新卒1年目、私はこうして適応障害になった。【原因/症状】
前回の自己紹介、読んでくださった方々、ありがとうございました。
何もできなかった日々から、一歩前に進んだ気持ちです。
まだの方は、こちらも合わせて読んで下さったらうれしいです🌸
今回は、新卒1年目で早期離職した私が、
適応障害を発症した経緯について、
発症までに出ていた症状などを踏まえて書いていこうと思います。
同じような症状で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
1.なぜ、適応障害になったのか?【原因】
【職場環境】
①新卒で配属された時期は、チームが忙しい時期だった。
こればっかりは、誰のせいでもありませんね。
とはいえ、そのため約3か月の放置プレーだったわけです。
新卒1年目の私は、「これが社会人か」という想いから、
「自分から仕事を探さないと」
「何をしたらいいんだろう」
と空回りする日々が続きました。
周りの同期は、先輩から指導を受けているのを横目に、
私はただひたすら1人で自習をする毎日。
「これでいいんだろうか?」と不安な日々が続きました。
②教育担当の先輩への苦手意識
人間関係というのは、どの職場であっても付き物だとは思います。
先輩は、前述のとおり指導はおろか、「察して動け」という雰囲気がありました。
「社会人ならこれに耐えなければ」という想いはあったものの、とはいえ、少し陰湿な部分もあったのかな、と思います。
例えば、
・不満や悪口を、あえて本人に聞こえる場所で言うことで直させようとする。
・仕事ができない人への過度な批判。
・ミスだけを探して徹底的に批判する。 など。
この様子を日々近くで見ていた私は、どんどんと委縮するようになり、
「自分はもっと頑張らないと」とさらに自分を追い込むようになりました。
【自分の性格】
①HSP
思えば昔から、周囲の環境に敏感なところがあったな、と思います。
例えば、
・周りに人がいる環境で集中ができない。
・電話が鳴り響く、広いオフィスが苦手。
・母の家事の音の大きさの違いで、機嫌の良し悪しを推測する。
などです。
特に前職では、イライラしている人が周りに多く、
そのたびに、「私が何かしたかな・・・」と委縮していました。
②「べき思考」
「電話は必ず新人がとらなくてはいけない」
「率先して仕事をもらわないといけない」
そんな「べき思考」で自分をどんどん追い詰める日々が続きました。
周りの同期たちを見ていると、言われるまで動かない人も案外多かったのです。
しかし、放置プレーのなかの私は、
「何かしないと」という気持ちが日々膨れ上がり、
「何もできていない自分は、この会社にいるべきではない」と自分を追い詰めていたのだと思います。
③「0/100思考」
「怒られたらだめだ」
「退職したら人生終わりだ」
などと、何事も極端に考えてしまう癖があります。
これは以前から悩まされていた性格ですが、
思考の癖はなかなか治りませんね…。
この性格もあって、自分を追い詰める思考がさらに加速してしまいました。
2.どんな症状が出たのか?【症状】
そんな環境に耐える中で、だんだんと症状が出始めました。
しかし、「まだ1年もたってないし」「まさか私が」という想いもあり、
症状に自覚するまで、時間がかかってしまいました。
ここでは、症状が現れた順にリストアップしていこうと思います。
【①涙もろさ】
これは、一番分かりやすく表れた症状だと思います。
例えば、
・上司と話そうとすると涙が止まらない。
・会社で、イスに座っているだけなのに涙が出てくる。
・家にいても、仕事のことが頭をよぎると、嗚咽が出るほど涙が出る。
など、振り返れば毎日のように泣いていました。
【②食欲の変化】
初めは、ストレスや緊張で食事がほとんど取れず、体重も減少しました。
それがいつからか、苦しいと思うまで食べないと満足できず、
毎日気持ち悪くなるほどに、大量の食事をとるようになりました。
【③髪が抜ける】
これは髪の毛を洗ったり、乾かしているとき、
また、掃除機をかけているときなどに気づきました。
「こんなにたくさん髪の毛って抜けるんだっけ?」
このあたりから、体の異変を認識し始めました。
【④飲酒量の増加】
以前からお酒は好きでしたが、とはいえ、一人で飲むような習慣はありませんでした。
それが、いつのまにか週に一回のビールが毎日になり、
気付いた時には毎日、眠るために日本酒を大量に飲む日々が続きました。
そして必ず、お酒をのんだあとには、甘いものを大量に摂取するようになり、体重の増加でも自己嫌悪をする日々でした。
【⑤耳の痛み・頭痛】
お酒や食事で不摂生をつづけたからか、
体も次第に悲鳴をあげるようになりました。
特に、片耳のなかが腫れて聞こえにくいような感覚が
毎日出るようになりました。
現在も耳には症状が出ており、治療を継続しています。
またそれに伴って、頭痛もひどくなり、
仕事に集中することが次第に難しくなりました。
【⑥激しい動悸】
特に人前に行くと、この症状が出るようになりました。
話しやすかった先輩たちの前でも、動悸が止まらなくなりました。
最終的にはオフィスに行くことができなくなり、お休みをいただくことになりました。
また、都内の駅など、人が多く行き来する場所などでも、動機や息苦しさが強くなり、身の危険を感じたことがありました。
特にスーツを着た人や、先輩に似た人を見かけると症状がひどくなっていた気がします。
3.おわりに
この記事は、適応障害を経験した一個人の意見です。
私は専門家ではないですし、あくまで体験記として、お読みいただければと思います。
適応障害は、上記のような症状が出つつも、
ずっと気分が落ち込んでいるわけではない、というのが
特徴だと思います。(個人差はあると思いますが)
だからこそ、はじめのうちは、「まさか」という想いが強く、身体の症状から目を背けようとしていました。
また、元気な時もあることや、新卒1年目ということもあり、
「たったこれだけで?」「甘えなんじゃないの?」という、第三者の声が、ずっと心の中にありました。
とはいえ、症状がさらに悪化してからでは、治療が難しくなると思います。
今、おなじような症状を抱えている方には、
ぜひ身近な人に相談することや、心療内科・精神科の受診を考えてみてほしいです。
私自身、Noteを書いていて、当時の状況を改めて振り返ると、「自分が自分ではなかったな」と思います。
仕事を辞めずに続けていたら、と思うと怖いくらいです。
今では、会社をやめることを決断できてよかったな、と思っています。
これからこのnoteでは、離職してから参考になった書籍や動画なども、
紹介していこうと考えているので、フォローしてくださると嬉しいです。
趣味のことや、ゆるい日記も書いていこうかな、と思っています。🖼️
それではまた、お会いしましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。☕
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