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京都と奈良、今季RS本拠地最終戦&ファン感謝祭、それぞれに素敵な感動が(その1。京都編、前編)。【バスケ】【Bリーグ】【エッセイ】

 「長く壮絶な、濃密な2日間・85分間」だった。その開幕、6日土曜日の朝。


 (写真は「阪急大阪梅田駅9時32分発、京とれいん雅洛」。「京とれいん雅洛」は1日4往復の「特別仕様の6両編成の電車」。
 「叶え!私たちの夢」は、自分が大好きなアニメ『ラブライブ!』(μ’s、つまり初代ver)の1期第1話のサブタイトルからの拝借。「京都ファン」であると共に、一バスケファンとして「滋賀のB2降格は絶対に嫌だから」も正直な本音であったことも理由の一つだった。)



 (「溢れ出る想いが複雑に交錯」がこのときの正直な感じで。一つ強く実感が「魂がいま別の場所にいるような感覚」があって、このときは帰りの電車内でツイートでしたが、後に東梅田の[「T・ジョイ梅田」があるビルの]スターバックスに立ち寄って振り返りをした際に、「なぜ自分の魂が違う場所にあるの?」の正体を感じることになります。それは後述で。)


 (5月6日土曜日の「京都vs滋賀」のツリー状の9つの感想ツイート、最初及び最後です。言葉通り「殴り書き」で、心で感じてることをストレートに言葉に落とし込む感じで、立ち寄った東梅田の[「T・ジョイ梅田」があるビルの]スターバックスで綴ってます。)



 (←写真は「阪急大阪梅田駅8時05分発、準特急」。昨年12月17日のダイヤ改正で登場した種別で、「事実上は快速急行からの名称変更」。「準特急」はかつて京王電鉄で存在していた。
 「さあいこうぜ」は「今季の北海道のチームスローガンからの拝借」、「さらなる覚悟を」は「今季の島根のCSでのスローガンからの拝借」です。なんだか素敵な言葉で共感できると感じたのと、特に島根は「一バスケファンとしてこの2年ずっと注目し続けてるから」です。)


 (写真はファン感謝祭終了後。で、「ありがとうございました」と一礼をさせて頂いて帰路へと向かいました。ちなみに昨季のRS最終戦&ファン感謝祭終了後も、同様のことをさせて頂いてます。
 「礼に始まり礼に終わる」が自分の信念の一つでもありますので。)





 今季のRS最終戦、「京都vs滋賀」(5月6日土曜日、5月7日日曜日)。
 2試合共に生観戦、いわば「連闘」でした。7日日曜日の試合終了後の「ファン感謝祭」も参加させて頂きました。
 (その3)で(?)、京都と共に応援球団である「奈良」、これもRS本拠地最終戦、「奈良vs香川」(4月15日土曜日、4月16日日曜日。これも2試合共に生観戦)、及び「ファン感謝祭」(4月29日土曜日)に参加させて頂いたことを綴ります。
 そう、京都も奈良も、「RS本拠地ラスト2試合」及び「ファン感謝祭」がとても濃密で。それぞれに「溢れ出る想い」がいろいろとあっての感じで、ですので今回は「殴り書き」にほぼ等しい感じの「生観戦&生参加エッセイ」になるかなですけど、綴らせて頂きます。

 まずは(その1)として、「京都」からです。
 ちなみにトップ画像の写真は、「ある意味」があります。
 どういうことかは後述で言及させて頂きますが、先に注目して欲しいポイントを挙げますと、「写真の真ん中の下側のある人物」です(「はんニャリン」ではない。自分も「はんニャリン」が大好きな1人ですが)。

 なお、この(その1)、自分の想像以上にすさまじく長い文章になっています。「PC・タブレットでの閲読」を強く推奨させて頂きます。





 「5月6日土曜日、京都vs滋賀、第1戦」
 朝の起床。6時からのNHK総合の「おはよう日本」を聴きながら今日の準備を進める。
 自分、寺門亜衣子アナの独特の高い声、大好きなんですよね。「さわやか」って感じで、「朝のニュース」にぴったりなんですよ!

 で、「7時08分」、自宅を出発。(大阪市内ですが)天王寺より奥で、ですので実は「やや遠距離出勤」だったりします。

 (大学時代は「京都産業大学」、自分の場合は「叡山電鉄の二軒茶屋駅」でしたので、「往復4時間強の遠距離通学」でした。それに「遠距離の通勤・通学は、いろいろな景色を楽しむことができるので[資金と時間はかかりますが]、実はプラスに考えてます。
 自分の在学当時は、学校内で特に「活躍してるスポーツ」は「野球、陸上、ラグビー」の感じでした。野球は勿論、陸上も好きなのは、大学で陸上が盛んであった影響も恐らくあるかなです。
 バスケットボールは「関西圏ではそこそこ強い」という位置付けだった記憶で。ですけど、「関西圏の学校では、プロ選手を多く輩出してる部類」といまこうして知って、その意味でも自分が「バスケに魅せられてる、元気付けられてる、呼吸のような存在」なのは「ある種、運命だったんだろうな」と感じてます。あっ、いまもこれからも「バスケファンでも野球ファンでもある」って感じですけどね。)


 「8時」、梅田(新梅田食道街)の「プロント」に立ち寄る。
 「試合に向けての予習」と「PC・スマホの充電量を少しでも確保する」の2つの意図からです。
 それに「プロント」は、「ホットココアが美味しい」ことと、「マクドナルド、スターバックスに比してゆっくり座れる」ので、重宝させて頂いてるんですよね(「マクドナルド、スターバックス、プロントを状況に応じて使い分ける」ということ。実は京都の生観戦の試合前は、梅田のプロントに立ち寄ることが少なからずです)。



 「9時32分」、阪急大阪梅田駅。この日は「京とれいん雅洛」に乗車。
 普段だと、「10時」発の特急で向かうことが多いですが、この日は「京とれいん雅洛」を利用したのは、2つの理由があります。

 (1)「本拠地のラスト前の試合」になり、しかも「京都vs滋賀」、つまり「京滋ダービー」の意味でも「二重のビッグマッチ」になる。
 昨季のRS最終戦(2022年5月8日、京都vs島根)で「長い列形成であった」記憶が強く、そう考えると「今回も列形成が長くなるのでは」という読みから。

 (2)(実は「乗り鉄」でもあるので、)「乗り鉄できる」「ゆったりと座れる」の一挙両得の意図から。

 そうです、「乗り鉄」できるからも、正直な理由の一つですけど、「いつもの時間でだと、思っているところよりも後ろに並ぶことになるだろう」との判断なんですよね。
 と申しますのも、自分は基本、FC先行入場をしたら「いくつかのルーティン」があって、そう考えるとなおさら、「ただ入場するだけでは望ましくない、できるだけ最大級に余裕時分を確保したい」感じなんですよね。
 そう考えると、FC先行入場の列並びの際に、ある程度より前のポジションを確保する必要があるのでと。


 「10時25分」、京都市体育館に到着。
 FC先行入場の列に並ぶイメージですが、「意外と並んでいなかった」が正直な感じでした(勿論、FC先行入場が開始されるときは、結構な列になってましたが)。
 いつもだと、FC先行入場開始の30分前にロープが外れるので(理由はそのタイミングで当日券販売開始になるからです)、それまでには確実に会場に到着することを意識するのですけど、それでは遅いとの判断からでした。

 今季は気が付けば、今回の2試合を含めて、京都の本拠地試合に「11試合」生観戦させて頂きました(開幕時はこんなに生観戦するとは、正直想像してませんでした。ちなみに結果は「6勝5敗」です。横浜BC、滋賀でのアウェー戦を含めると「13試合、8勝5敗」です)。
 その影響からか、列形成で見かける頻度の高いファン仲間がおのずと生まれる感じで、挨拶させて頂くようになってと(ここから節を変えます)。



 「選手・球団職員への手紙」。特に「久保田・小西への手紙」はいろいろと言葉を考えた。久保田には移籍の噂が既にあるけど、自分は「久保田・小西は、川崎の篠山・藤井のような関係・存在になれる」と強く思ってる!



