みあ

フランス・ギャルが大好きなただの主婦です。忘れかけのフランス語と格闘しながら歌詞の翻訳…

みあ

フランス・ギャルが大好きなただの主婦です。忘れかけのフランス語と格闘しながら歌詞の翻訳やギャルに関するエピソードを紹介しています。ネットを駆使するニワカファンですのでその点はご了承下さいませ。 某国立大学文学部フランス文学専攻卒、現在はアラフォー。若干オタク気質です。

最近の記事

フランス・ギャル名曲選③夫婦共作時代前期(1974〜80)

 ※ヘッダー画像はgetty imageより、おそらく1977年頃のギャルと夫のミシェル・ベルジェ  前回に引き続き、「フランス・ギャル名曲選」と題して、個人的な好みで選曲したギャルのさまざまな曲を一気にご紹介したいと思います。今回からいよいよ夫ミシェル・ベルジェとの共作時代、フランス本国での人気に反して日本ではあまりにも知られていない、「フランス・ギャルの本当の黄金時代」に突入です。好きな曲が多すぎてなかなか絞りきれなかったので、この記事では夫婦共作時代を「1974〜80

    • フランス・ギャル名曲選②人気低迷期(1969〜73)編

      ※ヘッダーはgetty imageより、おそらく70年頃のギャル。  前回に続き、「フランス・ギャル名曲選」と題してヒット曲や名曲、マイナーだけど個人的に好きな曲、レアな曲など、ギャルのいろいろな曲を3つの時期に分けて一気にご紹介していきたいと思います。今回は「②人気低迷期(1969~73)編」です。  一言お断りを入れておくと、「人気低迷期」とわかりやすく表現してはいますが、実際のところはそこまで落ちぶれていたかというと微妙なところでは?と多少疑問に思います。確かに19

      • フランス・ギャル名曲選①アイドル(PHILIPS)時代編

         ※ヘッダー画像はgetty imageより  ※だいぶ間が空いてしまったこともあり、予定を変更して記事を書いています。ご了承ください。  フランス・ギャルは1963年に16歳の若さで歌手デビューし、フレンチロリータのアイコンとして世界各国で一世を風靡しました。その後1970年代半ばには本格シンガーに転向し、フランスポップス界で輝かしいキャリアを築いた…ということはこれまでの記事で何度か紹介した通りです。    これからしばらくの間「フランス・ギャル名曲選」と題して、ヒッ

        • 【エピソード紹介】フランス・ギャルと幻の企画(映画編)

           今回はフランス・ギャルの芸能活動における、いわゆる「幻の没企画」を取り上げたいと思います。前回の記事で「エルトン・ジョンとのアルバム企画がギャルの妊娠が理由で没になった」と書きましたが、ギャルの伝記や活動当時の雑誌の記事などを読むと、他にもかなりの数の「実現しなかった幻のプロジェクト」の存在が伺えます。中には「もしこれが実現していたら凄いことになっていたのでは…?」というものもありますので、かいつまんでご紹介したいと思います。また別の内容を紹介する記事も書く予定ですが、今回

        フランス・ギャル名曲選③夫婦共作時代前期(1974〜80)

        • フランス・ギャル名曲選②人気低迷期(1969〜73)編

        • フランス・ギャル名曲選①アイドル(PHILIPS)時代編

        • 【エピソード紹介】フランス・ギャルと幻の企画(映画編)

          【エピソード&曲紹介】フランス・ギャルとエルトン・ジョン

          ※ヘッダー画像はamazon.frより  前回「フランス・ギャルとエルトン・ジョンが1980年にデュエット曲を出した」という話題が出てきたので、今回はその曲及びエピソードに関して記事を書きたいと思います。  エルトン・ジョンといえば"Your song"(君の歌は僕の歌)や、映画"SING"の挿入歌としても有名な"I'm still standing"(アイム・スティル・スタンディング)など数々のヒット曲を持つ、超大御所シンガーソングライターです。洋楽にあまり詳しくない私

          【エピソード&曲紹介】フランス・ギャルとエルトン・ジョン

          【歌詞翻訳・解説】Il jouait du piano debout(1980)【フランス・ギャル】

           昨日1月7日は1960〜80年代に活躍したフランス人歌手、フランス・ギャルの命日でした。(2018年1月7日没)享年70歳、まだ亡くなるには早かったと思わずにはいられません。彼女は天国でも夫ベルジェと共に歌っているでしょうか…。ご冥福をお祈りいたします。  さて、今回はこれまでの記事でも何度か紹介した名曲"Il jouait du piano debout"(彼は立ったままピアノを弾いていた、1980)を取り上げたいと思います。  日本でフランス・ギャルといえば、真っ先

          【歌詞翻訳・解説】Il jouait du piano debout(1980)【フランス・ギャル】

          【国立大学文系】フランス語学習の思い出

           今回は少しフランス・ギャルの話題から離れて、自分の大学でのフランス語・フランス文学学習の思い出を書いてみたいと思います。今から20年弱前の話になります。なお、フランス文学を専攻する学生の数はそれほど多くないと思いますので、特定防止のため若干のフェイクを入れております。予めご了承ください。 第二外国語として  プロフィールにも書いていますが、私は国立大学の文学部を卒業しています。  おそらくどこの大学の文系学部でも入学直後に「第二外国語」を選択することになると思いますが

