにポーズ決めてる。好きすぎてブロマイドを唯一ポーズ指定で買ったほどハマったw 最高に好きw

↑榛名が探す妹の眞白ちゃんは目が見えない。それは、ストーリーの最初は濁されているんだけど、途中ですぐに気付ける伏線がはってあるから、切なさもひとしお。。。彼女にとっては、現実世界なんかよりずっと仮想世界『エデン』が現実で、だからこそどんどんその世界に依存しのめりこんでしまう悲しき運命……。ずっと「私は大丈夫」と姉を励ます明るく健気な表情なんかもグッとくるよね。

■『エデン』の街で出会うキャラクターたち(ダイバー&NPC)■

↑もうこのキャラ、アッキーにハマり役すぎて爆笑。「永遠のファンタジーボーイ」って自己紹介なに!? 肩に乗ってるカーベルって絶対ピーター●ンのティンカー●ルでしょ?!爆笑 ちゃんと、作中ではヤバいときに「ピー」って入ってるのすごい! 「音響さんとめっちゃ念入りに打ち合わせてるやん!」ってなったわ!笑 笑いをこらえるのに必死で翌日筋肉痛だったぞどうしてくれるんだ! 演劇はツッコミ入れながら見れないんだぞ!?爆笑 
実はこのアッキーくん、私の大学の同級生。劇団を立ち上げて、演者としても演出としてもご活躍なさっていて何より。というか、演技がすんごいレベルアップしていて努力しているのが目に見えるからギャグ役なのにちょっと目頭熱くなったじゃないか、くそぅw(個人的にチェキも撮ってもらったんだが、これは恥ずかしいので掲載は見送ることにするw)

↑マーティンはNPCで、アイザックを街でお出迎えしてくれるキャラクターなんだけど、まぁじでゲームのNPCのまんま! 演者さん完璧! 毎回表情も仕草も台詞の声音もほぼ一緒! でも途中からアイザックと友情を深めてくとこはイキイキしてたし、NPCのときは頼りなく見えたのに実は頼りがいのあるカッコイイキャラクターだとわかったり。最後は記憶消され初期化され、NPCらしい無機質に台詞を繰り返す機械に戻ってしまったのが実に切なかった。エイルもだけど、記憶喪失モノに弱い自分が弱いシチュ。

↑皆まで言うな。こんな可愛い殺し屋に捕捉され「こっちから丸見えだよ」なんて言われスナイプされたいよな。わかる。(ゲンドウポーズ)個人的にスキル発動してるときの目のいっちゃってる具合の演技最高だった。あの、左右差のある表情作りは職人技だよな。(伝われ)

↑「はいな、はいな、はいな~!」が口癖。最初、アラレちゃんかと思った!笑 こういうゲームキャラっているけど、なんて表現したらいいのかわからん。甘えん坊というか、あざといというか、そういう声なんだけど、爆破スキル使うときのキリッ感のギャップがたまらなく萌える。スキル発動後に目がほぼ見えなくなって瓶底眼鏡になる設定も良い。

↑こーーーーれは、よくできたオタク像! って感じで膝を打った(?)わ。元々こういう研究気質なキャラクター大好きなんだが、フィールドに生えてる草をとって珍しいものを収集し喜ぶタイプのオタク。弱そうに見えて、運も強いし、ちゃんとした迎合スキルを持っているのでなんやかんや危機回避できるのも面白過ぎたw

↑「かたじけない」「戦いは、礼にはじまり礼に終わる」とかこだわり強すぎるサムライなスタイルのダイバー、キターーーーーー! 実は、ダイバーの服装がどの子もちゃんと「RPGキャラっぽい衣装とカラコン(見た目)」だったけどずっと洋風だったので、和キャラ嬉しい大好き。名前もムサシとか分かりやすくていい。どういう人がダイブしてんのかなって妄想もはかどるw 不器用な性格のキャラが純粋にひとりの女の子好きで守りたくてそれだけのために戦ってる設定は多くのオタクが好きすぎるシチュ。ニーナと一生イチャついててくれ……。

↑戦うシノビって感じでカッコイイ女子キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! ムサシとのバディ、戦うときにムサシが礼、礼、としつこいから「礼ですね、はい、わかりましたよ、すりゃいいんでしょ!」とちゃんと礼に付き合ってあげてから相手に切りかかるのめっちゃ好き。最高。ずっとムサシとイチャついててくれ。

