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ドイツ旅行と僕 その4

【4日目】
今日はフランクフルト市内にある旧オペラ座の見学ツアーへ

かつてはオペラハウス、現在はコンサートホールとして使用されている

第二次世界大戦をも乗り越えた旧オペラ座
その建物がこれまでに修繕修復されて現在も残っていた

この旧オペラ座の見学ツアーに参加することになった

集合場所が分かりづらく演者通用口のホールに集合であった
「開始15分前までに集合してください」
そうチケットには書かれていた

僕らが会場近くについたのは開始時間の20分前
つまりあと5分で集合場所に着いておかなければならない

焦った

正面玄関口は分かりやすかったが
演者通用口の場所が分からず速足で旧オペラ座のまわりを歩いて探した

なんとか集合場所に着いたころには2~3名の参加者がいた
ただそこがこのツアーの集合場所かどうかを責任者らしき人に問うと
全部ドイツ語で返された

やばい、何にも分からん…

何にも分からん顔で居たため、英語を交えて話してくれた
ただ分かったのはドイツ語のみでツアーにまわるとのことであった

あぁなんとか集合場所につけたと安心しいたが
それと同時にツアー客少なない?と思った

が、しかし、開始10~5分前に他のツアー客がぞろぞろと集合してきた

みんな時間にルーズ!!!!

見学ツアーは最初に歴史について教えてくれた

ラミネートされた写真などを見せてくれ
そこには昔のオペラハウスの写真や戦後の修復作業の様子などが写されていた

ドイツ語の説明でほとんど何も分からないまま時間が過ぎたが
同じツアー客が時折英語で「○○の写真やで~」って教えてくれた

みんな優しい

オペラ座の見学は実際のホールや演者の控室、倉庫や舞台裏など普段では立ち入ることのできない貴重な場所にまで入れてもらえた

立派な柱や大理石の階段、シャンデリアのある部屋など
高級かつ気品のある部屋まで見せてもらった

なかなか貴重なツアーに参加したような気がする
馴染みのなかった知らない世界に触れることができた

参加して良かったなと思いました

ツアーは昼過ぎまであり、その後はテラス席でランチ

ビールとオムレツ、カリーブルストを注文した

昼から飲むビールが美味い
カリーブルストはもっと美味い

テラス席ではウェイトレスのお兄さん2人でまわしており
なかなか声をかけても捕まらずに苦労した

なんとか注文できてよかった


今日の夕方は個人的にこの旅行一番のビッグイベント
このイベントありきでこの旅行を決めたといっても過言ではない

ドイツブンデスリーガのサッカー観戦
アイントラハトフランクフルト vs SCフライブルク

フランクフルトは元日本代表のキャプテンの長谷部選手が在籍しているチーム
フライブルクは現日本代表の堂安律選手が在籍しているチーム

どちらも日本代表で名の知れた二人の対戦がみれることになっていた

事前に日本でチケットを苦労して購入していた
購入までにはいろいろドイツ語のサイトを翻訳したりと
英語のサイトを翻訳したりと苦労した

そして最も苦労したのはチケットの印刷であった

試合開始の3日前にならないとチケットがメールで送られてこないとのことであり
そのチケットをA4サイズの用紙に印刷して持参しなければならなかった

日本で受け取り、日本で印刷できれば最も良かったのだが
それは叶わずドイツでメールを受け取り、ドイツで印刷しなければならなかった

ドイツは日本のようにコンビニで印刷などはなく
ドイツのドラッグストアdmで印刷ができるとことであった

慣れない機械操作
読めないドイツ語と英語を翻訳機能付きカメラを駆使し
印刷したことのある日本人のブログのような記事の手順書を参考にしてなんとか印刷できた

このときは本当に良く印刷できたと嬉しかったし安堵した

そんなこんなの苦労があったからこそ
試合当日は堪らなく楽しみにしていた

駅へ向かうまでの道中ではサポーターが歌いながら移動していたり
ソーセージやビールなどの売店の周りにすでに酔っぱらっているサポーターが群がっていたりと
海外サッカーならではの雰囲気であった

僕らは入場ゲートまで人の波に流されながらなんとか辿り着いた

入場時に苦労して手に入れたチケットを見せてQRコードを読み取って入場した

なんとか無事入場できた、よかった!!!!
これに尽きる感想しか出なかった

入場後は会場の雰囲気や広さに圧倒されながら
グッズを手に入れるべくFANSHOPに向かった

そこでは入店までに行列ができていたが思ったよりも早く入店できた

そこでユニフォームやタオル、お土産になりそうな帽子などを購入した

そこでは欲しいものは惜しまずに買うことを決めていたため
欲しいものはどんどん手に取っていた

「買うのはええけど値札ぐらい確認しときや」と奥さんに言われるほどに

それもそうやなと確認すると値段の書いていないものや
思ったよりも値段が張ることに気付かされた

危ない、危ない(笑)

結局欲しいものは全て購入できた

グッズを買ったあとは座席へ向かった

どこの入り口から向かえば良いか分からず
案内のスタッフに訊きまくった

みんな丁寧に教えてくれ、なんとか座席につけた
よっしゃーーー、ついに!!!!!

試合開始まで15分ほど前に着席し
買ったばかりのユニフォームに着替えて
タオルマフラーを首に巻き
ドイツといえばのビールを片手に写真撮影を行なった

こんな至福の時間があって良いのだろうかと
試合前から興奮していた

日本ではあまりないほどの大歓声と大合唱
チャンスになると全員が座席から立ち上がり
ミスになると全員で大きなため息をつく

5万人ほどいる人たちが一体感を持って応援している光景は忘れられない

結局試合は0-0の引き分けで長谷部選手の出場はなかった
しかし、堂安選手の活躍を見ることができた

あっという間の90分であり、欲を言えば得点シーンを見たかったが
それでも十分楽しかった

月並みな言葉ではあるがめちゃくちゃ楽しかった、最高だった

人生でやりたいことの一つ、海外でサッカー観戦の夢が叶った

サッカーに詳しくない奥さん
付いて来てくれて本当にありがとうございます。

今日はこれまで生きてきたなかでも最幸の1日でした

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