          【国立大学文系】フランス語学習の思い出

          【歌詞翻訳・解説】Poupée de cire, poupée de son(夢みるシャンソン人形、1965)【フランス・ギャル】

          ①概要  このnoteでは主に「アイドル時代以降のギャル」についての話題を投稿するつもりですが、アイドル時代の有名曲やエピソードに関しても時折盛り込んでいく予定です。  今回はアイドル時代のギャルを代表する曲"Poupée de cire, poupée de son"(夢みるシャンソン人形)を取り上げたいと思います。この曲は日本でもヒットした非常に有名な曲ですので、「フランス・ギャル」の名前を聞いたことがなくても、「夢見るシャンソン人形」というタイトルを知らなくても

          【歌詞翻訳・解説】Poupée de cire, poupée de son(夢みるシャンソン人形、1965)【フランス・ギャル】

          【フレンチポップス】Michel Berger(ミシェル・ベルジェ)について

          ①概要  アイドル時代以降のフランス・ギャルについて語る上で欠かせないのが、作詞作曲家兼プロデューサーであり、ピアニストであり、自身も歌手であり、ギャルの夫でもあったMichel Berger(ミシェル・ベルジェ、1947-1992)の存在です。  私は最近までベルジェのことを全く知らなかったので、このような記事を書くのも非常に烏滸がましいと思うのですが…。彼の日本での知名度は「知る人ぞ知る」といった感じかと思いますが、本国フランスでは「1970〜80年代のフランスポップ

          【フレンチポップス】Michel Berger(ミシェル・ベルジェ)について

          【歌詞翻訳・考察】Si l'on pouvait vraiment parler(1974)【フランス・ギャル】

          ※多分に推測を含む内容となっているので、ご了承の上お読みいただくことをお勧めします。 ①概要    前回に続きミシェル・ベルジェ作詞作曲の初シングル"La déclaration d’amour"(愛の告白)から、B面曲"Si l'on pouvait vraiment parler"(もし本当に話せるのなら)を取り上げたいと思います。  こちらはシングルB面曲として発売されたものの、その後長年にわたってアルバムに収録されたりCDとして再発売されることはなく、フランスで

          【歌詞翻訳・考察】Si l'on pouvait vraiment parler(1974)【フランス・ギャル】

          【歌詞翻訳・解説】La déclaration d’amour(1974)【フランス・ギャル】

          ※今回の記事はフランス・ギャル&ミシェル・ベルジェ夫妻の馴れ初めに重点を置いた内容になっております。ご了承の上お読みいただくことをおすすめします。 ①概要  今後は個人的に気に入っている曲に関するエピソードや歌詞の翻訳を不定期で投稿していく予定です。  なお、このnoteのテーマは「語学」ではなくあくまで「フランス・ギャルの音楽、人生、エピソード紹介」ですので、歌詞に関しては「正確さ」より「雰囲気重視」で翻訳しています。予めご了承いただければと思います。(あまりにも…な

          【歌詞翻訳・解説】La déclaration d’amour(1974)【フランス・ギャル】

          フランス・ギャルの人生〜「夢見るシャンソン人形」のその後〜【簡略版】

           まずは、簡単にフランス・ギャルの経歴を「主にアイドル時代以降に重点を置いて」まとめたいと思います。これは簡易版であり、後で詳しい記事を追加して補足していく予定です。 ①生い立ちと「アイドル」としての成功  日本でもヒットした「夢見るシャンソン人形」で有名なフランス人歌手、France Gall(フランス・ギャル)は1947年パリ生まれ。ちなみに本名はイザベルで、フランスは芸名だ。父はシャルル・アズナブールやエディット・ピアフ等、人気シャンソン歌手への提供曲で有名な作詞家

          フランス・ギャルの人生〜「夢見るシャンソン人形」のその後〜【簡略版】

          私とフランス・ギャル(自己紹介②)

           初めに少し自分の話をしたいと思います。  もう15年以上前の話ですが、私は大学時代某大学の文学部でフランス文学を専攻していました。  入学時に第二外国語としてフランス語を選択した理由は「漫画『ベルサイユのばら』が好きだったから」とか、「フランス語の響きがなんとなくオシャレだから」「中国語等アジア圏の言語は人気で定員に入れなかった」「ドイツ語やロシア語は難しすぎて無理そう」等だったと思います。正直に言うと、フランス語やフランス文学に対する熱意や関心は元々そこまで高くありま

          私とフランス・ギャル(自己紹介②)

          はじめに(自己紹介)

           初めまして、みあ と申します。  こちらのnoteでは、私の好きなフランス人歌手France Gall(フランス・ギャル、1947-2018)についての話題を書いていきたいと思っています。好きな曲の解説や歌詞の翻訳、彼女の人生に関するエピソード紹介など、幅広い内容になる予定です。  なお、私は一応大学4年間フランス語を専攻していますが、もう15年以上昔の話ですし、音楽は好きな方ですが専門的な知識はほぼありません。なるべく正確な情報を書けるよういろいろなサイトや動画、書籍

          はじめに(自己紹介)