 「12時05分」、FC先行入場。
 自分の(ほぼ)定位置は、「2階席、最上段の中央、放送席の右隣」です。理由は「全体を見渡せる(それが自分の性に合う)、安価、後ろの座席に誰もいないから気を遣わずに済むから(尤も立見席がある場合は別だが、それはそれで楽しい。ちなみに今回は立見席があった)」です。
 基本、生観戦のときは「メモを取りながら観戦する」ので。その意味でも、「最上段の座席」というのは自分的にはとても重要なのです。

 FC先行入場をしたら、することがいくつかあります。
 「FCポイント入手」「シュートチャレンジ」「アリーナグルメ(自分の場合、基本は「唐揚げ&焼きそばのセット」)」「飲み物の購入(自分の場合、「りんごジュース」を4本程度。尤も後に追加で1~2本追加購入も少なからずですが…)」。


 で、この日は「特にどうしても済ませたいこと」がありまして。
 そう、「LAST GAME 選手・スタッフへの差し入れプレゼント お預かりいたします」です。





 (←船戸ゆり絵さん[声優、舞台女優]。自分が大好きな野球ゲーム『八月のシンデレラナイン(ハチナイ)』[椎名ゆかり役]がきっかけで知りましたが、年内放送のテレビアニメ『星屑テレパス』で初主演を叶えることが決まってる、いま伸び盛りです。自他共に認めるほどの酒豪。
 同じ所属事務所[アミューズ]の前田佳織里さん[『ラブライブ!虹ヶ咲学園』〈桜坂しずく役〉、『ウマ娘』ナイスネイチャ役等で知られる。その豪快な性格から「アミューズの狂犬」と呼ばれてる]と公私両面での仲良しぶりもいまの成長につながってると思って観てます。)



 よく、「芸能人に手紙を書く」、つまり「ファンレター」というのがあり、自分も応援してる声優・歌手やアナウンサーにファンレターを書いたことがありますが、今回「差し入れプレゼント」をさせて頂いたのは、まさしく「ファンレター的な手紙」です。
 このような機会はとても貴重ですのでなおさらと。今回「手紙を書いた相手」は、「4人」です。


 (1)「松島鴻太社長、渡邉拓馬GM、球団職員の皆様へ」
 (→「感謝の気持ち」「御要望」の趣旨。)

 (2)「マシュー・ライト選手へ」
 (→「Bリーグ、京都に来てくれてとても嬉しい!」の趣旨。英語は大の苦手で、電子辞書がフル回転でしたが。)

 (3)「久保田義章選手へ」
 (→今季は「オールスターレベルに成長した」と称えた上で、「『よしくん』と慕われるのは京都だよ、あなたが最も輝ける・あなたが最も必要とされてるのは京都だよ」「恐らく来オフに河村が海外挑戦だろうからそのときに必然的にPGの大移動になる、だからタイミングはいまじゃないよ」「久保田と小西は、『川崎の篠山・藤井のようになれるよ』、だから残留がベストの道だよ」の趣旨。)

 (4)「小西聖也選手へ」
 (→「今季の京都のバスケスタイル『エナジーのバスケ』を最も体現してるのは小西だよ」と称える。その上で「地元球団でプロバスケ選手って、最高に素敵なことだよ」「今季の小西は、こういうところが特に魅力的だよね」「小西と久保田は『川崎の篠山・藤井のようになれるよ』、だから二代目ミスターハンナリーズになろう!」の趣旨。)


 (1)は後述で改めて綴ります。
 (3)(4)での「久保田と小西は『川崎の篠山・藤井のようになれるよ』」は、勿論2人に「2代目ミスターハンナリーズになって欲しい!」からです。
 で、「フランチャイズプレイヤーのコンビ」でいえば、「大阪の合田・橋本」も知られてます。でもこの2人は「ポジション、選手タイプが共に重ならない」からできてるとも感じてます(余談をいうと性格も違う。合田は豪快、橋本は繊細。でも合田は、昨季のキャリア最悪といえる絶不調は「想像以上に苦しんでたんだ」と知って、今季の完全復活[&守備力の開眼]は、一バスケファンとしてなおさら応援の想いです!)。

 ですけど、「川崎の篠山・藤井」。この2人は「ポジションが重なる、選手タイプは異なる」の関係です。というかかつては「篠山・藤井・辻」と「3人で2つのポジションを争う」の関係でした。
 しかも、この「篠山・藤井」のコンビは、NBL時代の2014年からとのことで、今季で「9シーズンもの共存関係」になります、しかも2人共に「オーバー30」に突入した現在も続いているのです、まさしく「川崎はいい意味で家庭的(ファミリー的)な球団」と称賛されるゆえんです


 篠山(1988.7.20[34歳]) 藤井(1991.12.23[31歳])(3学年差)
 久保田(1997.10.5[25歳])小西(1999.12.28[23歳])(2学年差)
 (年齢表記は「今季の5月末」を基準にしてます。)


 篠山と藤井は、藤井が「CSレベル」に到達した「2016-2017」(Bリーグの1年目)からカウントしても、「7年間」継続し続けてます。しかも特にすごいのは、藤井は昨季のシーズンMVP、篠山は正PGを藤井に明け渡しても「川崎は勿論、Bリーグの象徴の1人」と尊敬され続けてることです。
 いえることは、篠山と藤井は、「御互いを高め合え続けられる、リスペクトし合えている、絶対的な信頼関係を築けている」から、オーバー30に突入した現在でもコンビをずっと続けられている。篠山も藤井も、「引退まで川崎を貫く」と考えてよいでしょう。尤も球団側も「共にオーバー30に突入で、特に篠山は引退が視野に入り始める年齢」なことを考慮してか、今季は納見(1997.4.10、26歳)を補強してますが(数字以上に、納見としては今季が最も輝いて映った。地元球団でもあるとのことだし、「win-winの移籍」であったといえるのでは?)。

 何故このことを綴ってるかと申しますと、実は久保田は、4月中旬あたりから、「今オフの移籍の噂」が既にあります(個人的には全く信じていないが、具体的な球団名も複数が挙がってます)。
 自分は、久保田が「いま」移籍する合理的理由は「ない」と思ってます。それは何故か。


 【なぜ、自分が「久保田の今オフの移籍は『ないでしょ?』と考えるのか」。】

 (1)河村(横浜BC)の海外挑戦が「高確率で来オフ」と読めること。そのときに「PGの大移動」が恐らく確実に起こるので、「自分をより高く売るならば、来オフの1択である」こと。

 (2)昨オフの残留への経緯に照らせば、球団側から「再建の中心選手と考えている」と伝えられているはずだし、その際に「2年契約が提示された」と推定される、つまり「契約はあと1年ある」と。尤も来季の契約が「相互オプション」であれば「契約解除金なし」での移籍は理論上可能である訳だが。

 (3)確かに今季は「オールスターレベル」に上り詰めた(尤も本人は「オールスター出場が叶わなかったこと」を気にしてるかもだが)。でも一方で、3月以降は失速して、いま移籍市場に出たところで「自分の市場価値は思ったほど高くなってない」だろうこと。加えて滋賀の降格で、自分より市場価値が高いだろう「テーブスが移籍市場にほぼ確実に出る」ことで、なおさら「移籍する合理的理由が失われてる」こと
 (テーブスは「華がある=集客能力により期待できる」ので、それが市場価値の面で「テーブス≧久保田」と推定されるゆえん。ただしテーブスも現行契約は「あと1年ある」と推定なので契約解除金が必要といわれてる。尤も「降格の場合はFA移籍が可能」という条項が盛り込まれてる可能性もあり得そうだが。)

 (4)久保田の場合、特に女性ファンが多く、女性ファンを中心に「よしくん」と慕われていること(実際、会場に入ると「11」を着用する女性ファンが多いんですよね)。でも「よしくん」と熱烈に応援されるのは「京都にいるから」であって、他球団では恐らくそれは望める保証はないよと
 (久保田は「故郷が福岡」であるので、「九州の球団」、つまり「佐賀、長崎がB1昇格が叶えばの場合での移籍」ならば「温かく送り出されて然るべき」と考えるけど[地元球団への移籍はとても合理的理由といえるから]、それ以外でならば「今オフに移籍する合理的理由はない」と伝えたかった
 例えば「三遠」ならば「正PGとして&細川がいる」で理解できなくはないが、「A東京」「A千葉」「秋田」では「いままでのように慕われる保証はない」と強く考えるので。尤もA東京のバスケに久保田が合うとは「全く感じない」ですし、秋田だと「守備力不足だし、そもそも大浦を独り立ちさせた方がよっぽど理に適ってる」と考えるので。)


