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「違いは間違いではない」と、生徒の指摘で気づいた

アメリカのモンタナ州のモンテッソーリスクールで働いているまっきーです。

2年前にモンタナ州に引越してくる前は、カリフォルニアで、日本人の小学生から高校生を対象とした補習校で教えていました。

「違いは間違いではない」は、AIFAが基本としている考え方です。

強く同意しているし、知人に相談を受けたときなどは、「周りに合わせる必要ないよ。いろいろ言ってくる人が、あなたの人生にがっつり責任取る覚悟があるとも思えないし。」というのが基本的な対応でした。

が、自分自身のこととなると、意外と無意識に変な思い込みにとらわれていることに、補習校のやんちゃな生徒たちに気づかされた経験を思い出したので、書いてみます。

アメリカの補習校での想像を超えるやんちゃな男の子たち

小学校6年生(アメリカ現地の学校では中学1年生。ザ・反抗期)の男の子2人のクラスを担当していました。

国語、算数、理科or社会、ホームルームを、日本の小学校で使っている教科書を使って授業をします。

アメリカの現地校を終えてからの授業ということもあり、疲れ切っている時には(というよりいつもか)まともに勉強するモードではありません。

運動神経が抜群にいい生徒たちで、身体が疲れてぐったりしているという状況ではなく、脳が疲れ切っていて「集中するって、何だっけ?!」っていう感じ。

席を立って教室中を歩き回ってみたり、床の上で転げ回ってみたり、机をドラムにしてたたき続けてみたり、奇声を発してみたり。

そもそも、本人達の意思ではなくご両親の意向で通わされている2人なので、気持ちはものすごく理解できるんですが、さすがにあまりにわめかれると気長な私(自称)でも本気でイラっとします。

「もうさ、勉強する気がないんだったら、お互い時間の無駄だから、教室の外の椅子に座ってお母さん迎えに来るの待ってなさい。」って言いながら、ほんとに出ていってくれてもいいよぅ~って期待の目で見つめてましたが、彼らはなぜか、出て行こうとはしません。

美白(日焼け)についての悩みをこぼしたときの反応に驚いた&学んだ

そんなやんちゃかつ反抗期まっさかりの彼らなんですが、私が昨年日本一時帰国直前の授業で、「日本に帰るのはすごい楽しみなんだけど、この日焼けし過ぎた顔のままで行くのが憂鬱なんだよね。」とちらっとこぼしたところ、

「え、なんで???」と思いっきり反応が。

「今日本人で日焼けしてる女性いないからね。こんなに黒いと浮くし。」と私。

「えーーー、いいじゃん!それこそ、みんなと違って個性が出せていいよー!」

「なんで、みんなが日焼けしないからって、自分が日焼けしてるのが嫌なの?」

「そもそも、その発言って、インド人や黒人の前でしたらやばいよ!!」

「肌の色の黒さがどうのこうのって発想は、おかしい!人種差別!」

などなどものすごい抗議の声が。

結論としては、「だから、先生は自信をもって日本に帰るべきだ!」

「でももしそんなに気になるなら、お粉をはたけばいいよ!」と一応フォローが。(やさしい。ホロリ)

いやまあ、ほんとそうなんですよね。彼らの言うとおり。

なんだかんだでグローバル環境で育っている子供の感覚ってこうなんだ、って目の当たりにした瞬間でした。

毎度なにかとイラっとさせられる彼らですが、実に学ぶこと多し。感謝感謝!

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