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【#新生活をたのしく】2023年春、「好きなこと・長所を何か1つ育むこと」で社会に貢献できる一助になれると最高に素敵!そのためにはまず「優しさ・思いやり」を育むことから始めようよ!【エッセイ】【社会貢献】

 プロローグ(社会をよりよくできる人間って、「何か絶対的な長所を持っている人間」なことと共に「努力・成長し続けられる人間」でもあるといえるのでは?)




 最初に、自分用メモを兼ねて、「社会貢献」をテーマに綴ったnote記事を、リンク添付させて頂きます。勿論、今回のnote記事の「たたき台として」の意味をも込めてます。

 自分が、「一人の人間として」こだわり続けたい、追い求め続けたいと感じてることとして、「社会をよりよくすること」「より望ましい社会を生み出す一助になること」があります

 社会に貢献できる一助になるために『自分にできること』って何だろう?
 これを、ずっと問い続けてきましたし、恐らくこれからもずっとそうです。
 で、自分が「辿り着いた道」。それが
 『誰かを応援すること』『伝えること』『発信すること』
 これならば、「自分が持っている資質能力をより最大級に活かせる」のでは?と。いまはまだ軌道に乗せるための試行錯誤の段階ですけど(勿論、1か月でも早く軌道に乗せることが目下のテーマです)。


 後述で改めて言及させて頂くかなですけど、人間が生きることにおいて、最も大切なこととして、自分は

 『その人自身が持っている資質能力、長所』、より深く述べれば『好きなこと、得意なこと』を通して、『社会に貢献できること』。

 であると考えています。
 で、いままでのnote記事で、何人かの人物を取り上げてきました。


 【自分(愛球人)のnote記事で、「社会貢献」のテーマでいままでに取り上げた人物。】
 紀野紗良さん(東京大学大学院修士2年生。現在は環境科学の研究に取り組む一方で、東京都の「TOKYOエシカル」のアンバサダーを務める。かつては『東大王』の一員でも活躍した。)

 立崎乃衣さん(この春で高校を卒業。いわゆる「ロボット少女」。当時高校1年生のときの2020年に、レノボにより「世界を変える10人」に最年少で選出された。)

 楳原まひろさん(この春で高校を卒業。2021年の「24時間テレビ」[世界変えたいこと会議]、2022年の「青春10代しゃべり場リターンズ」に出演。特に「青春10代しゃべり場リターンズ」では、自身の高校での生徒会長の経験を踏まえつつ、「本音で向き合うことの大切さ」を主張した。)

 早田ひなさん(卓球選手。中学生時代から将来を嘱望されてきたが、2022年にブレイク。2023年の全日本選手権で「3冠(女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスでいずれも優勝の意味)」を叶えた。北九州[福岡県]が故郷で、郷土愛が強いことも特徴。)

 今村聖奈さん(騎手。2022年にデビューして、「騎手1年目として50勝超え(51勝。これは歴代5人目の快挙)」「騎手1年目で重賞に勝利(GⅢ、CBC賞、テイエムスパーダ)」を叶えて、「2022年を代表する人物」に。年末には「ホープフルステークス」で初めてのGⅠ騎乗を叶えた。)


 で、こうして「ある1人の人物」に光を当てることは、実は自分自身を成長させる原動力でもあるのです。何故ならば、その人物を調べることで、その人物がなぜこれほどに輝けているのかを知ることができる。
 で、そういった「輝けている人物」って、何らかの「絶対的な長所」を持っているんですよね。それは勿論、先天的な「才能」は確かに大きいと思いますけど、それと共に後天的な、それも人一倍の「努力」により勝ち取った、育んだことの帰結でもあるのではと、自分は感じてます。


 で、「社会貢献」をテーマとするnote記事では、「子ども・若い世代に伝えたいこと」「10代(特に中高生、大学生)に伝えたい想い」を特に綴りたい、これが自分の「根っこの想い」です。
 今回で、「社会貢献」をテーマとする記事は「6回目」です。
 その中でも「#新生活をたのしく」は「2年連続2回目」ですけど、日程と時間が許す限りではありますけど、この「#新生活をたのしく」に合わせてでの執筆は、できるだけ積極的に続けたいと強く考えてます。



 で、「#新生活をたのしく」2022年3月版では、3つのことを綴らせて頂きました。


 【「#新生活をたのしく2022春」でのnote記事で、自分(愛球人)が伝えた3つのこと。】

 (1)たとえ勉強が苦手でもいいから、『優しさ』『思いやり』の心を大切に。『優しい心』が最も大切なことだよ。

 (2)何か一つでいいから、『好き』に出会おう。そのための努力をしてみよう。人生は、どこでどんなことが起きるかわからない不思議さがあるから。

 (3)『チャレンジ』を積極的にしよう。『チャレンジ』をすること自体が、人間を一気に大きく成長させる原動力だから。例えば、生徒会や学級委員、ゼミ長にチャレンジすることは、確実にプラスになるはずだよ。




 それと、「#がんばれ受験生」2023年2月版では、5つのことを綴らせて頂きました。


 【「#がんばれ受験生2023」でのnote記事で、自分(愛球人)が「教訓として心掛けてること」と綴った5つのこと。】

 (1)「何事にも、『全身全霊』で取り組む。特に自分が『やりたい』と決めたことはなおさら。」

 (2)「何事にも、『後悔のないように』、自分自身に問い続けた上で判断する。併せて『自分自身の心の声に噓をつかない』姿勢を大切にする。」

 (3)「何事にも、『最後の1秒まで、最後の1問まで絶対にあきらめない』ことを大切にする、これは勿論『見直しを徹底的にする』を含めて。試験官が『終わり』というまでが試験であるから、これは『自宅に帰るまでが修学旅行である』ことと同じように。」

