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2、3月降雨量、観測史上最多 春植え野菜の定植に影響が…

 雨、雨、雨…。2,3日置いてまたまた雨。晴れていても一時的に雨が降ることもしばしば。2月以降、こんな天気が続いている。

 2月から3月初旬にかけ、畑に堆肥と苦土石灰、肥料を施し、耕起した。あとは畝立てとマルチシートを張って、春植えの野菜苗を定植する段取りだった。しかし、その畑が乾く暇がない。

ダムの貯水率は回復したが…

 昨秋の少雨で、生活、農業、工業用水を供給しているダムの貯水率が平年を大きく下回っていた。渇水の懸念もあったが、2月以降の降雨でほぼ満水に回復。恵みの雨でもあった。

 住んでいる地域の2、3月の降雨量と日照時間を気象庁のデータで調べてみた。両月を合わせた降水量は300㎜超。1890年からの統計史上、最多の降水量だ。日照時間も比例して短い。過去20年で5番目の短さ。この傾向は4月に入っても続いている。

進まない畑の準備

 このような天候が続くと、畑の準備が進まない。土が乾きかけたところに雨が降る。一昨年前まで水田だった土地。ぬかるみに足を取られながら、排水溝を切るのだが、畝間にたまった水がなかなか抜けない。

 水分を多く含む状態のままトラクターで耕してしまうと、いわゆる「練った」状態になる。ハンバーグ作りで肉をこね、空気を抜くのと似通っている。これでは、乾いた後に土が硬化し、植物は根を伸ばすことができなくなる。当然、成長しなくなり、いい作物はできない。

成長する苗との板挟み

 一方、育苗ハウスの中で、スイートコーンの苗がすくすくと育っている。早く定植しなければ老化苗になり、定植後の成長に影響が出る。

 両者の板挟み。2週間天気予報を何度も見る。明日から1週間は「おひさまマーク」が並んでいる。チャンスはこの週末しかない! 天気予報が当たることを願うばかりだ。

(あぐりげんき通信)

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