 既に「移籍候補先の噂として挙がってる球団」が、九州の球団以外で「4球団」あること自体が、久保田の市場価値が認められてる証といえますけど、「三遠」はともかく、それ以外は「より合理的な道」とは全く思わないのです。



 ちなみに自分は、「秋田」は「大浦の成長・独り立ちこそが最大の補強である」とずっと言い続けてきたので、ラスト2試合での大浦の活躍は、一バスケファンとして「とても嬉しい!」が正直な気持ちです(話を完全に脱線させてごめんなさいですが、今オフでも秋田は「テーブスの補強よりも、大浦を使い続ける方が、秋田の将来の面でも絶対にプラスである!」と強く思ってます。尤も大浦も来季は「大卒4年目」なので「勝負の年」だよ!と併せて強く伝えたいですが)。



 話を戻しますと、自分は、プロスポーツ選手って
 「自分が最も必要とされてる場所でこそ、最高に輝ける」
 と強く思っていて。その意味では、久保田は
 「久保田が最も必要とされてる場所=京都である」
 と強く考えるんですよね(繰り返すが、「佐賀」「長崎」に移籍したいならば尊重されて然るべきと強く考える。でもそれ以外ならば京都だよと)。



       EFF(30分換算) PER(RealGM) A/TO   ±
 久保田    13.52      12.52    3.35   -142
 小西     8.59       8.05    3.10   -38
 (なお、小西は「ラスト12試合(4月5日の滋賀戦以降)でのEFF」は「10.36」。「±」は「+5」で、この間のチームは「-49」。



 今季の開幕当初の時点で、球団側は、小西について「来季をも含めて、長い目で考える。即戦力とはあまり考えてない」の位置付けだったのでは?と想像してます。実際、開幕当初の4試合は「11~12人目の選手」の位置付け的な起用法でした。
 ですけど、4月5日の滋賀戦以降は「常時15分~25分程度の出場時間」を確保し続けて、4月9日の琉球戦から「10試合連続でスタメン」でのフィニッシュでした(最終戦は欠場)。

 いわば、「久保田も小西もコアメンバーの位置付けになった」という、その意味では「考え得る最高のシナリオ」になったといえます。特に小西は「地元選手」ですので、「最終的には『2代目ミスターハンナリーズになって欲しい』の位置付けでの入団」であったと想像ですので。


 尤も、久保田に移籍の噂が燻り続けてるのは、実は小西の成長とリンクしてるだろうなと思ってます。そう、「久保田と小西は共存できるのか?という疑問符」が根底にあるのだろうの感じですし、今季終盤は、小西の成長が顕著になる一方で、久保田の失速傾向も拭えない感じでもありましたから。

 確かに、ライトとの相性(シナジー)の面では、小西との方が御互いにやりやすそう、というのは納得である感じです。というのも、小西は「球離れにより優れる、オフボールの動きがより上手い、守備意識により優れる」特徴があるので。あとで改めて述べますが、今季の京都が「共に登る」を体現できるようになっていったのは、「ライトの躍動感がより伝わるようになっていった」ことと密接にリンクしている感じですので。

 そう、確かに、今季の小西は「大卒1年目」にして「既にB1レベルで、CSレベルも射程圏内にある」まで成長の感じで、これはある種「嬉しい誤算」といえるかもです。確かに、小西は得点面(eFG%)以外の能力では「既にCSレベルにある」と自分は思っていますし(裏を返せば、「eFG%」の向上が今オフの課題といえる。今季は「42.3%」であったが、これを「45%台」に届かせられれば、名実共に「CSレベルのPG」といえると期待。ちなみに久保田の今季の「eFG%」は「44.7%」です)。
 特に小西は「ラスト12試合」の成績でいえば、「EFF」「±」の両面で「絶対不可欠のコアメンバーである」ことを証明しているといえます。最終戦が急遽欠場になり、試合開始直前のスタメン発表のときに「小西がいない」とわかったとき、京都側の観客が「えっ?どういうこと?」という雰囲気になってたことが、図らずも「小西はそれほどに重要な選手に上り詰めた」ことを示していたとも感じるんですよね。

 ですけど一方で、「純粋な個人能力では、久保田がより上回る」と思ってるんですよね。クラッチタイムで「この1本を決めて欲しい」の意味では、久保田の方がより頼りになるのでは?と。


 そう、「川崎の篠山・藤井」のコンビ。
 「篠山(より攻撃型)」「藤井(より守備型。SGも可能)」
 いまは藤井も得点能力が高い選手に成長を遂げて「代表レベル」ですけど、もともとは藤井は「守備意識をより評価されていた」選手でした。
 それと、篠山、藤井が共に「御互いをリスペクトし合えている」関係を持続できてるのは、「篠山も藤井も『フォアザチーム』のマインドの持ち主だから」が大きいと感じますし、篠山は言わずもがなですが(個人的には「バスケ界の松田宣浩」と思ってます。勿論「最大級の褒め言葉」です)、藤井もベンチにいるとき「チームを存分に鼓舞してる」のが伝わる。

 そう考えると
 「久保田(より攻撃型)」「小西(より守備型。SGも可能)」
 という訳で、その意味では「久保田と小西は、共存共栄は充分に可能である」と自分は強く考えるのです。
 小西は(小室と共に)ベンチからよく声を出してますし、久保田もシーズンが進む過程で「中心選手の自覚」が確実に伝わる感じになってきてます。
 それに実は、選手入場とか、タイムアウト明け(あるいはクオーター開始時)に小西がコートインするときとかに、久保田が小西に言葉をかけたり、背中や肩をポンポンして送り出す姿が多くあって。

 そう考えるとなおさら、久保田にとって「小西と競い合う関係」になることは、むしろ「一人のプロバスケ選手」として「より望んでいたことでは?」と想像するのです


 ちなみに、7日日曜日の「試合終了後の各選手の挨拶」「ファン感謝祭」を観る限りでは、他選手と「いちゃいちゃしてた」感じですし、「いや、今オフは残留でしょう?現行契約があと1年あるはずだし、その意味でもなおさらでしょう?」と、自分は強く信じています。

 正直に述べれば、自分は昨オフのとき、久保田に対する期待値・評価値はそれほど大きくありませんでした。残留して欲しかったのは、断然に「久保田≦≦細川」だったのが当時の本音でした(結果としては、御互いに「ベストの道になったね」と感じますけど。でもいまの京都は「正SFが要補強ポイントの一つ」という意味でも「細川にも残留して欲しかった」ことも正直な感じです)。
 だけど、今季の開幕戦で「これからも京都をずっと応援し続けようという意味でも、久保田を応援し続けよう」と心を振り向かせた。


 実は、「4つの手紙」、「社長・GM・球団職員への手紙」については、後述で別節で改めて言及させて頂きますけど、

 「『4つの手紙』を書き上げるために、実は『丸2日』を要した。
 感覚的には、『教育実習で、徹夜で始動案を書き上げた記憶』を思い起こした(というか実際、今回の『4つの手紙』は、最後は『半徹夜』でしたし)。
 それほどに『一つ一つの文章で、言葉を選んだ』。絶対に『後悔したくなかったから』。」


 ちなみに、「久保田・小西は、『川崎の篠山・藤井のようになれるよ』」ということの着想は、手紙を書く過程で感じたことです。

 で、「久保田」「小西」については、これまでに綴った通りですけど、要は「2代目ミスターハンナリーズになって欲しい」と強く願うから、今回こうして手紙を書く決断をさせて頂いたと。





 で、バスケットボールの場合、「移籍がめまぐるしい」感じで。
 ですので野球以上に、いわゆる「フランチャイズプレイヤー」は、なおさらの「尊敬対象選手」になるんですよね。

