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これからの時代、日本語教師は強い資格かもしれない

こんばんは。
3連休の中日です。最近寒い日が続いていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
私は仕事はバタバタしているものの、最近はキャリアの見直しということで色々な勉強をしています。
そこで、常に思うのが「日本語教師をやっていてよかった」ということ。

「日本語教師」
日本語が母語でない方に、日本語を教える仕事です。
日本人であれば日本語は話せるから、教えるの簡単なんじゃない?
私もはじめは思っていました。
でも、私たちが英語を習ったとき、三単現のS、過去形、過去分詞、その他多くの文法や熟語…それらの法則を習い、血眼で覚えていた…
そのように、日本語にも「覚え方」「理解の仕方」「使えるようになるためのルール」などがあります。それら学び、日本語の仕組みやルールを理解したうえで、日本語を教える仕事が日本語教師です。

前回の記事でも書いたのですが

日本語教師が2024年度から国家資格化することになったのです。
以前は、民間資格であり、資格というよりは、「告示基準」という国に認められている日本語学校で働くために、クリアなければならない基準を持っている人が日本語学校で働くことができていました。
➀大学、大学院で日本語教師のカリキュラムを専攻する
②420時間の養成講座を受講する(4大卒であることが条件)
③日本語教育能力検定に合格する

私は、2018年に日本語教師の養成講座を卒業して、2019年に日本語教育能力検定に合格しました。私は②と③を満たしていることになります。本当は検定は無くても良かったのですが、知識を深めたくて取りました。
ちなみに、検定は本当に難しかったので、下記に攻略方法を書いています。

本当は日本語教師の仕事を続けたかったのですが、コロナ禍のため、続けることができずに、クリエイティブの仕事をしていました。クリエイティブの仕事は大好きだったのですが、どうしても日本語教師もあきらめきれず、コロナ禍が落ち着いたタイミングで副業で日本語教師もしています。

4月から、国家資格化する日本語教師の資格ですが、国家資格の為の試験や研修を受けなければならないようです。
現役の人、今から受けたい人、それぞれ国家資格を取るためのルートが違い、それが何パターンもあるのですが

私は、「現役で日本語学校で働いている」「2019年に検定試験に合格している」ということで、講習を受ければ(理解度テストあり)「登録日本語教員」という国家資格を取得できるようです。講習もかなり長い時間あるとのことですので、大変そうですが、検定試験を受けていない人は、それに代わる試験があるとのことです。
本当に、目まぐるしく変わる日本語教育業界ではありますが、今、日本に留学する方々が本当に増えています。
コロナ禍で日本語教育現場を離れてしまった先生方が多いのも事実で、今、日本語教師の数が足りていないです。また、今後は資格を取ることが難しくなることもあるので、まだまた日本語教師の数が足りない状況が続くのではないでしょうか。

私は、言語学がそもそも好きで、日本語が好きなので、その気持ちが高じて日本語教師の資格を取りました。結論から言うと、取って良かったと本気で思っていて、この資格を取ったことでかなり人生が楽になりました。
私の経験から、その理由をお話したいと思います。

➀日本語教師は稼げない?
これ、ネットを見るとよく書かれていますよね…稼ぐ、稼げないは人によっての価値観かと思います。私は今、非常勤でお仕事をしています。
週に4時間ぐらい、とあまり授業には入っていないものの、時給に換算すると、2000円以上は頂いております。技術職なので、時給単価は高いのでは?と思いますし、非常勤の募集を見ても、これぐらいが相場ではないのでしょうか?(未経験の場合は除く)
東京都のアルバイトの平均時給

こちらに比べたら、だいぶ高いかと思います。
授業に沢山はいれば、全く問題なく暮らしていけるかと思います。
ただ、注意したい事として、夏休み、冬休み、春休みなどは授業がないので、他にも収入源があったほうが安心ではあるかと思います。

②時間の拘束が多く、割に合わない?
これも良く書かれていますよね。
私は、クリエイティブの仕事に就く前、少し日本語教師をしていたのですが、その時は正直、大変でした。
土日をつぶして授業準備をしており、平日も毎日予習…授業はガチガチで緊張して大変でしたが、授業に慣れるとコツがわかってくるので、今は前日パラパラと見直し、頭の中で授業の構成を考えれば準備が終わり!
(学校により内容は変わるかもしれませんが…)経験を積めば積むほど知識が頭の中にストックされ、イメージもわくのでどんどん楽にはなっていきます。今は、授業準備は1時間かからないぐらいなので、最悪行きの電車の中で見直すだけでも問題ないぐらいにはなりました。
始めたばかりのときは、正直、準備に時間がかかりすぎて、全く休めなかったので、「拘束が多く、割に合わない」は半分は当たっていますが、慣れればどんどん楽になります。

③いつまで続けられる?
これも良く聞かれます。何歳までできるのか、とか年をとってもできるのか?とか…お答えすると、日本語教師って年をとっても続けられる仕事なんですよね。私がお世話になっている学校は、定年を過ぎて常勤として入ってこられた先生もいらっしゃるし、講師の先生の年齢層も高く、経験豊富な先輩方がたくさんいらっしゃいます。皆さん、勉強熱心で向上心が高く、私もずっと続けたいと思っています。定年を過ぎてもしっかり仕事ができるので、私も日本語教師はずっと続けていきたいと思っています。

今、本当に日本語教育の業界は目まぐるしく変わっていますが、授業をするたびに、日本語の新しい発見ができ、日本の大切な文化である「言語」は本当に尊いなと思う日々が続いています。
今は働き方は自由で、一つの仕事だけでなく色々な仕事を組み合わせることができる時代です。
私の会社にも副業している人は沢山いるし、色々な経験をしてもいいと思うので、日本語教師は取る価値のある資格だと思います。(取るまでかなり苦労をしましたが)

何かの参考になれば幸いです。

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