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『自明性を疑え』-シュッツに学ぶ-

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アルフレッド・シュッツ▶︎オーストリアの社会学者、哲学者|彼は言った、『自明性を疑え』と。その使命を受けた“あいの気まま”が数々のトピックを考察するマガジン!!
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記事一覧

【第2回 自明性を疑え】〜包摂と排除〜

【第2回 自明性を疑え】〜包摂と排除〜


🧐「包摂」と「排除」

一般的な意味は↓

包摂と排除について、とある社会学者が見解を出している。

🧐社会学者ルーマン

ドイツの社会学者《ニクラス・ルーマン》
(1927-1998)

🧐考察

⬇️通常こう考えられているのではないか

しかし、世間的に「善と悪」とされているものを、今1度立ち止まって考えてみたい。

「包摂されていることって、苦しくない?」
「排除されているからこそ、

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【第1回 自明性を疑え】〜虹は何色?〜

【第1回 自明性を疑え】〜虹は何色?〜


🤔初めに~虹は7色ではない~

最初のテーマは『虹は何色?』です

『虹』を思い浮かべるよう言われたら、『7色』と答える人がほとんどでしょう。日本に住む身としては、『虹が7色なのは常識!』と考えがちです。
(一般的に「赤・橙・黃・緑・青・藍 ・紫」)

しかし世界基準で見ると、それは非常識にあたり、共通認識ではない事が分かります。

その中でも、南アジアのバイガ族は2色と捉えることに驚きました

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【はじめに】『自明性を疑え』-シュッツから学ぶ-

【はじめに】『自明性を疑え』-シュッツから学ぶ-


自明性=当たり前、常識、ステレオタイプ

常識=『ある社会で、人々の間に広く承認され、当然もっているはずの知識や判断力』(三省堂 大辞林)

その常識について考えたことはあるか??

これはマガジン化したい、シリーズで続けていきたいと思う。

このテーマの際は、私が提示する『当たり前』をもう一度問い直してみたという投稿です❕

アルフレッド・シュッツ(1899-1959)

オーストリア生まれ、

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