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目標:「精神疾患者が考えるダイバーシティ」出版

こんにちは!
あっこと申します。

私は現在「精神疾患者が考えるダイバーシティ」というタイトルで本を出版することを目標に活動しております。

今日は、私の簡単な自己紹介と精神疾患歴に関して、お話していこうと思います。

🍀自己紹介🍀

あっこと申します。30代前半の女性です。
私は高校時代から統合失調症という病気を患っております。

幼少期は、比較的おとなしい性格でした。
親戚が多くて、従妹とは仲良しでした。近所のお友達ともよく遊んでいて、普通の幼少期を過ごしていたかと思います。ただ、その頃から夜寝るときの寝つきが悪く、今の睡眠障害の前兆があったかと思います。

中学時代までは、とても頑張り屋で、小学生の時は学校のマラソン大会で1番を取りたくて毎日練習をして小学5, 6年生の時には1番を取ることができました。お習字や絵画も得意で、よく賞を取っていました。中学生の時は、中学3年生の時に地元の進学校にオープンキャンパスに行ったらどうしてもその高校に入りたくなって、中学3年生の夏から猛勉強して、地元では偏差値の高い高校に進学することができました。その頃までは、普通の健常者の方と変わらない生活をしていたかと思います。

しかし、高校に入ったくらいから幻聴が聴こえ始めました。弟の友人が家に遊びに来ていて、私の悪口を言っているように聴こえたのです。自分では幻聴と気づくことなく、本当に言われている感覚でした。そういったちょっとした幻聴が社会人になるまでずっと続いていました。それが病気だと発覚したのは、社会人になって転職して、2社目で働いていた時でした。

この病気を持っていたため、高校では健常者の方とどこか違う感覚で生活をしていました。女子高で比較的みんな優しかったので、仲間外れにされるということはなかったのですが、そんな病気を持っていたために友人と上手くコミュニケーションを取れずにいたので、今でもお付き合いがある友達は本当に数人です。

大学に入ってからは、體育會剣道部(剣道は中学生の頃からやっていますが、全く強くなることはありませんでした。)に所属し、がっつり剣道三昧の日々を送っていました。勉学にも全力で取り組みましたが、統合失調症の易疲労感のせいで、体力がついていけるわけもなく、中途半端な学びになってしまったことが何回もあります。しかし、その中でもドイツ語は優秀な成績を取っていました。(高校時代も数学の成績は良かったので、高校から大学にかけては一つのことだけだったら集中して好成績を残すことができたのですね。)

社会人になってからは、本当に病気との闘いです。ずっと統合失調症の症状がひどい時期(≒急性期)が続いていました。急性期はずっと幻聴が聴こえてくる状態でした。幻聴が聴こえてくると集中なんてできないし、判断力の低下、記憶力の低下も起こります。少し幻聴の症状が落ち着いても無気力、うつ症状などたくさんの陰性症状が現れます。これが30代初めまでずっと繰り返されていました。でも何とか普通の生活を送りたい、何とか働きたい、そんな思いを持っていたため、勉強し続けたり、働き続けたりしました。しかし、そんな状態でしたので、成果が出るということは一度もなかったです。ただ、病気を持っていた割にはよく頑張ったと思います。

30代に入って、少し休息を取れている期間が今の期間です。睡眠習慣の改善、食生活の改善、運動習慣の改善を徹底して行い、昔から持っている睡眠障害は多少残っていますが、今は幻聴が聴こえない日々が続いています。こんな生活があるんだと感動しています。

統合失調症は治る病気ではないので、これからも付き合っていかなければならないということを考えると嫌な思いもありますが、病気になったからこそわかる健康の大切さ、病気になった人の気持ち、そのような所を強みにして、まだまだ長い人生を歩んでいきたいと思っています。

また、この病気を通して、親の存在のありがたさをとても感じることができました。意見が違うときは時々あるけれど、いつも私のことを考えてくれている両親には感謝しかありません。これからは思いっきり親孝行をしながら、社会にもたくさん貢献していきたいです。

統合失調症とは?

健常者の方で、統合失調症と聞いてぴんと来る人はなかなかいないと思います。以下、統合失調症の簡単な説明です。

統合失調症(とうごうしっちょうしょう、英: Schizophrenia)は、精神疾患の一つで、思考、感情、行動、知覚などの異常なパターンを特徴とする病気です。統合失調症は、患者が現実との接触を失い、奇妙な妄想や幻覚を持つことが一般的です。この疾患は、通常、青年期から成人期初期に発症し、生涯にわたって持続することがあります。

統合失調症の主な特徴には以下のものが含まれます:

  1. 陽性症状: 陽性症状は、通常の状態には存在しない異常な症状を指します。これには幻覚(虚偽の感覚体験、例:聴覚幻聴)、妄想、混乱した思考パターンなどが含まれます。

  2. 陰性症状: 陰性症状は、通常の機能や感情の欠如を示すもので、興味の喪失、社会的な引きこもり、感情の平板化、語彙の貧困などがあります。

  3. 認知症症状: これには注意力の欠如、記憶障害、情報処理の困難などが含まれ、日常生活に支障をきたすことがあります。

  4. 不適切な情動: 統合失調症の患者は、感情のコントロールが難しく、適切でない反応を示すことがあります。

統合失調症の原因は複雑で、遺伝的、神経生物学的、環境的要因が関与していると考えられています。治療は通常、抗精神病薬、精神療法、社会的支援などを組み合わせて行われ、症状の管理と日常生活への適応を改善することを目指します。統合失調症の早期診断と治療は、患者の生活の質を向上させるのに役立ちます。

まとめ

私の自己紹介や統合失調症とはどのようなものなのかということを今回の記事ではまとめてみました。統合失調症に関して、少しでもご理解頂けましたら嬉しいです。今後のnoteは「精神疾患者が考えるダイバーシティ」というテーマで執筆していきたいと思います。ダイバーシティはこれからの社会に絶対に必要なものです。今後もお付き合い頂けますと幸いです。

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