 (4)「逆境にいるときこそ、自分自身を信じること。『いままで積み上げてきた努力があるから』と言い聞かせること。」

 (5)「『思いやり』『支え合い』『学び合い』の姿勢を大切にすること。『誰かが困っているときに、自分にできることはあるか。自分がその人間の立場ならば、何をして欲しいか』を想像する、問い続けること。」


 では、「#新生活をたのしく2023春」、綴らせて頂きます。



 「強くなるより優しくなりたい」、とても共感できる素敵なこと!「社会をよりよくできる」にはまず「周り・誰かをよりよくできる」ことから始めよう!だからこそ「優しさ・思いやりを育む」ことはきっとできることだよ!


 で、今回のnote記事の執筆にあたり、自分が「いつか是非とも取り上げたい」と抱き続けてきた、「とても感動する記事」があります。
 それは、『朝日新聞』の「声」、2019年6月のある記事です。自分自身を奮い立たせたいとき、いまでもこの記事を読むことが少なからずです。
 では、紹介させて頂きます。
 (ちなみに我が家では、子ども時代からずっと『朝日新聞』を購読させて頂いてます。)




今回取り上げる、『朝日新聞』「声」欄での
「尾崎萌音さん、高校生、17歳、三重県」の
「強くなるより優しくなりたい」の文章の原文です。
自分自身、「最も感動した文章の一つ」で、「自分を奮い立たせる文章」です。
ですので、「自分用メモ」を兼ねて、いつか是非ともnoteで取り上げたいと思ってた。



 「強くなるより優しくなりたい」
 (尾崎萌音さん、高校生、17歳、三重県)
 (『朝日新聞』2019年6月13日付朝刊「声」、10面[大阪版で])

 「中学時代、しっかり者で周りをよく見て行動しながら、なんでも一人でできる同級生がいました。なにより人との協力を、人とのつながりを大切にする素敵で、魅力的な人でした
 ある日、クラスの連絡ノートを職員室に運ぼうとしていると、彼女は当たり前のように手伝ってくれました。それも、『僕は強くなるよりやさしくなりたい』という歌詞を鼻歌で歌いながら隣を歩きます。
 曲名を聞いたら小田和正さんの「風のように」と答えてくれました。そのフレーズが一番好きだとも教えてくれました。そのときの表情はキラキラとしていてとても優しかったです
 強くなることは大切ですが、それ以上に優しさは大切だと思います。優しさがないと人と関わる、仲良くなるということはできません。だから私は、強くなるより優しくなりたいと思います


 「優しさ」「思いやり」。このことは、もともと自分自身が特にとても大切にしていることですけど、この「声」での文章に出会って、いままで以上に「優しさ」「思いやり」を最も大切にしようと、いわば自分自身の「信念」の1つになってます

 そう、強くなるより優しくなりたい、自分が出会ってきた言葉の中でも、「最も心に響く言葉・名言の1つ」です。


 「強い」人間になること。勿論、そうなれれば望ましいことです。
 ですけど現実論として、この「強い」人間というのは、

 「身体が強い」(「丈夫である」「体力・腕力がある」の2つの意味合いがある。)
 「心が強い」(「気持ちが強い」「精神力が強い」というニュアンス。「プレッシャーに押し潰されない」ことなど。)

 主としてこの2つの意味かなと思いますけど、「身体が強い」ことは勿論、「心が強い」人間になることも、「努力してもそれができるようになるとは限らない」と自分は思ってます(何故って、自分がそうだからです。子ども時代からずっと、「人生の勝負どころ」で、自分は「極度のプレッシャー、あがり症」に苦しめられてきましたから)。


 で、いま取り上げさせて頂いた、(朝日新聞の「声」欄の)尾崎萌音さんの文章。
 全体的なこと、及び最大の核心である「強くなるより優しくなりたい」という言葉、それぞれに「とても強い共感を抱くから」「『生きる勇気』をもらえるから」が正直大きいです。
 では、自分は何故この文章に「生きる勇気」をもらうのだろう?と、改めて問い直したいと思います。


 「しっかり者で、周りをよく見て行動しながら、なんでも一人でできる。」
 「なにより人との協力を、人とのつながりを大切にする。」


 きっとこの、萌音さんの同級生の少女は、

 「『誰かの役に立ちたい、貢献したい』『自分の周りを大切にしたい、よりよくしたい』想いが人一倍強い人間である。
 (よりかみ砕けば)『
天使のような人間』である。」

 このことが、とてもひしひしと伝わる。そして、萌音さんもこの同級生との出会いが自身の成長の一助になり、(この同級生の少女のように)「優しい人間になりたい」という「なりたい自分」「志」を抱くようになった。
 「とても素敵で感動的なこと」だなあと、心を強く揺さぶられます。




 (アンダーラインで示した該当部分は「1:51~2:22」です。)


 【小田和正『風のように』、歌詞(一部を抜粋)。】

 (前略)

 ここから先は もう進めないと
 くじけそうになるときはいつでも
 君のことを思い出して 歩き始める もう一度

 そして僕は 君のために 何ができるかと考える
 そして僕は 強くなるより やさしくなりたいと思う
 やさしくなりたいと思う

 あの風のように やわらかく 生きる君が
 はじめて会ったときから 誰よりも好きだった

 (後略)


