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2022年5月18日~19日 一人でいることの魅力

【5月18日】
高校入学後、学校生活・集団生活が苦しくなり、不登校になった。通信制高校に移ったが、通学は週に1度。残りの日は近所の図書館で本を読んで過ごした。もちろん友人などいない。

大学でも基本的に一人だった。サークルをいくつか見学したが、いずれも気に入らなかった。教室と図書館を往復するキャンパスライフを送った。

大学生活は楽しかった。一人で過ごしたおかげで、学問、思考、想像の世界を深く味わうことができた。

一人の時間は豊かな時間だ。友人の隣で本を読む場合、気持ちを本と友人の2ヶ所に向ける必要がある。それに対して、一人で本を読む場合、本だけに集中できる。

何かを考えたり、どこかを歩いたりする時も同じだ。誰かと一緒にいると、自分を2つに分散しないといけない。一人でいれば、自分のすべてを自分の好きなものに注ぐことができる。

私は高校時代に、一人でいることの魅力に気付いた。一人でいると、心の中で誰かを独り占めできる。その場にいない人でもいいし、もう亡くなった人でもいいし、フィクションの人物でもいい。

植物や自然現象が相手でもいい。昔はよく、南風を受ければハイビスカス、北風を受ければロシア帽などを思い浮かべたものだった。一人でいれば、一吹きの風で夢を見ることができる。

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著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…

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