 だって例えば、

 「岸本のいない琉球」「中山のいない秋田」「太田のいない三遠」
 「水戸のいない富山」「三ツ井のいない信州」
 これらは想像できないでしょう?と。

 (これに加えて、「名誉生え抜き」もカウントすれば、
 「朝山のいない広島」[←年齢的には引退へのカウントダウン感だが]
 「張本のいない名古屋D」「平尾のいない茨城」
 も想像できないでしょう?と。)


 そう考えると、「これからも京都を応援し続ける」=「久保田、小西を応援し続ける」と同義と考えてよいだろうと。それならば、自分も「心を決めた方が、自分自身のためでもあるといえるだろう」という想い・判断も、今回「手紙を書く」ことにした大きな理由です。
 いえることは、(小西は地元球団ですので、残留はまず確実と楽観視ですが、)「久保田には、『京都のファンが熱烈応援していることが伝わって欲しい!自分もその1人だよ!」が伝わって欲しい、と強く願ってます。


 それと、「満田」。今回、「手紙を書く」までにはしませんでしたが、この2年で人間的に大きく成長した(申し訳ないけど、今季の開幕前は「満田が精神的支柱になる」ことは全く想像できませんでした)、いまや「絶対的な京都のリーダー」です。
 あとで改めて述べますが、今オフ、京都は「正SFが最重要の補強ポイントの1つ」と自分は強く思ってます(それも、「ある1人の選手」を補強することと、具体的ターゲットまで自分の中ではすでに具体的である。裏を返せば、その選手を逃せば「補充でしかないから、むしろ不要であるが本音」の感じです)。それはつまり、「満田を控えSFに回せることが『勝率5割以上、そして西地区BIG4の一翼を崩せる重要要素である」と考えるが故です。
 (今季の満田は、「30分換算でのEFF」は「5.43」で、「B1レベルであるがCSレベルではない」を示す数値です。)

 そう、今季の満田は、「一選手としては、これ以上の上がり目はない」ことを示してしまったシーズンと映る、と思ってますけど、「一人の人間としては、いい意味で見方が180度変わった」と思ってるんですよね。
 それに、最終戦終了後の挨拶でも、(まあ、「現行契約は恐らくあと1年あると推定される」ので当然ではあるのですが、)「来季も京都で」と明確に述べてますので、なおさら嬉しくなります。
 勝利のためにはの意味で、来季の満田は、(補強に成功できれば)出場機会の減少は不可避でしょう(今季は「23分46秒」だが、来季は「15分程度」のイメージです)。その意味でジレンマともいえますが、今季開幕前と異なり「満田は京都でこそ、最も輝けてるし、最も必要とされてる」、これは一バスケファンとしてとても伝わります。

 すでにこの時点で長くなっていますが(←まだ「土曜日の試合開始」にさえ辿り着けてない。激汗)、話の流れから、「ライトのこと」へと話を進めます。



 今季、京都が「共に登る」を体現できるようになっていった最大の原動力は「マシュー・ライト」と思ってる!フィリピンのスター選手が応援球団で観られるって、とても嬉しいこと!






 (「3月15日水曜日、vs広島」。)


 (「3月26日日曜日、vs島根」。)


 (「4月5日水曜日、vs滋賀」。この日は生観戦で、「京都はライトが攻守両面で特に効いている」と強く感じた。)


 (「4月12日水曜日、vsFE名古屋」。)


 (「4月23日日曜日、vs島根」。この日は生観戦で、「ライトが活躍=京都の勝利の方程式」が確信になった試合。
 この試合は、「いままで生観戦した試合の中で、no.1のベストゲーム」でした、自分的には!)


 (←いまリンク添付させて頂いた5つの動画は、「Bリーグ、インターナショナル版」のYouTubeでの、マシュー・ライトの活躍試合のハイライト動画。日本語版では「0回」でしたが、インターナショナル版では年明け以降だけでも「13回」取り上げられてます。
 で、手紙で自分はライトを「大阪のニュービル」と言及してますが、ニュービルは今季、「Bリーグ、日本語版で5回」、「インターナショナル版で2回」取り上げられてます。)



 なんだか、6日土曜日の試合結果を先にネタばらしする感じになりましたが(汗)、今回、「久保田」「小西」と共に、「ライト」にも手紙を書きました。
 これは、「一バスケファンとして、ライトが京都に来てくれてとても嬉しかったことをどうしても伝えたかったこと」、及び、「ライトが京都にどれほど必要かなこと、ライトが1年でも長く京都でプレーして欲しいことを伝えたかったこと」からです。



 【「マシュー・ライト」、今季成績。】
 今季平均(出場時間[29:49]、得点[13.4]、アシスト[4.7]、リバウンド[2.9]、スティール[1.1]、FG%[39.4%]、3P%[38.1%]、FT%[85.3%]、eFG%[49.2%]、TS%[52.5%]、A/TO[2.03]、AST%[27.53%]、USG%[24.06%]、平均EFF[11.66])
 今季30分換算(得点[13.44]、アシスト[4.71]、リバウンド[2.95]、スティール[1.10]、平均EFF[11.73])


 【今季、ライトによる「京都の勝利の方程式」とは?】
 ライトが「10EFF、10得点、5アシスト、3P成功数2本」に全て到達の試合(=ライトが輝けた試合)→「13勝7敗、勝率.650」
 それ以外の試合→「9勝31敗、勝率.225」
 (今季の京都の勝率→「22勝38敗、勝率.367」)
 (今回のnote執筆にあたり、改めて集計し直してます。)


 【(参考)「今季の大阪でのDJ・ニュービル」はどうか?】
 ニュービルが「20EFF、20得点、5アシスト、3P成功数3本」に全て到達の試合(=ニュービルが輝けた試合)→「8勝7敗、勝率.533」
 それ以外の試合→「19勝26敗、勝率.422」
 (今季の大阪の勝率→「27勝33敗、勝率.450」)


 ライトとニュービルで、活躍度とチーム勝率との相関関係で度合いの差が大きいのは、ニュービルへの基準が高めになっていることも影響かもですが、こうして調べると、ニュービルについては「ある程度の相関関係はあるが、思ったほどではない」という感覚でした。
 そう、ニュービルは「活躍試合-それ以外の試合=『.111』」
 及び「活躍試合-総合勝率=『.083』」です。


 ですけどライトは「活躍試合-それ以外の試合=『.415』」
 及び「活躍試合-総合勝率=『.283』」です。
 これを「時期別」にしてみましょう。


 【「ライトらしく輝けた試合」、時期別。】
 10月(1試合[1勝0敗]/全9試合[4勝5敗]、11.1%)
 (←久保田の輝きの一方で、ライトはフィットし切れずにいた。
 唯一輝けた、10月22日の新潟戦は、相手に恵まれた感もあります。
 今季開幕前は「最初の9試合での開幕ダッシュがとても重要」といわれて失敗しましたが、こうしてみるとライトの融合が上手くできてないことが響いてることが伺えます。)

 11月~12月中旬(2試合[1勝1敗]/全12試合[3勝9敗]、16.7%)
 (「12月18日の三遠戦」までをこのゾーンにカウント。
 11月20日の北海道戦の活躍が自分は特に印象的だが、チームとしては「大丈夫か?」の雰囲気が否めずで、これはライトの活躍度合いの比重の低さとリンクしてるのがわかる。)

 12月下旬~2月(6試合[6勝0敗]/全16試合[8勝8敗]、37.5%)
 (12月24日の富山戦」からをこのゾーンにカウント。
 特にチームの転機になったのが、12月30日の川崎戦。
 「87-83で勝利」、ライトも「14PT、6A、15EFF」の活躍。
 このゾーンから、活躍試合の度合いが上がり、チーム成績も徐々に上昇傾向になってるのが伝わるかなです。
 そして「1月18日の大阪戦」以降は、「30分以上の出場時間」が基本型になっていきます[「優良アジア枠」なのでとても納得ではあるが]。)

