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何げない毎日に幸せを

家に帰ると昼間の熱気がこもっていた。外よりも暑くてすぐにエアコンをつける。なかなか下がらない気温、全身の穴からじわじわと汗が出てくる。冷蔵庫を開け麦茶を飲み干すと冷たさが伝わり少しクールダウンする。帰ってからする私のいつもの行動。日常はいつもの繰り返しだ。

職場に行くと、話す事はなんでもない日常。子供のことや旦那のことで大して興味がないのにしっかり聞くように頷く。「うちも…」と自分の話をしだす。誰も聞きたくないよという話が休憩室では溢れている。
きっとこの中にいる誰もが確認しているんだ、自分の方が幸せなんだということを。



幸せは誰にも計れない、自分が決めるもの。それでも誰かと比べてしまう。あの人よりも私の方がマシとか、結婚してない人よりも結婚している人の方が幸せだとか。自分の小さな枠に当てはめて人を見て落ち込んだり、喜んだり本当に何がしたいんだか。

みんな不安なんだ多分。自分は幸せなのか、周りに輝いて見えているのか。

それが自分を測るモノサシになっている。


私は結婚していて、旦那と2人で生活している。子供はいない、作る予定も今の所はない。
子供を持つ人からは「なんで子供を作らないんだろう?」と思われる。独身からは「結婚していいな」と思われているだろう。
人からの目は良くも悪くも影響される。


誰かに幸せそうと見られなければ、不幸なのか…。

そんな事はない。旦那と2人で苦難を乗り越えたり、喧嘩してお互いを理解しあったり、笑いながら夕食を食べたりたくさんの出来事がある。大変な事も楽しい事も過ぎてしまえばどれも大事な思い出となっていく。誰かと一緒に過ごす毎日、それだけでもう幸せなんじゃないかなと。

何気ない毎日をもっと凝らして見てほしい。

きっとあなたにも幸せな瞬間があるから。


最後まで記事を読んでくれてありがとうございました!