宣伝会議 編集ライター養成講座46期の有志メンバーによるマガジンです。 【出題中のお題】 A. 好きな色について B. これって私だけ? C.フリーテーマ 上記3つから1つ選んで投稿。
先日、知人の結婚式に参列し、小麦アレルギーに対応したお食事を用意してもらいました。 すべてが美味すぎたので写真と共に紹介します。ありがとうKKRホテル東京。 ・オマール海老と帆立貝のマリアージュ サラダ仕立て ソースに小麦が含まれていたのか、ソースなしで運ばれてきました。ソースの代わりにオリーブオイルと塩が用意されており、好きな量を自分でかけていただきました。 この時点で新郎新婦の入場を見て短い挨拶を聞いただけですが、早くも食事のことしか考えられなくなっています。 ・アワ
オタクくん。鉄道を愛するオタクくん。 鉄道が走るところなら、どこにでも生息しているオタクくん。 もちろん、長野県の松本駅と新潟県の糸魚川駅を結ぶ大糸線にだって、オタクくんは現れるんだよ。 *** 松本からリゾートビューふるさとに乗ると、隣の席に、カメラの設定変更に余念がないオタクくんが座っていた。 なぜ彼がオタクくんだとわかるのか、そんなことは説明するまでもない。 オタクくんは、その全身から、オタクくん特有の輝きを放っているのだ。 わたしは、オタクくんが後面展望エリアに
グルテンフリーとは、小麦や大麦などの穀物に含まれるたんぱく質(グルテン)を摂取しない食生活のことだ。 パンや麺類という、ごくありふれた食べ物が日々の食事の選択肢から消えるので、なかなかハードルの高い取り組みだと感じるだろう。 しかし、小麦アレルギーを発症したり、小麦を食べると体調を崩してしまう体質になった人々は、やむを得ずグルテンフリーにしなくてはならない。 そんな彼らにとって、グルテンフリーの食品を取り扱う専門店は、生活の支えであるとともに、心の拠り所となっている。グ
シベリアの街・イルクーツクの8月は、凍える大地というロシアのイメージとは裏腹に、昼間になると気温が25度まで上がる。通りを歩くと、乾いた風が肌をなでて気持ちがいい。 2017年、留学でイルクーツクを訪れた筆者は、語学学校の授業が終わるやいなや教室を飛び出し、足が疲れるのも構わず街を歩きまわっていた。気持ちのいいお天気のなか散歩したくなるのは現地のロシア人も同じようで、店に入って買い物をするわけでもなく、みな通りをうろうろしている。 そんな人々をターゲットにしているのだろう
「津山ってのはな、気味が悪(わり)ぃんだ」 祖父が声を潜める。 「あそこに長いこといたら気が狂っちまう」 旅先の話を何度も繰り返す祖父だが、 津山に関しては、これっきり口にしたことがない。 それで、どうしても津山が気になって、行くことにした。 *** 7月上旬。 岡山駅で新幹線を降り、津山線に乗り換えた。 車両が古い。天井に扇風機がついているので、冷房がないのだと早合点し、これは真夏になったらかなわんぞと恐ろしくなった。 しかし、岡山駅を出ると、扇風機ではなく冷
昔から、見ず知らずの年配の人に話しかけられることが多い。 北海道の帯広で、おばあさんに話しかけられた。 *** どこからいらしたの?東京? タウシュベツを見にきたの?あらそぉ~~~最近多いのよ、 ついこないだはバスで4台も来てね、そこの駐車場にズラ~~~っと来てね すごいのね最近タウシュベツが人気ねぇ、 みんなタウシュベツタウシュベツって リピーターの方なんかもいるのよ、その人は岐阜から毎年来てね、 あなたたちどこに泊まるの?プラザ緑
「フォアグラって店で食べたらひと切れ4,000円とかするじゃん、でも自分で買ったら安いんだよね」 友人Aの家に遊びに行くと、真空パックされた薄橙の塊があった。 「フォアグラを自分で調理して食べることができる!これが本当の贅沢」 真空パックを開封し、塊をまな板の上に出す。 「フォアグラを自分で調理する場合、お好みの厚さにカットできる!」 包丁を当てた瞬間に弾力を感じるが、滑らかに切れていく。 「フォアグラを自分で調理す
筆者、湯治デビュー 先日、初めて湯治に行きました。 温泉地に長期間滞留。 これは、温泉好きなら、一度は憧れることではないかと思います。 特定の疾病の温泉療養。 昨今、労働のストレスで不眠症に悩まされている人も多いのではないでしょうか。 湯治は、温泉好きの労働者にぴったりですね! この記事では、湯治に必要な持ち物について紹介します。 湯治デビューしたいみなさまの参考になれば幸いです。 なお、湯治に行きたくても仕事を一週間も休むなんてできない、ということであれば、退職を
朝、宿の食堂に入ると、ミルクをあたためた甘いにおいがする。 ほんのり黄色くて、どろどろに溶けたものがお椀に入っている。 スプーンですくって口に入れると、やさしい甘さがじんわり広がる。飲み込むと同時に全身に染みていく。 これが、ロシアの朝食、カーシャ・ククルーザ(とうもろこしのお粥)である。 *** バイカル湖に浮かぶそこそこでかい島・オリホン島の観光で、わたしは心が擦り減っていた。同行者のドイツ人・マーリン(仮名)と行動を共にすることが、とにかく苦痛だったのである。