【魅力②】絡み合う運命、群像劇物語、演出の面白さ

とにかく脚本と演出が凝っている
劇場のステージは正方形に近い長方形で、客席が90度に配置されてるから、演者さんの角度によってはお尻や背中を見ることになるんだけど、私がそう見える立ち位置ってことは、私と垂直90度になっているお客さん側は良く見える……みたいな設計。色々計算しながら演技しないとだから大変だったろうな。しかも、結構舞台狭いのに、殺陣のときとかものすごい人数が動き回る! ぶつからず完璧に動いてるように見えたから、相当お稽古なさったんだろうなぁ……素晴らしい。
あと、美術的には、床にひかれている白いLEDライトも近未来感の演出に一役買ってくれていた。
途中、キャラクターたちの物語が合流していく頃には、「このキャラ、あっちのシーンのあそこで絡んでたのか、背景で実は」みたいなアハ体験が次々起こっていくし、伏線が回収される気持ちよさも味わえる。
VRゲームとかRPGゲーム、MMOなどの小説や漫画アニメに触れ合ってないとシステム側の説明は少し難しいところもあるけど、その辺は分からなくて流してもまぁ大雑把に内容は分かると思う。
とにかく好きな演出だったのは、クライマックスに近づいたころ、榛名とクロがステージ上で同時に喋るシーン
『エデン』の秘密が明かされるとこなんだが、それに怒鳴ったりキレたりするところで、クロが喋っているときは榛名が隣で同じ仕草をして口パク、逆に榛名が喋るときはクロが口パク。アニメーションなんかではよくやる手法だけど、演劇を結構見に行っていると思っている私も、この演出は初めて出逢ったかもしれない。ここまできてようやく、「最近のアニメゲーム漫画に触れ合っている人には入りやすい演出だったのか」と気付いた感じかも。
演劇慣れしてなくても大丈夫なように、展開も早いし、いくつもの物語の軸が最後に合流する伏線回収の気持ちよさがあったり、笑いや涙があるのも、改めて思い返すと、そういえば最近の「見る側に定期的にご褒美(=気持ちよさ、快楽)を与える手法」っぽいなぁ。
演出、色々と考えられてるなぁ……。

【魅力③】客席眼前バトルアクション

外せない魅力要素のひとつが、アクション。私はS席といって、ちょっとお高い席をとっていたので、最前列で観ていたんだけど、ステージに最高10人くらいが殺陣しにでてくるタイミングがある。いや、それ以上か……? うーん、しゅごい……。
武器が風を切るブンブンという音が聞こえたり、その風を肌で感じたりもできる。臨場感を味わうなら圧倒的に現場なので、ぜひこれは配信で観た人も「再演キボンヌ」のご連絡を本部に入れられたし。(?)

【魅力④】笑いとシリアス、ラブロマンス、バランス感最高

観客が演劇に慣れていないと、ギャグシーンで上手く笑えなかったり(笑っていいの?ってなる)、シリアスなシーンで泣くのも中途半端な気分になってしまう(あ、ここ泣かせにくるシーンね、ハイハイみたいな?)ことがある。
これは多分没入感の薄さが招くんだと思うんだけど、今回はステージが狭く演者と観客が近い事や、それぞれのキャラクターたちがいくらキザなことを言っていても、ゲームのキャラっぽい「仮想世界」の話だから妙に納得感がある。だから、没入感を得るタイミングが割と早かったような気がする。
物語の世界観に慣れた頃、榛名や真淵のように、実際の人間が後ろにいるダイバーたちと、システム側のAIの違いがだんだん浮き彫りになっていくので、演劇慣れしていない人も楽しめそうな舞台だと感じたり……。
あと、小さい箱、大きい箱、サイズは色々だけど、年間12回くらいは演劇を見ている私からしても、今回の笑いとシリアスのバランスはちょうどよかった感じが。
キャラクターの個性がそれぞれ際立っていたので、キャラクターが変人なことによる面白さだったり、ちぐはぐなキャラクターたちの交流シーンで笑いが起きたりとギャグシーン好きでした!笑
それから、シリアスなシーンは当然どれもよかったけど、ラブロマンスの雰囲気があれくらい「ちょっとしたエッセンス」って感じだったのが一番評価高いかもしれん……。
こういう、独自世界観がしっかりしている作品だと、途中でいきなり「ラブストーリー」が挟まりゴリゴリにそれが出てくると急に冷めたり萎えてしまうことってありませんか……? あれ? ない……?(もちろん最初から恋愛物語だったら話は別よ!)
せっかく今まで世界観をどっぷりインストールしてたのに、恋愛が出てきた途端、世界観をほっぽり出し「ふたりだけの世界~めくるめくらんでぶ~」ってなるやつがたまにあるんですが、それが私はちょっと苦手だったりするのであった……その点、今回のテーマの一つでもある「大切な人を守りたい」という軸の一つに恋愛がある、くらい控えめに恋愛が登場するの、個人的にちょうどよかったのでありがたかった……っ!