 楽曲自体は、「1997年」に発表された曲です。そう、萌音さんやその同級生の少女にとっては、実は「生まれる前の楽曲」です。
 小田和正さんらしい、スローテンポが特徴的で、自分が好んで聴く楽曲とは正直、真逆といえます。
 (自分は「声優・アニメソング」、特に「アップテンポな楽曲」「疾走感が伝わる楽曲」をよく好んで聴く傾向ですので。ちなみに自分が「最も大好きな曲」は、「負けないで」[ZARD]と即答です。)

 ですけど、今回、こうして執筆させて頂くにあたり、実は通しで初めて聴いたのですけど、「歌詞がとても素敵で共感できる」と感じます。


 「そして僕は 君のために 何ができるかと考える
 そして僕は 強くなるより やさしくなりたいと思う
 やさしくなりたいと思う」


 で、これの根底にある想いは、先述で述べたように、

 「誰かの役に立ちたい、貢献したい。」
 「自分の周りを大切にしたい、よりよくしたい。」

 ということです。

 恐らくですけど、萌音さんの同級生の少女は、

 『人間として最も大切なこと』が何かを、感覚的に既に『学んでいる、知っている』。だからこそ、『人間として最も大切なこと』を『体現しよう、遂行しようと心掛ける姿勢』に人一倍優れている。

 と映るんですよね。どういうことかと申しますと、

 『周り(級友、学級など)をよりよくできる』ために、『自分にできることは何か』を考える思考・心掛けができてる。また恐らく『自分がその周り(級友など)の立場ならば何をして欲しいか』の想像力があり、いわば『自分がして欲しいことを、周りに対してできる』ことが自然とできてる。
 『周りを笑顔にする』ことで、『自分も笑顔になれる、自分も周りと共に成長できる』(というプラスの循環が生み出される)ことを学んでいる。」

 ということです。そのようなことから、この「萌音さんの同級生の少女」は「天使のような人間」、つまり「人間としてとても魅力的である、とても尊敬できる」と映るのです。勿論、「『自分』という個性を明確に持っていること」を含めてです。
 あるいは、視点を変えれば、「萌音さんの同級生の少女」にとっては、

 自分がその人(この場合、萌音さん)の立場ならば、何をして欲しいかという視点に立って行動できる。つまり『自分がして欲しいことを、周り・相手に対して自然にできる』。

 ともいえると映るのです。
 この「萌音さんの同級生の少女」のような人間に出会えてたら、最高に素敵だろうなあと。
 そして、映画・アニメのような「理想的な人間像」の人間って、本当にいるんだなあと、自分もとても心が温まるのです。


 で、この同級生の少女、想像ですけど

 「『誰かの役に立つこと』自体が、ただ純粋に『大好きなこと』『生きる原動力・生きる喜び』である。」

 と映ります。そう、
 「『目立ちたい』などの『打算』が全くない。ただ純粋に『誰かの役に立つこと、それ自体が好きだから、喜びだから』。」
 と。ですけど、想いが届かずに(あるいは、したいと思っても判断ができずに)失敗した経験も少なからずあると想像します。それをも含めて、恐らく「人一倍の地道な努力を積み重ねてきている」、つまり「努力の人」であると想像するのです。

 恐らくですけど、失敗も少なからず積み重ねてきた。ですけどそれでも、「人の役に立つことが大好き」という明確な「自分の軸」を持っている。
 「人の役に立つこと」、人間として最も大切なことと自分は思うのです。そう、この同級生の少女は、いわば

 『周り・誰かの役に立つこと』が、『人間として最も大切なこと』を学んでいる。だからこそ、『正しいことを遂行できるちょっとの勇気』ができる。

 そう、「誰かの役に立つこと」は、「人間として最も大切なこと」であると強く思いますけど、いざしようと思うとためらってしまう(他者の目線とかが気になってしまって)、自分も少なからずこの経験があります。
 ですけど、「誰かの役に立つこと」は、「正しいこと」だよ!と強く伝えたいのです。
 そう、「誰かの役に立つこと」は、確かに「ちょっとの勇気が必要なこと」です。「勇気を振り絞ること」って、実はとても大きなエネルギーが必要なことです。
 ですけど、だからこそ、

 『誰かの役に立つ』『自分がその人の立場に立った時にして欲しいことを、その人に対してできる』という『ちょっとの勇気』を遂行できる人間って、最高に輝いて映るよ!何故ってその誰かを笑顔にできるから!

 と伝えたいのです。



 で、自分が何を伝えたいのかと申しますと、


 『人間として最も大切なこと』は、『誰かの役に立ちたい・貢献したいという姿勢・想い』であると伝えたい!少なくとも、『誰かの役に立ちたい・貢献したい』という想いを持ち続けることはできるし、この想いを持ち続けること自体がとても素敵なことだよ!
 だからこそ、この『誰かの役に立てる・貢献できる』ことの基礎として、『優しさ』『思いやり』があると思ってる!『優しさ』『思いやり』を表現することは、プラスの効果を生み出せるから!
 そして、『誰かの役に立ちたい・貢献したいという姿勢・想い』が、『社会に貢献したい』ということに結び付く、だからこそそのためには、まずは『優しさ』『思いやり』を育むことから始めよう!と伝えたいです。



 そう、「人間として最も大切なこと」は「誰かの・周りの役に立ちたいという姿勢」だよ!と。で、「誰かの・周りの役に立ちたいという姿勢」が「社会に貢献したいという姿勢」に結び付くんだよ!と。それを叶えるためにまず第1にできることは「優しさ」「思いやり」を育むことだよ!と。

