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夏が貴重なドイツだから夏日には夏の服装をする

ドイツはいま朝の7時。今日も書いていこうと思います。

ここ数日のベルリンは20度越えの暖かい日が続いている。先週まではコートが必要で、来週はまた20度未満の気温に下がる予報だから、たった1週間ほどのつかの間の暖かさを楽しんでいる。

ドイツは冬が長くて、1年の半分くらいが暗くて寒い。ベルリンでいえば、11月が一番天気がよくないとかで、去年の11月も嵐のような雨や積もるほどの雪とかで大変だった。

約半年というながい冬が明けたら、街の人たちはそれはそれは陽気で楽しそうな雰囲気に一変する。服装も夏の服装にパッと変わる。その後また寒い日が来たらまたコートを着たらいいだけなので、暑い日には暑い日の服装に変わる。


日本にいたら、この感覚って少し違ったような気がする。春には春の服装、夏には夏の服装をすると、季節というくくりで分けて考えていたような。

もうこんな服着ちゃってもいいですか?まだですか?あ、じゃあこっちの服を着ますね。みたいに、実際には誰に何を言われるわけでもないのに、勝手に街中の空気を読んでいたような。


でも、ドイツにいると、みんながそれぞれにいろんな服装をしているから、私も自由に選んでいいのだと自分に許可を出せる。いろんな国や地域から来た人がいるから、そもそも気温の感じ方が違うのだと思う。

日本から来た私や、おそらくドイツよりも暖かい国から来た人たちが何かを羽織っていても、横では半袖の人がいたりする。それを見て、気温の感じ方は人それぞれだよねと思う。「もう/まだそんな服装なの?」と思う必要はない。


去年の夏の日に出会った子が、こんな言葉をくれた。

今日暑いでしょ!?そんな服装じゃダメ。夏が短いんだから、今日みたいな日こそ夏の服装をしなきゃ!

その日の私はジーンズにノースリーブで、夏日だったけれど夜は遅く帰るからと、寒くなることを想定した服装をしていた。ちょっと身構えた服装というか、いま思えば確かにあの日は最高の夏日だったのに、夏を満喫する服装じゃなかった。

だからその子の言葉を聞いて、たしかにそうだと受けとった。ドイツの夏は短いうえに急に寒くなることがある。去年の夏も、たしか6月あたりの1か月は寒くて、ぜんぜん夏の服装ができなかった。

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この言葉を受けとってからの私は、いまここの夏を全力で楽しむことを決めた。去年の9月は夏の最後を逃さぬように、キャミソールやショートパンツを着て、できる限り毎日夏っぽい服装をした。

今年も同じ。まだ4月だけど、暑い日にはさっそくノースリーブやショートパンツを着ている。貴重な夏を逃さないように。

夏の服装をすると、肌の出る範囲が増えるから、自然と五感が強くなる気がする。これぞ「いまここを楽しむ」だな、私は夏を味わっているなと思っている最近のこと。


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夏の思い出

7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️