見出し画像

[詩]愛の華が、溶けて消える前に

アナタが好きだ……とかいう
舌っ足らずな、愛を絡めるのは
あまりに難しすぎて

桜のカーテンで姿を隠して
身体の中で弾ける 気泡を
誤魔化しながら 弁当に混ぜて
全部 夜空に 隠してしまいたい

なんて想う 酔いどれは私

あぁ、ホントに愛って
自分本位で すごくすごく一方方向の
永遠に周り続ける 方位磁石みたいで
キミを永遠に捕まえて居られないかなぁって

溶けてくアタマで考える

鼻を燻る 花の蜜
焦って 絡まって 破いた
黒のストッキング
間違って 私が引っかかった

キミが笑う
私は君の肩を抱く

「……」

絡まった足を解いて

今度こそキミを捕まえさせて

#ほろ酔い文学

この記事が参加している募集

スキしてみて

ほろ酔い文学

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?