 いわば、萌音さんの同級生の少女は、

 『誰かの・周りの役に立つこと』それ自体が『生きる原動力・生きる喜び』であり、いわば『周りと共に輝く』ことで『自分も周りも笑顔になれる・成長できる』という資質能力を持っている。

 これってとても素敵なことであり、だからこそ「尊敬できる」と感じます。いわば萌音さんの同級生の少女は「みんなで輝くことで、一番星になれる」稀有な資質能力の持ち主である、と。


 で、「クラスの連絡ノートを職員室に運ぼうとしていると、彼女は当たり前のように手伝ってくれました」とあります。勿論純粋に「優しさ」「思いやり」の想いから、そして「『誰かの役に立つこと』自体が、ただ純粋に『大好きなこと』だから」と思うのですけど、それと共に
 「きっと、萌音さんへの『リスペクト(信頼)の気持ち』、つまり『大切な存在の1人だよ、仲良くなれるとより嬉しいな』という想いがあったのでは?」
 と想像するのです。そう、いわば

 誰かの役に立てる・貢献できる」=「優しさ・思いやり」=「リスペクトの想い・姿勢

 であると思うよ!と伝えたいのです。

 そして、恐らくの想像ですけど、萌音さんと同級生の少女は、「クラスの連絡ノートを職員室に2人で一緒に運んだ」ことをきっかけに、友人になった、それが嬉しかったから、「声」に文章を寄せた、その同級生の少女への感謝の想いを込めてと。


 で、2019年6月の時点で17歳ということは、「萌音さん」及び「同級生の少女」は、この4月で「大学3年生」または「大学4年生」という計算になります。
 「萌音さん」及び「同級生の少女」は、どのような道を志しているのだろう?そして、「なりたい自分」「志」に近付けているかな?と想像するのです。
 そして、どのような道を志すにせよ、きっと「社会をよりよくできる一助になれるよ!」(というか、なって欲しい!)と強く抱くのです。勿論、「萌音さん」「同級生の少女」の2人共に、一人の人間として「ささやかながらだけど、とても応援したいです!」と強く抱きます。

 



 「好きなこと・得意なこと」を通して「社会に貢献できる・よりよくできる」の一助になるを叶えられれば最高に素敵なことだよ!だからこそ「好きなこと・得意なこと』を育むことから始めよう!それが「長所・特徴」になり「自分らしさ」に結び付くよ!



 2023年2月26日。BS-TBS『天才が育つ教室~常識を打ち破る先端教育~』
 (「子ども・教育」がテーマの「ドキュメンタリー」です。)
 この番組を視聴して、自分は「とても強い衝撃」を覚えました。

 取り上げられたのは3つの学校です。

 (1)「デザインテック・ハイスクール」(米国、カリフォルニア州、サンフランシスコ)
 (2)「IMGアカデミー」(米国、フロリダ州、ブレイデントン)
 (3)「青翔開智中学校・高等学校」(日本、鳥取)

 この中で、「IMGアカデミー」は、スポーツ、特にバスケットボールが専門分野の一つである自分的には、とても興味深い感じですけど、この番組で特に自分が強い衝撃を覚えたのは、実は
 「青翔開智中学校・高等学校」
 です(「せいしょうかいち」と読みます)。






 最初に、結論的なことからまず述べますと、
 「こういう学校で学べる子どもが、とても素敵で羨ましいなあ。」
 ということです。どういうことかと申しますと、
 「一人一人それぞれが大切にされている学校」
 であることが伝わることです。


 まず、「学校の公式HP」で示されている、「教育方針」から考えます。



 【教育方針】
 (1)『探究』(←「好奇心+情熱」)
 (課題を発見し解決する。アイデアを創造し表現する。)

 (2)『共成』(←「協調+自律」)
 (多様性を認め合い、自らの考えも持つ。チームで協力してイノベーションを起こす。)

 (3)『飛躍』(←「挑戦+継続」)
 (過去の自分を超え続ける。主体的、創造的に未来を築く。)

 【求める生徒像】
 (1)「好奇心や探究心にあふれ、物事に対して積極的に取り組む意欲や情熱を有する者。」
 (2)「他者との関わりを通じて、自己の能力を磨き、相互に高めていこうとする意識の高い者。」
 (3)「積極的な学習意欲があり、将来の進路についての目的意識を明確にしようとする者。」

 【卒業時に身につける力】
 (1)「情熱と好奇心をもって物事を探究する」ために、「自ら課題を発見し、創造的に課題を解決する力」を身に付けます。そのための具体的な資質・能力として、「信頼できる情報を活用し、物事を批判的・論理的に考え、幅広い教養を元に自身の考えを表現できる力」を大切にします。

 (2)「自律と協調の両立」をはかるために、「文化や社会的背景の違う環境下でも、お互いを尊重し支え合い、調和させる心」を醸成します。そのための具体的な資質・能力として、「自分自身を俯瞰してとらえることで自己を調整し、高い道徳心と倫理観をもとに物事を判断し意思決定できる力」を大切にします。

 (3)「たゆまぬ挑戦と努力を継続する」ために、「深い自己理解をもとに目標を設定し実現に向けて一歩を踏み出す姿勢」を育みます。そのための具体的な資質・能力として、「多様な経験を通して自身の能力や志向、価値観を認知し、積極的に実社会と関わる中で失敗を成長ととらえ、想像の範囲を超えた自分へ変化しようとする力」を大切にします。