 3月~4月初め(3試合[1勝2敗]/全9試合[1勝8敗]、33.3%)
 (「4月2日の広島戦」までをこのゾーンにカウント。
 9試合のすべてが「CS出場球団との試合」とはいえ、黒星の山に。
 とはいえ、3月8日の名古屋D戦での勝利、3月26日の島根戦での激闘[2試合共にライトが活躍]など、徐々に爪痕を示すように。
 ライトが輝けた試合ではないが、3月18日の千葉J戦での激闘は、富樫に「苦しい試合だった」と言わしめたのも今季の京都のハイライトかと。)

 4月上旬~5月(8試合[4勝4敗]/全12試合[5勝7敗]、66.7%)
 (「4月5日の滋賀戦」からをこのゾーンにカウント。
 理由は「小西がコアメンバーになった試合」がここからのため。
 4月9日の琉球戦、4月12日のFE名古屋戦では「ダブルダブル」の活躍。
 4月23日の島根戦は、ライトがクラッチタイムで輝き、チーム・個人の両面で「今季のベストゲーム」といえるかなです。
 このゾーン、活躍試合の比重が「50%超え」。「ライトのチーム」になったことが伺えると共に、「小西との方がよりシナジーがある」ことも伺えます。裏を返せば、「久保田とのシナジー」が今オフの課題ともいえます。)



 そう、「チームが『CSレベルの有力球団にも同等以上に戦える』」感覚と、「ライトの躍動試合数」が、密接にリンクしている。
 よく、大阪は「ニュービルのチーム」といわれていて、それ自体は確かにその通りですけど(というか、「ニュービルの成功がBリーグのリーグレベルを一気に高めた」ので、その意味でも当然といえばそうですけど)。

 ですけど、「京都はライトのチーム」というのは、こうして具体的に示すと、はっきりと現れてるのが伝わるかなです。
 勿論、ライトはそもそもが「フィリピン代表の中心選手であった」訳で(過去形なのは若手の台頭と、同ポジションで現役NBA選手のクラークソンを呼び寄せたことの影響と思われます。それにアジア枠の選手の中では「格が違う」ことは、オールスターでも伝わったかなと思ってます)、その意味では当然といえばそうかなですけど、それでも想像以上です。

 そう、京都の得点面での1stオプションは、「ジェロード・ユトフ」ですけど、「ライトが攻守両面で効いてる」試合は勝利期待値が高いという、試合を観ての印象は、データで示すと「想像以上であった」と。


 実はライトは、「30分換算でのEFF」は、同ポジションの優良外国人である「ディージェイ・ニュービル[20.06]」はともかく、「マット・ジャニング[川崎。19.32。選手タイプが異なるので単純比較はできませんが]」と、結構な差があります(尤もジャニングは今季は、度重なる負傷で「24試合の出場試合数」にとどまっています。今季の川崎は「選手編成の高齢化が限界感になり始めている可能性」は正直感じますが、「ジャニングの負傷離脱が想像以上に長引いた影響」は、かなり大きいんだろうなあということも伺えます)。
 これは「A/TOが2.03」と、試合を観た印象よりは意外と高くない(ニュービルは「2.23」、ジャニングは「2.55」)ことの影響でしょう。ですけど自分が、ライトはジャニングと同等以上だと映っているのは「守備面での貢献」「クラッチタイムでの勝負強さ」もですし、「創造性が伝わるから、観ていて楽しい」ことが大きいんですよね。


 ライトは、「ある程度以上の活躍はできるだろう」とは思っていたんですよ。というか「日本バスケ界の成長」のためには、「フィリピンバスケ界の英雄」が「Bリーグで輝いて欲しい」と思っていた意味でも。
 ですけど、実際のBリーグでのライトは、「いい意味でイメージと違っていた」のも正直な感じで。



 【「京都の入団前」のライトのイメージ。】
 「オールラウンダー型のSF」(得点能力、パス能力、守備能力を高次元で兼備、というイメージだったし、数値的にもそうであった。さらに述べると、PBA時代のナチュラルポジションはSFであった。勿論、PG/SGにも対応可能であることは存じていたけど。)
 「ディフェンダー」(ライトの特徴として、「30分換算でのスティール」が「1.00」をほぼ上回っていたこと。)

 (ちなみに「3P能力が水準以上」のイメージでもあったが、自分が懇意にさせて頂いてるファン仲間曰く、PBA時代は「スラッシャー」であったとのこと。確かにこれは、「独特のステップで相手守備陣を切り裂くプレー」を見ると、「言われてみれば確かにそうかも」の感じで。
 で、「ライトのステップ」って、「ユーロステップ」とも「比江島ステップ」ともまた異なるんですよ。ちなみに「ジャブステップ」、つまりちゃんと名前があるとのことです。)


 【「京都の入団後」のライトのイメージ。】
 「PG的なSG」(今季の京都は「2ガードシステム」を多用していたが、これは「ライトを最大級に活かすシステム」であったことが、シーズンを進める過程ではっきり伝わっていった。で、ラナHCはライトともともと交流[接点]があったとのことで、「ライトを活かすスタイルが既にイメージされていたのだろう」と。)

 「創造性が豊か」(「えっ、ここでこのプレー?」と、「いい意味でファンタジスタ」って感じで、でもそれでいて、「一つ一つのプレーに意図がある」感じで。
 メモを取るために3秒ほど目を離したらすぐに速攻&得点チャンスになってた、ことも少なからずで、そういうときって「ほぼライトが創出してる」んですよね。
 そう考えると、「SFとして守備にも大きな比重を」というよりも、「PG的なSG」[ドンとPGに置いて、満田と小澤をウィングに置く、Bリーグでの一般的な「1-2-2」もシーズン後半は多くなっていってた]は、とても理に適っている感じだよねと。)



 「久保田」「小西」「ライト」のことで、想像以上に文章量を充てる感じになりましたけど(汗)、それほどに、この3人にはどれほど感謝してもし切れない感じなんですよね。あっ、勿論、先程少し言及させて頂いた「満田」もですし、「ユトフ」「ディアロ」もですけど。
 あとで改めて言及させて頂くかなですけど、いま挙げた「6人のコアメンバー」は、自分は「残留」と考えてよいと思ってます。そもそも6人のうち、「小西を除く5人」は現行契約があと1年あるはずですし(ライトはフィリピン側の報道で、京都入団時に「2年契約」と出ていた記憶が)、小西は地元選手ですので(今オフは新人契約が外れて年俸上昇になるが、全く問題ではないかと)。


 で、今季、「京都」は「スタイル構築1年目」(「全面改革1年目」ともいえる)でした。同じ立場のチームで「三遠」がいて、開幕直前、あるいは今季前半は三遠の方がより前向きな解釈であった感覚です(まあこれは、京都が開幕ダッシュに失敗したので当然といえばそうですし、三遠は「盛大な新体制発表会見」であったことに対して、京都は京都駅近くで「事実上の新体制発表会」はしたけど、三遠に比してだとあまり話題にはなりませんでしたから)。

 で、今季の最終成績は、「京都」は「22勝38敗、全体19位」、「三遠」は「23勝37敗、全体16位」です(尤も「16位~19位の4球団が、1勝差でひしめいてる」感じです)。
 実は細かく数字を掘り下げると、京都は「まあ、納得の立ち位置だろう」の感じなのですが、内容的には「上昇曲線を描いて終われた」感じで、それに「コアメンバーを明確に確立できたので、要補強ポイントが絞れる」感じなんですよね。あとで改めて説明させて頂きますけど、「要補強ポイントが明確である」ことは、これって「チーム作りの方向性がうまくいっている」証明といえると思っているのです。


 尤も、三遠が今季後半に失速傾向になったのは、「負傷者の続出」と、理由ははっきりしています。勿論、「メイテンの負傷離脱」も大きいのですけど、「佐々木の負傷離脱」はそれ以上に大きかったと自分は思っていて。


 今季序盤(メイテン◎、佐々木◎、オクイン×)「11試合、8勝3敗」
 (「魔法が掛かった」「今季のサプライズ球団」と称賛されてた。)

 今季中盤A(メイテン×、佐々木◎、オクイン×)「10試合、2勝8敗」
 (メイテン離脱後、明らかに失速。2勝はいずれも京都から。
 このときは依然として「京都≦三遠」の評価でした。)

