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芸術・ファッションと人の関係

皆は、ファッションについて深く考えた事はあるだろうか、私は物事からその関係や規則性を見つけるのが好きで、よくファッションと人の結びつきについてよく考えている。今回は私の考えるその関係について書いてみようと思った。
私は普段から着るブランドがほとんど限られていて、殆どはYohji Yamamotoで、たまにDiorやAlexander Mcqueenを着るぐらいだ。私がこれらのブランドを好んで着る理由として一貫しているのは強い自分でありたいが故に人に弱さを見せるのが苦手だからだ。
Yohji Yamamotoはデザインやそのスタイルを見ると非常に無骨で、固定概念に囚われない自由さと力強さを感じさせる服だが、それを身に纏っている人からはどこか弱さを隠していたり、哀愁を感じさせるものがある。これが私の生き方にマッチしているから惹かれて着るようになったのだと思う。
私はたまにDior hommeも着るが、このブランドも健康的な男性というよりも、スタイリッシュで
セクシーだがどこか物憂げで鬱屈としていて、
色気と弱さを感じさせるような雰囲気を持っていて、
私はその雰囲気に惹かれた。
Alexander Mcqueenもまた独創的なデザインやブランドのバックボーンから気品と狂気を感じられ、私はそれに惹かれて着ている。
私はADHDとの併発で双極性障害という精神疾患を患っており、常に自我が不安定な状態で今を生きているが、それを言い訳に弱さをさらけ出したくは無いから自我の不安定さや自分の世界観にマッチしていて、自分の持ち得なかった強さを補える服を着て生きている。
私にとってはオシャレではなく私の生活の為の服だ。
こういった芸術と人の結び付きはファッションだけにとどまらず、アートや音楽にも大きく関係している。
例えば精神疾患やパーソナリティ障害を持った人が描いた作品はとてもアバンギャルドで狂気的なものが多かったり、LSD等の意識に変革をもたらす幻覚剤を使ったミュージシャンの創る音楽が非常に独創的だったり、どの分野でも人の精神と芸術の関連性は切っても切り離せない事がわかるだろう。
私はこれらの事を考えて、ファッションや芸術は人の精神や生き方そのものに深く関連していると捉えるようになった。
皆も時間がある時、自分が何故この色、ブランドに惹かれたのか、なぜこのアート、音楽に惹かれたのか、芸術とはなんなのか、考えて見てほしい。人の価値観は人それぞれであって全て素晴らしいものだと私は思っている。考えがある方は是非その考えを私に聞かせて欲しい。


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