 で、「天才が育つ教室」で、「青翔開智中学校・高等学校」は、どのように取り上げられていたのか。自分自身のメモに沿って振り返ります。



 【「『青翔開智中学校・高等学校』の取り組み。」
 (『天才が育つ教室』[2023年2月26日]の視聴より、自分のメモから。)

 学校創設に込めた想い。→「『探究学習』を育める学校に。

 2014年創設。生徒数は全校で「272人」。
 (中高一貫校、原則的に1学年2学級[つまり全12学級]。
 「272÷12=22.67」。つまり「1学級につき23人程度」。)

 「学校の中心」→「ラーニングセンター」(開放的な図書室)
 「図書館の中に学校がある」

 探究基礎」→「課題を派遣して、創造的に解決する」営み

 「中学3年生でのテーマ」→「SDGs×鳥取の社会課題」。

 実社会では『正解がない』。」→「自分の頭で考える教育」

 探究基礎」→高校2年生からは「個人での研究」に
 →「青翔学会」(いわゆる研究発表会)での発表を経て、「探究基礎終了論文」をまとめる。

 ある少女(高校2年生。藤原夢叶さん)の実例。
 (「夢叶」と書いて「ゆめか」と読みます。)
 →入学当初は「医師」志望だった。
 →中学校・高校での学びを通して「社会」「経営」に興味が。
 →「農業的付加価値」(個人研究のテーマ)
 →(将来の志)「『社会起業家』になることで、社会に貢献したい。」

 「探究スキルラーニング」→「多面的な学び」

 「日本史」→「明治維新は革命といえるのか?」
 →「こういう考察がされている」と学んで欲しい。

 「『明治維新』と『海外の革命』」
 →「どこに着目するかによって『使う言葉』『解釈』が変わってくる。
 『自分の着眼点』を持つことで『自分ごと』として考えられる。

 「先生が頑張れる原動力」
 →「生徒が社会をつくっていく。先生の役割は生徒を育むお手伝い。」



 勿論、「こういう学校・教育もあるよ」という「実例の1つ」と考えて然るべきとは思います。ですけど、自分は「1人の人間として」、とても強い衝撃を抱いた感じでした。
 これは、自分自身が、いわゆる「古いタイプの中高一貫校(男子校でした)」で学んできたことが影響しているかもですけど(勿論、そこで学んだことで「プラスになったこと」「失ったこと」両方があります)。

 で、この「青翔開智」の取り組みで、感じたことがまず2つあります。


 「第1のこと」。「教育のスタイル」は、「2つのタイプ」があるといわれてます。

 「バケツ型の教育」(従来的な、「知識を注ぐ、詰め込む教育」「上から注ぐ教育」。いわゆる「受動的・教員主体の教育」といえる。勿論これの要素は必要になるけど、「100%のすべてをこの要素のみにすることは望ましくないといわれている。)
 「サーチライト型の教育」(「自ら学ぶ、自ら考える教育」「下から照らす教育」。いわゆる「能動的・子ども主体的の教育」といえる。「子どもの個性・発想に光を照らす教育」の意味からこう呼ばれる。従来的な「バケツ型の教育」と共に、変化の激しい社会に対応できる資質能力を育む観点から、この「サーチライト教育」の要素をうまく融合させる・組み合わせることが大切であるという考えから、この「サーチライト型の教育」が注目されるようになった。)



 いま言及させて頂いてる「青翔開智」の教育は、いわゆる「『サーチライト型の教育』により重きを置く教育」であるといえます。
 かつて教員(中学校社会科教員)を志していたとき、「サーチライト型の教育」という考え方に、とても強い感動を覚えましたけど、本当に実践している、振り切っている学校があるんだと。


 で、「第2のこと」。
 これは、大学に入学したときに最初に学んだことの1つを、思い起こします。大学に入学したてのときに学んだ1つが「教育心理学」で、使用した書籍の1つである『やさしい教育心理学』を、リンク添付させて頂きます。




 【「2つの達成目標における学級雰囲気の内容。】
 (「やさしい教育心理学」初版、106頁[第5章、学級という社会]。)

 学級雰囲気の次元   習熟目標       遂行目標

 成功の定義      進歩、改善    よい成績、基準より高い成績

 何に価値を置くか   努力、学ぶこと  基準よりも高い能力

 満足するための理由  一生懸命したこと  他者よりも良くできたこと
           チャレンジしたこと

 教師が志向するもの  生徒がどのように  生徒がどれくらいできたか
            学んだか

 謝り、ミスとは何か  学ぶことの一部分  不安を引き起こすもの

 注意が当てられるもの 学ぶ過程・プロセス 他者と比較した自分の成績

 努力する理由     何か新しいことを  よい成績
            学ぶために     他者よりできるために

 評価基準       絶対的、進歩の度合い  外的基準との比較


 学級の雰囲気は「習熟目標的な雰囲気」と「遂行目標的な雰囲気」の2つがある、とよくいわれてます。で、「どちらの雰囲気がより強いのかによって、子どもの成長は大きく変化し得る」と(ちなみにこの研究・学説、「1988年」です)。


 エームズとアーチャーは、中学生と高校生を対象にして、自分が所属する学級雰囲気をどう考えているか、勉強にどのように取り組んでいるか、所属する学級を受け容れているかなどについて、質問紙を用いて尋ねました。
 その結果、自分のクラスが習熟志向的である」と考える生徒ほど「自分で目標を設定する」「勉強のスケジュールを立てる」といった学習方針を工夫できる傾向が強く、「自分の学級が好きである」という学級への肯定的な態度を持つことや、「新しいことを学習したい」というようにチャレンジ精神が旺盛であることなどがわかりました。
 一方、「自分のクラスが遂行志向的である」と考える生徒ほど、学級への態度が否定的であり、自分の能力を低く見積もる傾向のあることがわかりました。