 今季中盤B(メイテン×、佐々木◎、オクイン◎)「17試合、6勝11敗」
 (格上相手が多かった影響はあるが、オクインは躍動も、チームは「笛吹けど踊らず」状態に。「12月24日~」で、京都が年末に川崎に1勝したこともあり、このときから徐々に京都がより前向きな印象になり始めた感が。)

 今季終盤(メイテン×、佐々木×、オクイン◎)「22試合、7勝15敗」
 (代表活動休暇明け1試合目の「3月8日の三河戦」で佐々木が負傷離脱。
 そこから一気に失速。相手守備は「オクインは仕方ない、他を封じればよい」とされてることが伝わる。
 宇都宮、横浜BCから1勝ずつしているが、これもエクスキューズ[宇都宮はスコット、横浜BCは河村がそれぞれ不在だった]の影響が大きい。)


 三遠の失速、「負傷者の続出」と、理由ははっきりしていますので、ある種仕方ない感じではあるのです。ですけど、「魔法が掛かった」と称賛された今季序盤との落差は、一バスケファンとして正直ショックでした。
 終わってみれば、開幕ダッシュに失敗して年末の川崎戦直前までは「大丈夫か?」と心配されてた京都と「わずか1勝差のリード」、意欲的な補強をしながら不完全燃焼に終わった茨城と「同じ勝利数」にとどまりました。

 視点を変えれば、京都にとっては、「三遠よりも好印象で終われたことがとても大きい」と思っていて、これは「今オフの選手補強戦略でもプラスに作用できるのでは?」と思ってるんですよね。
 と申しますのも、今オフの移籍市場で、自分は「要注目球団」として
 「『京都』『三遠』『茨城』『群馬』の4球団が要注目球団と考える」
 と解釈してますけど、その意味でも、京都は「的確な補強ができる可能性は少なからずあると期待できるのでは?」と自分は思っているのです。


 …と、ここまでを書き上げたところで、このニュースが入ってきました。



 はい、正直、覚悟はできてました。

 「『よしくん』と慕ってもらえるのは、京都だからだよ。」

 この想いは、いまでも変わりません。でも一方で、

 「ライトとの好相性は『小西』であることは、結果で明確に出ている。」
 「『エナジーのバスケ』をより体現できる意味では、確かに『小西』。」
 「正PGで確実に起用してくれる球団の方が、より輝けそうだもんね。
 今季は『オールスターレベル』を証明した意味でも。」

 これもまた、正直な感じなんですよね。


 RS最終戦の終了から「3日後」。これほどに早い段階での発表は

 「『他球団の評価を聴きたい』という本人の強い意向だろう。
 それも、既に話が来ている他球団がある、と考えてよい。
 そして高確率で『九州の球団のB1昇格』が現実になりそうなことも、恐らく影響しているのでは?」

 と、自分は解釈しています。ただ、この発表で一バスケファンとしてショックだったのは、

 「契約満了」(Bリーグ公式より)
 (球団HPでは「久保田選手とは引き続き交渉を行ってまいります。」の文言はある。)

 とあることです。そう、「えっ、1年契約だったの?」と。
 「はー?意味わかんないしー!」が、正直な感覚です。
 (個人的には、「2年契約で、2年目である来季は『Mutual Option(相互オプション)』」の可能性もあり得ると思ってましたけど、それだと恐らく「契約解除」の文言になるでしょうから。)
 ちなみに、滋賀のB2降格で「移籍市場に出ることが確実視」のテーブスは「現行契約があと1年残っている」といわれてます。)


 移籍市場は「1日1日でめまぐるしく動く」ので、「どうなるかわからない」感じではありますけど、京都が志向するスタイル「エナジーのバスケ」に合致し得る選手だと、一気に限られてきます。
 (「2ガードシステム」を続けるであろうことも、併せて考慮が必要。しかも今オフは「河村が来オフの海外挑戦がほぼ確実」という異例の状況であるので、PGは「特定選手に狙いを絞らざるを得ず、しかも獲れなければ一気に構想が狂う」。これは後述での「正SF」「6thマン的な3Pシューター」も併せていえることです。)


 正直な感覚を述べれば、

 「久保田がいない京都は、想像したくない。でも『エナジーのバスケ』『ライトとのシナジー』の意味では『久保田≦小西』という結果は明確に出ている。
 退団したいならば、退団で構わない。新たに補強するPGが『ターゲット通りであるならば』の条件付きだけど。その選手の補強が叶うならば、『華があって女性ファンが多くて全国区の選手で、今季は走るバスケの球団で正PGだったから(なお勝利数)、むしろドンピシャなんですよね』。
 仮にその選手の補強が叶うならば、自分の『推し度合い』は『久保田≦≦その補強ターゲットの選手』ですので、『その選手が補強できるならば、熱烈に大歓迎です!』の感じです(尤も獲れなければ「事実上の詰み」ともいえますし、実はその補強ターゲットの選手のいままで着用の背番号と、ライトの背番号は同じ『7番』なんですよね…)。」

 (ちなみに「その選手」とは、「ベンドラメ(SR渋谷)」ではないです。確かにベンドラメは、京都の「エナジーのバスケ」に「確実に符合といえるドンピシャのPG」ですけど、ベンドラメが移籍市場に出るであろう理由は「優勝したい」な訳で、これは「5月1日のnote記事」で綴ってますのでそれを参照されたしと。)



 これが正直な感覚です。これと併せて、「水野の残留が、これで事実上確定といってよい。」とも感じますけど。


 では、気を取り直して、話を進めます。



 前座試合で、自分が交流させて頂いてるある少女が出場で、「バスケの奥深さ」を再認識。そして試合前から既に「独特の異様な雰囲気」は生み出されていた。



 「LAST GAME 選手・スタッフへの差し入れプレゼント お預かりいたします」、つまり「4つの手紙」を球団職員さんに渡しました。

 で、「12時45分」、エキシビションマッチ(前座試合)。
 「ハンナリーズバスケットボールチーム西京極校のU15の子ども」と、地域のバスケチームとの試合(名前を忘れた、ごめんなさい!)です。



 実は、この前座試合の「ハンナリーズバスケットボールスクール、西京極校のU15」の一員で、自分が交流を持たせて頂いている子どもが出場していて。その子、この前座試合の出場者では「唯一の女子」です。
 なぜ、その少女と交流を持たせて頂くようになったかと申しますと、



 いまリンク添付をさせて頂きましたけど、「おこしバス」という、「不定期の『するバスケ』の交流会」がありまして、「11月5日」「1月4日」と2回参加させて頂いてきましたけど、その少女とは、そこで出会ったんですよ。
 彼女、いま「中学1年生」とのことで、実はお兄さんもいるのですが(確か中3だったかな?、彼女も兄もバスケをしている訳ですが)、彼女は「リングに向かう姿勢」が人一倍で、大人顔負けなんですよ。「気持ちが強いなあ。見習いたいなあ」と、自分がとても刺激を受ける感じで

 その彼女とは、この日、試合前に少し話させて頂いて。
 「あなたらしくいること、それが最も大切なことだよ!」
 これが、一人の人間として、彼女に強く願ってることです。勿論、「ずっと応援しているよ!」だからこそ。
 (それと、彼女は「バスケが大好き!」というのがとても伝わるので、「どんな道であれ、バスケに携われる道だとより素敵だね」と、一人の人間として正直感じてます。選手に限らず、いまは「マネージャー、アナリスト、トレーナー、球団職員」等の道がある訳ですから。)


 で、彼女、1Qから登場して。起用法としてはSG的な感じかな?ですけど(「おこしバス」ではハンドリングも上手い部類だなと思って観てたが)、「1年生&唯一の女子」なのに、1Qから出場してるということは、「何か光るものを持っている」あるいは「潜在能力がある」と評価されているのかな?と想像で。

 尤も、この前座試合、チームとしては「大差での負け」でした(20-50くらいだったと記憶。尤も子どもの試合なので、結果よりも「この試合から何を学んだか」という「過程」がとても大切と自分は思ってますけど)。

