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ネガティブな人は実は努力したくないだけの人かもしれない!?

ネガティブな人というのは過去の嫌なことにこだわり過ぎている人のことです。

ひと言で言い表わすと本当にその通りで、未来を不安に思う人というのは過去の失敗や辛かった経験の記憶を引きずっていて、また同じようなことや、もっと酷いことが未来に起きるのではないかと考えているものなので、ネガティブな人というのは過去のネガティヴな経験にこだわり過ぎている人であると言っても決して過言ではありません。

たとえるならば、毒親に育てられた過去を持つ人を引き合いにすると、やはり多くの人達は今の自分の人生が上手くいかないことや前向きになれないことを毒親に育てられたからであると理由づけしています。

嫌なことがあったから前向きになれないのではなく、嫌なことがあったことを理由にして前向きになりたくないが正解です。

嫌なことがあったからこそ、今の安穏とした生活をありがたく思うこともできますし、嫌なことがあったからこそ学べたこともある。

過去に嫌なことがあったから、どうせこれからも嫌なことしか起こらないと考える人もいれば、過去に嫌なことがあったけど、きっとまた良いことも起きると考える人もいます。

両者の違いはなんでしょうか?同じ世界に住んでいて、なぜ二つに分かれるのか考えたことはありませんか?
答えは実はシンプルで、本人の信条の違いでしかありません。
どう信じているのかどうかという話でしかないのです。

カウンセラーのような相談を受ける立場であっても、本人が自分は毒親に人生を狂わされたのだと強く信じているとなると、そんなことありませんよとはなかなか言い出せないところでもあります。

なぜなら、長年、毒親のせいで自分は辛い思いをしている被害者であり何の落ち度もないのだと考えることで自分の失敗や未熟さを正当化して心の均衡を保ってきた人が、いつまでも親のせいにしてはいられないなと気持ちを切り替えたり、自分の捉え方と努力次第で人生は変えられると考えを改めることなかなかむずかしいことです。

それを相談を受ける立場のカウンセラーが親のせいではないと話したところで拒絶してカウンセリングに来なくなるのがオチなのです。

ひたすらに可哀想な自分に共感してくれて、親のせいで人生を狂わせた自分を正当化してくれるカウンセラーを探し求めるか、お薬に頼ることで生きることになるのです。

自分の意思で、これまで自分が「当たり前」だと思っていたことを見直す勇気が必要なのです。嫌な人や嫌なことが世の中にあるのではなく、その人や物事を嫌だと感じる自分がいるだけのことなのです。

つまり、もしかしたらこの人はそれほど嫌な人じゃないかもしれない、良いところはどんなところだろう?、そんなにこれって悪いことなのかな?良いところもあるかもしれないな。などと、自分がネガティヴでしかないと思っていたことを中和したり、ポジティブに捉え変えてみたりです。

もちろん、どうしても好きになれないことや賛成できないことも人間なのでありますから、それはそれで仕方ないとして上手く嫌なことから離れるなり過度なストレスにならないように我慢する術を身に付けることも時には必要になることでしょう。

以前、躁うつを患う人へ人生は常に今よりも良い状態を目指して少しずつ今を改善していくことで良くなっていくものです。
いきなりガラリと変えることはできませんが、今よりもより良い自分になろうと少しずつ努力をしていけば、必ず変われますよと伝えました。

しかし、この方は、今よりも良い状態を目指して努力してもどうせまた落ち込んで今までやってきたことが全部無駄になるんだ!とおっしゃってました。

こんな風に、ネガティブなことを断定的に言い切っては決めつけてしまっている心に問題があります。

この世界で確実なことなんて何一つなくて、全ては自分がどう思うのかによって決まります。

上手くいくと思い込むのか、上手くいかないと思い込むのかの違いでしかないのです。

どうせなら、上手くいくと思い込んでいれば上手くいく可能性が高まるものなのです。

しかし、実際にはこういう風に努力しても無駄になるとか、失敗することが怖いと感じている人は自己肯定感が低い割には自己愛が過剰に強くなっていて、自分が守っている「やればできる自分」のイメージを守ろうとし過ぎて身動きが取れなくなっていることが多いのです。

生きていれば良いこともあれば悪いこともあり、スポーツの試合にしても仕事にしても、上手くいく時もあれば上手くいかない時もあるのは当然のことです。

努力の質や量の問題ではなく、タイミングや運などの巡り合わせによって結果が決まる要素が多いので、自分の反省点を見つけることは大切ですが失敗したからって自分が無能だとか無力だと自分を責めてはいけないのです。

むしろ、自分に対して養育的な態度を取って自分で自分を励まして、改善点を優しく教えてあげるようなスタンスであってください。

何か上手くいかなかったとしても努力はした分だけ自分の糧になりますから決して無駄にはならないのです。

むしろ、どうせやっても無駄だとやる前から決め込んで塞ぎ込んだまま何もしていない方がよっぽど無駄です。

何かが上手くいかなくても、努力さえしていればそこで身に付いた知識やスキルによって別の形で報われることは少なくありません。どんな過去も経験も、それ自体には何の価値もなく、今の自分がどう意味を与えるのかによって過去の経験の価値は決まります。

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