 (「やさしい教育心理学」初版、106頁~107頁[第5章、学級という社会]。一部の箇所で表現をよりわかりやすいように修正しています。)


 「一人一人それぞれを大切にする教育」。日本の教育においては、このような教育がより理想であるといわれてきていて、自分もこの考え方です。
 ですけど現実的には、日本はこの「一人一人それぞれを大切にする教育」とは逆行している傾向にあるという指摘・解釈は、ずっと少なからずあります(勿論、個別具体的には「一人一人それぞれを大切にする教育」に取り組んでいる教員・学校がいることは留意されて然るべきです)。

 そう、今回の「青翔開智」の取り組み、強い衝撃を受けた理由の一つが、「子どもの表情が生き生きしていること」です。それは何故だろう?と考えたときに、理由は2つあると思っていて、


 「『サーチライト型』『習熟目標的』な教育・学級を主体にしていること。」
 「1学級あたりの人数が『23人程度』。」
 (日本の場合、基本が「35人~40人程度」で、「30人学級」が「少人数学級」とみなされる。しかし欧州などの外国では「25人程度の学級」がより望ましいという考え方が主流であると伺う。)


 恐らくですけど、これが大きいのでは?と映るんですよね。で、子どもって「自分を見て欲しい」傾向が強いと思っていて、一般的な「35人~40人程度」と「23人程度」では、どちらの方が「その子どもの個性により光を当てる教育」ができるのか?といえば、後者、つまり「23人程度」の方がそれをより可能にできると即答になる、と考えられるのです。


 より深く述べますと

 「一人一人それぞれの個性・長所を伸ばそうとする教育。」

 そう、「個性・長所を伸ばす」。言い換えれば「自分という個性」を「否定しない・尊重できる」教育といえる。

 勿論、子ども・人間が成長することにおいて、「短所を克服する・補う」ことも、大切なことです。ですけど人間、特に子どもって、程度の差こそあれ、短所だって確かにあるだろうけど、それと共に(既に現れているかどうかはともかくとして)「きらりと輝ける長所」が誰にだってあるはずである、と思うんですよね。

 勿論、主要な5教科の学びも大切にするけど、それ以上に、
 「子ども一人一人それぞれが感じている『好き』『興味』『問題意識』を引き出す学び・教育」(これは「潜在的に感じている」を含めて)
 ということなのかなと。


 で、実例として取り上げられた、「藤原夢叶さん」。
 もともとは「医師」志望であったとのこと。
 ですけど、青翔開智での学びを通して、「社会」「経営」への興味が生まれた。
 そう、入学当初に抱いた想いとは、確かに異なる道ではある。
 ですけど、研究発表会や、自宅(の自室)でインタビューに答える夢叶さんの表情・姿勢は、「とても輝いて映る」感じでした。
 そう、「より自分らしい道」に出会えたんだねと。

 (それと個人的には、「夢叶(ゆめか)」という名前、「想い」がとても伝わる感じで素敵です。独特な名前ではあるけど「キラキラネームとは一線を画する」感じなのがとても好感です!
 「社会起業家」といっても実は幅広くて、「あなたが解決の一助になりたい社会課題は何ですか?」を明確に持っているかどうかがとても大切であると映りますけど、「社会をよりよくできる、より理想的な社会を生み出す一助になる」ことを叶えて「夢叶」という名前を体現できると、最高に素敵だよね!と伝えたいです。)



 で、この「青翔開智」の取り組み、より深く掘り下げますけど、とりわけ印象的なことが2つあります。

 第1に、「デザイン思考」という考え方。



 実は恥ずかしながら、この「デザイン思考」、今回の『天才が育つ教室』を視聴させて頂いて、初めて学んだ言葉です。この「デザイン思考」。

 「『探究』→『創造』→『学び』」=「デザイン思考」。

 「何か1つのことを『探究』することで、何かが『創造』されて、それが『学び』になる。」
 ああ、なるほど確かにそうだよねと。そう考えると「とても共感できる」感じで。いわば「探究」って「生きた学び」であるといえるんですよね。
 (「生きた学び」については、今回は時間と文章量の関係から、これ以上の深入りはできませんけど、いつかまた機会があるときに言及できれば、と思ってます。)


 第2のこと。



 「進路サポートの基本方針」
 →「『興味』『能力』『価値観』そして『社会から求められること
』。自分の核を元にキャリアをデザインする。」


 「青翔開智の進路支援は、一人ひとりの中にある『興味=好きなことや関心があること』『能力=得意なこと』『価値観=大切にしていること』そして『社会から求められていること』とのマッチングを最重視しています。卒業後の充実した人生に向けて進路を『自己決定』していくために、中学校1年生から高校2年生までの探究基礎を軸として、各学年でポイントとなるワークショップや行事を実施していきます。
 多くの生徒の進路は、探究基礎修了論文で取り組むテーマと密接な関わりがあります。本当に大学に行きたいのか?本当に日本でいいのか?何を研究したいのか?こうしたクエスチョンを自分に問い続けることは時に苦しく、探究の過程で行き詰まることもありますが、担任や進路支援部、探究部などさまざまな立場の教員が連携して関わり支援しています。」

 (「青翔開智中学校・高等学校」公式HP、「進路サポートの方針」。)