 で、彼女個人のパフォーマンス、申し訳ないけど、正直「見せ場を生み出せなかった」。
 残ったスタッツ。「FG0/2、3P0/1」、以上。
 彼女らしいリングアタックも、1回もできずでした(2Pはミドル)。


 尤も、「ここがよかったよ」というところもあって、1Q、3Q、4Q途中と3回出場でしたが、3Qで、1Qの反省を踏まえてか、仲間と誰よりも積極的にコミュニケーションをとっていたんですよね。
 そう、スポーツの素晴らしさって、「人間として成長できること」にあると思っていて、バスケットボールは「仲間と心を合わせる」「身体もだけど、頭を使う」ので、「成長の一助にできる」とても素敵なスポーツだよ!と自分は思うのです。

 それと、こうして実際に試合を観て、勿論、いわば「現実を突きつけられて、何もできなかった自分が悔しい」と、彼女自身が感じていると想像するのです。
 でも、「できることは、きっとあるよ!」と自分は思っていて。それは何かというと

 「ルーズボール」「スティール」「オフェンスリバウンド」。
 そして「速攻で走ること(先頭で走れるともっと素敵)」。
 なぜならば「仲間も自分も助ける」とても素敵なことだから!
 (「攻撃回数を増やせる」一助にもなる。)

 そう、特に「ルーズボール」「スティール」のチャンスがあると判断したら、積極的に飛び込む姿勢、それこそまさしく「最高のエナジー」です!

 そう考えると、第1は、いま京都が志向しているバスケスタイルは「エナジーのバスケ」と繰り返し強調させて頂いてますが、それって言い換えれば「ファンダメンタル(基礎)を大切にするバスケ」ともいえるんですよね。

 で、第2に、バスケットボールって「勇気のスポーツ」とも思っていて。
 「ルーズボール」「スティール」「1on1」「3P」など、1つ1つのプレイに「瞬間的な判断」が求められる、それって「ちょっとの勇気」が求められるともいえると思っていて。


 実は自分、小学5年生のとき、学校のクラブ活動で「バスケットボール」を選んでいました。当時は「超がつくほどに下手」で、運動がもともと苦手な上に、「投げる系のスポーツがとても苦手」で、それなのに何故選んだ?って、「かっこいいと直感的に感じたから」と記憶で。
 その一方で、下半身系のスポーツは「できない訳ではない」感覚でしたので、大学では(草サッカーレベルだが)体育の種目別では「サッカー」を選んでいました。

 ですけど、小学5年生のときに「バスケをしていた」経験が、大人になって生きるとは、我ながら「人生って不思議だよね」と思うのです。
 いわゆる「スリーキングス」の少し前からNBAを楽しむようにはなってましたが、Bリーグの生観戦は2020年2月の「大阪vs秋田」から、当時で既に35歳(現在38歳)。
 ですのでなおさら、「人生って不思議だよね」と改めて感じてます。
 そう、「どこでどのような転機や出会いがあるかわからない」と。


 いずれにせよ、彼女にとっては、悔しい試合だっただろうと想像するのです。でも人間は「1つでも多く学ぶことそれ自体が、人間の成長の原動力になる!」と強く思っていて、そう考えるとなおさら、いま「悔しい思いをした」ことは、彼女にとってきっとプラスになるよ!と伝えたいのです。


 前座試合を終えて、会場近くの屋外スペースで「シュートチャレンジ」(1セットにつき9回)を1セットして、試合前練習へ。そしたら…、です。

 確か、「14時過ぎ?」でしょうか。滋賀ファンの有志が、滋賀側のゴール裏(のベンチ側)で、円陣を組み出したんですよね。
 そう、「Go!Go!Lakes!」を10回するなどで。もう、このときから「既に独特の異様な雰囲気」って感じでした。



 それと今回の「滋賀との2連戦」では、「立見席の販売」がありました。
 自分は「2階最上段の中央、放送席の右隣の座席」(A318のゾーン)がほぼ定位置ですが、普段は「後ろに誰もいない」感じなのが、今回は「後ろに立見席がいる」。

 実はこの6日土曜日の試合、自分の真後ろの立見席の親子連れ3人組(母と娘2人)、上の娘さんが制服姿(学校帰りの女子高校生と思われる。特に私立は土曜日でも普通に授業があることが少なくない)でしたが(長めの髪&一つ結びが似合ってる)、「滋賀の応援」だったんですよ。
 ですので、「異様な雰囲気」をなおさら感じたのは、この影響も少なからずあるかもです。
 (A318は、「より京都ベンチに近い」ですので、まさか真後ろの立見席が「滋賀の応援」とは、正直想像していませんでした。)


 「京都vs滋賀」(2023.5.6)、試合本番。OTの末での激闘だったけど、「独特の異様な雰囲気」が最も印象的だった。



 試合開始前から、「異様な雰囲気」は、既に始まっていた。
 それは正直、最終的には「中立地のようである、いやそれ以上かも」、これが正直な感覚でした。

 昨季のCS準決勝、「川崎vs宇都宮」。
 (RS順位の関係から、「川崎のホーム開催」であったが、蓋を開ければ「宇都宮が会場の半数を埋め尽くして、完全に中立地と化した」。この影響がどれほどあったかはわからないが、アギラールの不在で川崎の守備が乱れたこともあり、「宇都宮が2連勝、スウィープでファイナル進出」に。)
 このときの「川崎側の気持ち」が、似たような立場になって、手に取るように理解できた、これが正直な感じでした。

 いや、人数的には、滋賀のファンの数は「島根、大阪よりもやや多い感じかな」の感じだったんですよ。
 でもなんというか、「声圧がすごいなあ」と。「声圧」という意味では、滋賀の完勝でしょうと。
 (4月22日、4月23日の「京都vs島根」での島根ファンの声援も「強烈な声圧、一体感を感じた」感じですけど、それを上回ってるなと。ですけど、この2年、バスケットLIVE越しに、島根の本拠地[松江市総合体育館]の雰囲気が、もう「青[スサノオブルー]に染め上げられている」感じが印象的ですけど、いずれそう遠くないうちに、島根は「西の宇都宮」の領域に到達しても驚かないが、一バスケファンとしての正直な感覚です。)


 いずれにせよ、「15時10分」、「異様な雰囲気」の中で、試合開始。
 試合自体は、2Q途中までは激しい接戦で進みます。
 流れが変わったのは、「2Q,7:05、21-24」。ここで京都は、小西がベンチへ下がります。その後、「2Q,5:48」では、満田が「2ファウル」でファウルトラブルになりました。

 この、「2Q,7:05」を境に、一気に「滋賀ペース」に。
 「2Q,2:35」で「24-38」、つまり「3-14のラン」を決められます。
 で、「2Q,1:58」では「満田、3ファウル」。
 2Q終了では「32-46、滋賀が14点差でリード」でした。




 実は、この「京都vs滋賀」の本番の2日前(5月4日木曜日)の朝に、上述のツイートをさせて頂きました(リンクさせて頂いた7つを含めて、「ツリー状で11のツイート」を)。
 「足がちぎれてもよいほどに、後悔のないように全力を出し切って欲しい!そう、シンプルに『自分の選手生命のために』戦って欲しい!」と。

 その意味で、この日の滋賀は、「この2試合の意味、分かっていて安心した」の感じで。ですけど、このままでは終わらなかったんですよね。


 3Q。「32-46」での開始でしたが、ここから京都がすさまじい追い上げでした。「3Q,3:37」の時点で「49-54」(この間、「17-8」)。
 で、ここで、「D・ジョーンズ」が「3ファウル」になります。

 そこから、「3:10」「2:39」と、ディアロが連続でダンク2P!
 これで「54-54、同点」になります。

 その後は接戦が続き、「4Q,4:58、65-65」の場面で「クラッチタイム」に突入。
 「クラッチタイム」では「7-7」、つまり「72-72の同点」で「オーバータイムに突入」になります。「京都が粘ってオーバータイムに持ち込んだ」が、自分の印象です。

