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あいさつはとっても大事
パリのおしっこおじさん編
まだ通貨がフランだった90年代半ばのフランスでの話。ボルドーの美術学校の学生で毎日が楽しく、ようやく酒場のフランス語にも慣れてきた頃だった。
学校が休みになると美術館巡りを口実にちょくちょくとパリに遊びに来ていた。良く泊めてもらったのはパリ出身のクラスメイト、ロゼンヌの実家だった。彼女とは不思議と気が合い、今でもよく一緒に何のあてもなく散歩をする腐れ縁の仲間である。当
はなくそパリジェンヌ
8年ぐらいパリの郊外に住んでいたことがあった。急行はひとつの駅で止まるから、途中で各駅に乗り換えてたどり着くような、東京で言えば小手指みたいなところ。静かで気にいっていた。
で、その頃はパリ市内に勤めていて、30〜45分ほどRER(エール・ウー・エール)という、メトロとは別のパリ郊外へ繋がる電車に乗って通っていた。
ある日の帰り、故障かストか何か分からない理由で電車が止まった。こんなことは毎日