「青翔開智中学校・高等学校、進路サポートの方針」で示された図表。
これを手書きにしたのが、この画像での図表です。
「縞模様の線」で囲っているのが、「より望ましい目指す進路像」。
手書きの表現・文字・絵が下手でとても申し訳ないです。



 「興味=好きなことや関心があること」
 「能力=得意なこと」
 「価値観=大切にしていること」
 「社会から求められていること」
 →この「4つのこと」の融合「より望ましい進路」


 そう、「一人一人それぞれに、『好きなこと』『得意なこと』『大切にしていること』がある」という考え方。
 それを最大級に融合させるという考え方、「とても強く共感できる」ことは勿論、「とても強い感動を覚える」感じです。

 勿論、自分の大学受験のとき以上に、社会が多様化している、それ故に「学べる分野」「携われる分野」の選択肢が増えている、これも恐らく大きいと思ってます。
 例えば、自分の大学受験のときは、
 「『防災』を学びたい」「『スポーツビジネス』を学びたい」
 という道は、ほぼ現実的ではありませんでした。でも、いまは選択肢の一つになっています。

 あるいは、「既成の分野のみにとらわれない考え方」(法学部・文学部・経済学部・社会学部とかありきにとらわれない、例えば「分野横断的な道」「ここ数年~10年ほどで新たに開拓された分野の道」をも考慮する考え方)の進路指導である、ともいえます。


 今回、ここで光を当てている「青翔開智中学校・高等学校」は、「鳥取にある学校」ですけど、県外からの進学者もいますけど、どうやら「70%~80%ほど?は鳥取県内からの進学者」とのことです(で、寮はないらしい)。で、「地方部の学校」です。

 では、都市部でも「『子どもの得意・好き』を最大級に考慮した進路サポート」に取り組んでいる学校はどのような学校があるだろう?と。





 東京(世田谷・経堂)にある中高一貫校[女子校]である、「鷗友学園女子中学校・高等学校」です(「おうゆうがくえんじょし」と読みます)。
 (自分は関西圏の在住ですけど、)「特徴ある教育に熱心に取り組んでいる学校」の1つとして、耳にしています。

 で、この「鷗友学園女子」、
 「クローズアップ現代(NHK総合、2022年5月10日)」
 で取り上げられてるのですけど、そこで自分が特に印象的であったことが

 「『大学で芸術・絵画を学びたい』という志を伝えたら、『先生方が否定せずに応援してくれたこと』が後押しになってとても嬉しかった。」

 そう、画面越しに、「鷗友学園女子」が「個性を尊重する校風」であることがとても伝わりますし、(「女性らしさ」以上に)「『その人らしさ』を最大級に尊重する姿勢」が伝わること。
 その象徴が「芸術の分野への進学も、個性の一つとして純粋に応援する姿勢」です。実際、この芸術分野への進学を叶えたという高校3年生、表情がキラキラして映りましたから。

 (自分の高校時代は、「私立の中高一貫校を学んでいるのに、大学で芸術を学びたいだなんて、言語道断なこと」的な雰囲気が正直強くありました。
 と申しますのも、自分の高校時代に、「大学で絵画を学びたい」と志した同級生が1人いましたが、ほとんどの先生・級友は「だったらこの学校から出ていけ」ということを有形無形にぶつける感じで。
 ただ、理解を示す先生も(少数だが)何人かはいた感じで、最終的にこの同級生は「希望通りに芸術大学への進学を叶えた」と伺いますが。)



 そう、「一人一人それぞれに、『好きなこと』『得意なこと』『大切にしていること』がある」こと。そしてこれに加えて「社会から求められること」をも含めた4つのことを最大級に融合できる道が「より望ましい進路」であること、確かにそうだよねと思うし、「とても共感できる」ことです。
 で、自分が何を伝えたいのかと申しますと、


 『人間として最も大切なこと』は、『誰かの役に立ちたい・貢献したいという姿勢・想い』であり、この姿勢・想いこそが『社会に貢献したいという姿勢・想い』に結び付くんだよ!と先述で伝えた。
 で、『人間が生きることで最も大切なこと』は『社会に貢献したいという姿勢・想い』であるけど、いわば、その人自身が持っている『好きなこと』及び『得意なこと』を通して『社会に貢献できること』が叶えば、それこそが『人間として最も素敵で大切なこと』であると強く伝えたいです!
 ↓
 言い換えれば、『内面や頭脳を授かっている・育めている人間』は、特にその人自身の『好きなこと』及び『得意なこと』を通して『社会に貢献して欲しい』、それこそが『より理想的な社会・より望ましい社会を生み出す一助になる』と強く伝えたいです!」


 ということです。それこそまさしく、以前のnoteで取り上げたことがある「紀野紗良さん」や「立崎乃衣さん」は、まさしくこの
 「『好きなこと』及び『得意なこと』を通して『社会に貢献できる』」
 道を目指せている、最たる実例といえます。

 そう、例えば自分は「野球」「バスケットボール」などのスポーツ(を観ること)が大好きですけど、同じ総合能力の選手がいると仮定して

 「どれをとっても及第点だが、特筆できる長所がないA選手」
 「長打力、守備力は苦手だが、確実性(打率)が魅力で、走力も水準程度があるB選手」

 どちらの選手をより起用したいですか?となる場合、自分は迷わず「B選手」と即答です。どういうことか。

 「尖っている」「くせがある」という表現があります。自分は「尖っている」「くせがある」ことは、「それだってその人の素敵な個性だよね」と思いますけど、でも「必ずしもプラスと伝わる表現ではない」ともいえます。
 ですけど、この「尖っている」「くせがある」という表現を「特徴がある」という表現に言い換えると、どうでしょうか?一気に「素敵な表現だよね」と伝わるのでは?と自分は考えるのです。


 『好きなことを伸ばす』『得意なこと・長所を伸ばす』、これこそが『その人自身をより輝かせる原動力』になるんだよ!
 何か1つ『特徴がある』『長所がある』人間は、その特徴・長所こそが、たとえ逆境になってもその人自身を支える一助になる!
 そして『好きなことを伸ばす』『得意なこと・長所を伸ばす』ことで、『自分自身の特徴・長所をより最大級に活かせる道』を見出せる一助になるから!
 