 最終的には、オーバータイムで「10-11」と滋賀が振り切って、「82-83、滋賀の勝利」でした。
 自分の後ろの立見席での、滋賀を応援の制服姿の少女、とても嬉しそう(ただ、自分が京都の応援なことからか、少し控えめに喜んでた感じ。配慮をありがとうです)。ですので、「勝利おめでとう。明日、残留を叶えられるとより素敵だよね。」と伝えました。


 観客数は「3887人」。「ほぼ目一杯入ってた」印象でしたので、とても納得です。勿論、滋賀のファンが多く駆けつけた影響もあるかなと想像です。



 自分の立場的には、「京都の応援」です。でも一方で自分は、「関西圏に在住の一人のバスケファン」でもあります。
 ですので、そもそもが「立場的にとても複雑な想い」だったのです。というか本音を言えば「滋賀は、B1残留になって欲しい」が正直な想いで、だからこそ5月4日の朝に、一連のツイートをさせて頂いた訳ですので。
 で、この「複雑な想い」は、滋賀は「2連勝を叶えれば、B1昇格が確定できる」という単純さではないから、恐らくこれが大きくて。

 実際、会場には「滋賀を応援する子ども」が想像以上に多くいました。開場を出たときも、K・ラベナのユニフォームを着たボブヘアが映える少女がいて(中学生か高校生あたり?)、「明日、B1残留を叶えられるように、後悔のない全力応援だよ!」と伝えました。

 ですけど、試合を終えた瞬間からそうですけど、自分の中では「何かがない」、いままで経験したことのない「独特なマイナスの感覚」を、強く感じていました。それってどういうことだろう、なぜだろう…?と、わからないでいるまま、帰りの電車に乗る感じでした。
 自分なりに、試合の振り返りはしたい。だから、梅田のカフェに立ち寄ろう。そうすれば、「おおさか東線経由で座って帰宅できるから」と。
 で、「東梅田のイーマ(T・ジョイ梅田があるビル)のスターバックス」に立ち寄ることにしました。


 最大の逆境は、試合終了後に待っていた。「なぜ、自分は『魂』を別のところに忘れた感覚になったのか?」、その正体とは…。


 (←この文章の中盤に、今回立ち寄った「東梅田のイーマのスターバックス」への言及があります。「T・ジョイ梅田」で映画を見る行き帰りに、主としてこの店を使ってます。)


 「18時50分過ぎ」、東梅田のイーマのスターバックスに到着。
 「いままでに経験していない、この『独特なマイナスの感覚』を、どうしても整理する必要がある、そうでないと、明日へと進めない。」
 これが正直な気持ちでした。



 で、いまリンク添付させて頂いたツイート。「ツリー状の9つのツイート」ですけど、いつもだと、「体感」「記憶」「メモ」を総合して振り返った結果での「感想ツイート」にできているのですけど、今回は結局は(「感想」といえる感じまでは落とし込めずじまいで)「殴り書きのように、感じるままにがーっと一気にストレートに綴る」ことしかできませんでした。



 で、いまリンク添付ツイートをさせて頂いたように、今季の京都を「よくも悪くも、象徴している」と感じた場面が、
 そう、内容は「直近2年に比してだと格段に良くなっている」のです。特に昨季の京都は「ハーパー個人軍、笛吹けど踊らず」でしたので。それに純粋に、今季の京都のバスケは「不格好かもだけど、観ていて応援したくなる」んですよね。

 ですけど、印象的な場面を切り抜きますと、特に攻撃の場面は、よくも悪くも「外国人のBIG3」、つまり「ユトフ、ライト、ディアロ」に依存し切っているのです。この試合の最大のハイライトである「ディアロの2連続ダンク」は、まさにそう。
 それと、ディアロが攻撃面でより輝きを放てるようになっていったのも、パスの出し手が(「久保田が中心」のときよりも)「ライトが中心」になってからなんですよね。


 そう、確かに、ライトは「試合を観た印象度よりは、EFFが高い訳ではない」(勿論、充分に「優良外国人の数値」だし、そもそも「アジア枠では恐らくno.1」ですけど)、それは「無駄なTOが少なくない」からと(一バスケファンとしては、この「無駄なTO」は「ご愛嬌」と割り切ってます)。
 でも、ライトが中心になってから、目に見えて「共に登る」の体現度が伝わるようになった、これは「試合の印象度」「可視化できるスタッツ」の両面からはっきり伝わるのです。

 ですけど、今季は「スタイル構築1年目」という事情を考えると「そもそも仕方なかった、こうするのが最も合理的にならざるを得なかった」感じではありますけど、本音を述べれば、中長期的に考えると、「攻撃面での印象的な場面」で日本人選手が絡む場面が1つでも多くなって欲しい!と強く願うのです。


 ですけど、「独特のもやもや感」の正体は、「外国人&アジア枠への依存度の強さ」とか、「TOにもつれる激闘の末に負けたこと」とか、「京都をより応援しているけど、滋賀にB1残留して欲しい複雑さ」とか、勿論これらも「理由の一つ」ではあるけど、でも「本質ではない」と感じると。そう、

 「『身体』は確かにいまここにいる、『情熱』も確かにいまここにある、でも『魂』はここにはない、別のところに忘れてしまっている。それが、『何かがない、という【単純なもやもや感・複雑な想いだけでは説明できない、独特のマイナスの感覚】の正体では?」

 と、「答え」が導き出せた感覚になっていったのです。では「答え」は何か?





 「魂は、『京都市民スポーツ会館』に忘れてきてしまったんだ。
 ほんとうは自分、『おこしバス』に参加したかったんだ。」

 (なぜ、「不参加」と回答したかというと、翌日も「連闘」で生観戦するにあたり、特に「膝の裏を痛めて階段の上り下りができないのリスク」が怖かったからです。日程が「RS最終戦の終了後」であれば「参加で即答」だった訳ですが。
 7日日曜日の「コート開放」に参加したかったから、今回は不参加というのは、理由的には全くの無関係です。
 ちなみに「おこしバス」の開催は、今回が3回目。過去の2回[2022年11月、2023年1月]は、いずれも参加させて頂いてました]。)



 ほんとうは、「おこしバス」に参加したかったんだ、と。
 そして、「心はずっと若くありたい。でも、身体はもう『38歳の中年のおっさん』化しているんだ…」という現実をも突き付けられて、自分自身にとても悔しくて、気が付いたら、涙が溢れ出てきていました。

 では、(あとで綴らせて頂きますが)7日日曜日の「コート開放」は何故参加させて頂くのかと申しますと、勿論、「身体を動かせる貴重な機会だから」も大きいのですけど、

 「試合当日の直前だから、自分の身体が動く範囲内でコントロールできるから(やばいと体が反応したら、すぐにストップできる)。
 それに『最大で1時間強』だから、身体のどこかを痛めるリスクも小さいだろうとの判断もあった。」
 (ちなみに「コート開放」のことが発表されたのは、「おこしバス」不参加の回答をしたときよりも後日のことです。)

 という感じなんですよね。


 …という訳で、回答を保留させて頂いていた、



 この、「滋賀ファンの主催の交流バスケ(5月20日土曜日)」。
 「参加」の回答をさせて頂きました。
 (ちなみに、前回である「2月25日」のときも、参加させて頂いてます。)





 で、一連のツイートをアップさせて頂いたのが、「21時」。
 それで、少ししてからスターバックスを出発。

 「21時56分発、大阪駅地下ホーム23番線、おおさか東線(普通、久宝寺行き)」。
 夜に、大阪駅から座って帰宅したいときは、これが基本型になるのかなです。
 (「五等分の花嫁」LV、「京都vs島根」2連戦、今回の「京都vs滋賀」2連戦と、帰りはこの感じでした。)

 で、「23時」、帰宅。
 「独特のマイナスの感覚」の正体も自己解決できて、「今日は今日、明日は明日。最大のメインは明日なのだから!」と、プラスの気持ちで帰宅・就寝できた感じです。


 では、(その2)で、「5月7日日曜日、『RS最終戦(京都vs滋賀)』、『ファン感謝祭』、そして『現時点での京都の今オフ(来季)の理想の補強戦略』」を、綴らせて頂きます。


 【バスケットボール#27A】【エッセイ#17A】

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