■まとめ■

もうなんか何を書きたかったのかよくわからなくなってきた。それくらい、感想をただただ書きなぐってしまいました。読みづらい記事だろうなぁ……すみません!笑
でも、めっちゃ好きな舞台のキャラクター語ったり、感想記録まとめるの久しぶり過ぎてとても楽しかった……。
雑なまとめをすると、

①キャラの魅力
→絶対推しがひとりは見つかる?! 18キャラクター
②物語の面白さ
→群像劇としての面白さや、伏線回収の気持ちよさと演出の良さ
③バトルアクションのカッコよさ
→殺陣の迫力最高
④笑い、シリアス、恋愛のバランスの良さ
→特にキャラクター起因のギャグと恋愛パートのバランスが良かった

こんな感じかしら……。
少しでも魅力が伝わったらいいな!
私のこんな文章よりも、百聞は一見に如かずなので配信を見る事をおすすめしますが、まだWEBには案内が出てないかな……?(出たら追記するつもり)(というか、思いついたらまた追記します)

さいごに。
素晴らしい舞台で旗揚げされた劇団「Ad-Colors」さん、それからご出演された俳優陣、スタッフさんたちへ!
本当に本当に大好きな舞台でした!
ぜひ、いつか再演してくれたら嬉しいです!
現場の臨場感、また味わいたいです!
そして、これからの皆さまの活躍を祈念し、結びとさせてください!
次回は3月に大正ロマン的な和舞台をやるといううわさも?! 
楽しみにしております!!

■追伸ブロマイド買ったから自慢させてくれ■


当初は、ブロマイドを提示しながらキャラ紹介しようと思ったんだけど、公式のTwitterの方が分かりやすかったのでそっちを採用してしまいました……

とはいえ、せっかく袋から出して撮影したので自慢したい。テキストだらけで疲れた目を癒しがてら(?)、見て行ってくれよな。

全キャラ購入。ブロマイド販売あるとは!ノーマークすぎて、現金持ってなくて焦った!汗 もう少し買いたかったけど、キャラコンプはできたのでまぁヨシとしよう……。(余談だが、皆AとかBとかCとか、セットが色々ある人は写真がセットによって違うらしく。選ぶ時間もなかったし全部Aで買ったんだけど、エメレットは中でもボディビルポーズとってるやつがいい!ってAセットじゃないのを買いましたw)
姉妹組。かわいいしカッコイイ。

アイザックのブロマイドは嬉しくなって動画を撮る始末…

現実世界組バディ。アイザックもいいが、エメレットも大好きってことはギャグキャラ好きになりがちなのか…?
ずるい。非常にずるい。いい男すぎる。瞳が青いキャラがいるなんて聞いてない(すき)。
途中荒野(?)で迷子組(?)。いや、迷子はシャルロットだけかwニーナ……守りたい、この笑顔……とか言ったらムサシに切られそうw
システム組。どれもいいが、マーティンはNPCズラと、アイザックの親友ズラが一緒になっててよき。
どうしてもこのふたりで撮っておきたかったやつ……。エイル……うぅ、エイルちゃんが……というか、ソフィちゃんのこの銃構える姿かっちょいいよな萌え……
この2キャラほんとよかったよな~! 作品の深みが増す上に世界観の補足されまくりで、世界観の背景とかの妄想がはかどる! ありがとう!
大親友組。マーティン……マーティ~~~~~ン!!!!!!!!!(´;ω;`)ウッ…
最強組! カワイイ上に強い! 最高オブ最高!


以上、ブロマイド自慢でした!
アクキーの通販とかはしてくれないのかな~WEB配信の案内と共に、通販のお知らせとかあれば嬉しいな~(と言うだけタダなので言ってみるw)

おわり。


この記事が参加している募集

私の推しキャラ

舞台感想

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?