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(aan,w016,音声動画) 犬と影 / THE DOG AND THE SHADOW

✅英3回+和1回セットです💙画質720p推奨💙

✅このお話の教訓は?(ルビ無)

『犬と肉』『犬と骨』『欲張り犬』『欲張りの犬』等の題名で知られている寓話になります。
昭和期には教育的背景から最初に咥えていた生肉が「盗んで手に入れたもの(→悪行によって得たのだから最後に全て失ったいう展開でしょうか?)」、
或いは「正当に得た生肉(→であっても不注意で失うこともあるという教訓?)」と云った和訳もあったとのこと。
日本では「欲張ると、元も子も無くす」、欧米圏では「全てを欲しがる者は全てを失う」という説明が多い様でした。

私的解釈を披露するなら「影に惑わされるな、ちゃんと確認すべし」と云った読み方をしていますね。
「其れは本物では無いかも知れない」と、まぁ、偶には気にして行動すべきでしょう。
勿論、常にそうする必要性は全くありませんよ?
大きな害にならないと判別のついている件については、其れが神の采配かも知れませんから等の様に適当な理由を付けて敢えて騙されてあげるのも人生を楽しむ秘訣だと思っています。

※ このお話には多くのバリエーションがありますので、ここに書いた教訓が好みでない方々は別の人のお好みの解釈をお選びください。

■ 英文&翻訳和文(ルビ無)

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 THE DOG AND THE SHADOW .

 A Dog , crossing a bridge over a stream with a piece of flesh in his mouth , saw his own shadow in the water , and took it for that of another Dog , with a piece of meat double his own in size .
 He therefore let go his own , and fiercely attacked the other Dog , to get his larger piece from him .
 He thus lost both : that which he grasped at in the water , because it was a shadow ; and his own , because the stream swept it away .

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 犬と影

 或る犬が、彼の口に生肉の一切れを咥えて小川の上の橋を渡っている時に、水の中に彼自身の影を見て、其の影を別の犬が大きさが或犬自身の生肉の2倍の肉一切れを咥えているのだと勘違いして・・・。
 或る犬は直ぐ様彼の咥えた肉片を放し、そしてもう一匹の犬(の影)を猛烈に襲いました、影犬から或犬のより大きい肉片を奪うために・・・。
 或犬は此の様にして両方とも失ったのでした。或犬は水の中で肉片を掴んだのですが、其の肉片はやっぱり影だったのです。そして或犬自身の肉片も・・・、というのも、小川が或犬の放した肉片を押し流してしまっていたのです。

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✅逐語訳&構文解説はこちら

■ このお話の教訓は?(ルビ有)

いぬにく』『いぬほね』『よくいぬ』『よくりのいぬなど題名だいめいられている寓話ぐうわになります。
昭和しょうわには教育きょういくてき背景はいけいから最初さいしょくわえていた生肉なまにくが「ぬすんでれたもの(→悪行あっこうによってたのだから最後さいごすべうしなったいう展開てんかいでしょうか?)」、
あるいは「正当せいとう生肉なまにく(→であっても不注意ふちゅういうしなうこともあるという教訓きょうくん?)」とった和訳わやくもあったとのこと。
日本にほんでは「欲張よくばると、もとくす」、欧米おうべいけんでは「すべてをしがるものすべてをうしなう」という説明せつめいおおようでした。

わたくしてき解釈かいしゃく披露ひろうするなら「かげまどわされるな、ちゃんと確認かくにんすべし」とったかたをしていますね。
れは本物ほんものではいかもれない」と、まぁ、たまにはにして行動こうどうすべきでしょう。
勿論もちろんつねにそうする必要ひつようせいまったくありませんよ?
おおきながいにならないと判別はんべつのついているけんについては、れがかみ采配さいはいかもれませんからなどよう適当てきとう理由りゆうけてえてだまされてあげるのも人生じんせいたのしむ秘訣ひけつだとおもっています。

※ このお話には多くのバリエーションがありますので、ここに書いた教訓が好みでない方々は別の人のお好みの解釈をお選びください。

■ 発音記号付き英文&読み仮名付き和文

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 THEðə DOGdɔg ANDænd THEðə SHADOWˈʃæˌdoʊ

 Aə Dogdɔgcrossingˈkrɔsɪŋ aə bridgebrɪʤ overóʊvɚ aə streamstrim withwɪð aə piecepis ofʌv fleshflɛʃ inɪn hishɪz mouthmάʊθsaw hishɪz ownoʊn shadowˈʃæˌdoʊ inɪn theðə waterwˈɔːṭɚandænd tooktʊk itɪt for thatðæt ofʌv anotherənˈʌðɚ Dogdɔgwithwɪð aə piecepis ofʌv meatmit doubleˈdʌbəl hishɪz ownoʊn inɪn sizesaɪz
 Hehi thereforeðéɚfɔɚ letlɛt gogoʊ hishɪz ownoʊnandænd fiercelyˈfɪrsli attackedəˈtækt theði otherˈʌðɚ Dogdɔgtotu getgɛt hishɪz largerˈlɑrdʒɝ piecepis fromfrəm himhɪm
 Hehi thusðʌs lostlɔst bothboʊθthatðæt whichwɪʧ hehi graspedgræspt atæt inɪn theðə waterwˈɔːṭɚbecausebɪˈkɔz itɪt waswəz aə shadowˈʃæˌdoʊandænd hishɪz ownoʊnbecausebɪˈkɔz theðə streamstrim sweptswɛpt itɪt awayəˈweɪ

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 いぬかげ

 いぬが、かれくち生肉なまにく一切ひときれれをくわえて小川おがわうえはしわたっているときに、みずなかかれ自身じしんかげて、かげべついぬおおきさが或犬あるいぬ自身じしん生肉なまにく2倍にばいにく一切ひときれをくわえているのだと勘違かんちがいして・・・。
 いぬさまかれくわえた肉片にくへんはなし、そしてもう一匹いっぴきいぬ(のかげ)を猛烈もうれつおそいました、影犬かげいぬから或犬あるいぬのよりおおきい肉片にくへんうばうために・・・。
 或犬あるいぬようにして両方りょうほうともうしなったのでした。或犬あるいぬみずなか肉片にくへんつかんだのですが、肉片にくへんはやっぱりかげだったのです。そして或犬あるいぬ自身じしん肉片にくへんも・・・、というのも、小川おがわ或犬あるいぬはなした肉片にくへんながしてしまっていたのです。

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