だからこそ伝えたい、『何か1つ、好きなこと・得意なこと・長所を伸ばそう!』そうすることで、ゆるぎない『自分の軸』が生まれるから!


 そう、何故ならば、「長所を伸ばすことの大切さ・素晴らしさ」を、自分自身が実体験しているからです。では、自分自身の実体験を、以前のnote記事の引用の形で綴ります。




 特に中2での体育大会は、副級長であったので裏方で大きな役割をもらえて、本番を終えたとき、(これ、自分でも不思議だったんですけど、)先生方、先輩(当時の中3)、そして普段は折り合いがよくなかった級友からも、
 「あなたが今回の体育大会の『陰のMVP』だよ。」
 といってくれた。それこそ、たくさんの人間から。正直、このときの経験は、その後のいくつもの困難を乗り越える「心の支え」の大きな一つです。

 (「2022年3月30日」のnote記事、「【エッセイ】【#新生活をたのしく】「2022年春、主として10代(中高生、大学生)に伝えたい想い(その3。10代に特に伝えたい3つの大切なこと)。」より。)


 そう、自分自身の人生の誇りの1つである「中学2年生での体育大会」。
 このとき、自分は何故「陰のMVPだよ」といわれるほど、運営・裏方として輝けたのか。

 「何事にも『全力姿勢で』『まっすぐに』向き合えるよね。」

 自分が、子ども時代から不思議と「長所・特徴だよね」といわれてたことです。
 そう、特に「まっすぐ」。これは自分自身でも自覚していることです。
 この「まっすぐさ」は、実は必ずしもプラスに作用したばかりではありません(正直、マイナスなときも少なからずありました)。
 ですけど、「まっすぐ」であるからこそ、「自分は自分なんだ」と逆境のときに自分自身を奮い立たせることができますし、

 実は、自分の「まっすぐさ」は、ある人はこのように表現してくれてます。そう、「情熱的な感じだよね」「誠実だよね」と。

 そう、「まっすぐ」「情熱的」「誠実」といわれると、「自分らしさ」だなと実感できます。


 正直、自分自身の場合は、「紆余曲折」「回り道」「逆境」の連続を余儀なくされてきました。ですけど、それでも「自分は自分なんだ」と感じることができてるのは、

 『全力姿勢』『まっすぐ』『誠実』『情熱的』『正義感』『裏表がない』『思いやり』という『自分自身の軸』を育めてきたから。

 と、自負しているんですよね。そう、だからこそ最終的に

 誰かの役に立つことが、誰かの笑顔を見ることが、誰かを応援することが、自分は大好きなんだ!

 という想いに辿り着けた、そう強く抱くのです。



 …という訳で、気が付けば想像以上に長くなってしまった感じですけど、では今回の文章で自分が、特に「子ども・若い世代(10代を中心に、大学生・大学院生とかを含めてです)」に「最も伝えたかったこと」を、下記に綴ります。


 「『好きなこと』『得意なこと』『大切にしていること』を、何か1つでいいから育もう、伸ばし続けよう!
 ↓
 『好きなこと』『得意なこと』を育むこと→それ自体が『長所』『特徴』になり、つまり『その人らしさ』に結び付く!
 ↓
 『人間が生きることにおいて最も大切なこと』→『社会に貢献できること、社会をよりよくできる一助になること』。
 ↓
 『社会に貢献できること』が『生きる意味』なことに照らせば、『好きなこと』『得意なこと』を通して『社会に貢献できる・社会をよりよくできる一助になる』がより望ましいことだよ!
 ↓
 『社会に貢献できる・社会をよりよくできる・社会の役に立てる』→まずは『周り・誰かをよりよくできる、周り・誰かに貢献できる』ことから始めよう!
 ↓
 『周り・誰かをよりよくできる、周り・誰かに貢献できる』→そのためには『優しさ』『思いやり』を育むことが大切!→『優しさ』『思いやり』を育み続けられれば、きっと誰かに想いは届くよ!
 ↓
 『優しさ』『思いやり』を育むことで、『誰かの・周りの役に立つこと』、つまり『周りと共に輝く』ことで『自分も周りも笑顔になれる・共に成長できる』ことができれば、とても素敵だよね!
 そしてそれが、最終的には『社会をよりよくできる』一助へと結び付き得ることになると自分は信じてる!


 そう、自分が強く願うことは、
 「一人でも多くの子どもが、『自分らしく』成長して、『社会に貢献できる・社会をよりよくできる一助に成長できますように。」
 ということです。ささやかなエールとして伝わると、とても嬉しいです。

 そして末文にて。「尾崎萌音さん」「萌音さんの同級生の少女」が、「志」「なりたい自分」に向かって生きて欲しいという想いが伝わりますように!


 【エッセイ#15A】【社会貢献#6A】

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