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かけがえのない恩師

こんにちは、愛音です

頑張るとか、頑張らないとか、未来とか、今とか。
こういう時に思い出すのはB型でパンを作っていた時の指導員、恩師のIさんのことです。Iさんはパン職人でした。留学してパンの修行をしていた根っからのパン職人であるIさんは私たち、利用者との接し方もとても上手い方でした。精神、知的障害関係なく、それぞれに合う仕事を分担し、叱るときはきちんと叱る、その後に出来たことをしっかりフォローする。

私はそんなIさんが大好き。

Iさんからも【愛音さんは頑張りすぎ!】としょっちゅう言われてました。10分休憩から早めに戻ると【ちゃんと休んできた?しっかり休まないと仕事はできないよ】と言われたり。作業が上達すると【分かった、俺の手元見て真似してるな?】なんて笑いながら言われたり。

ピアサポーターになりB型利用者とピアサポーターのボランティア、二足の草鞋が始まる時に【いい?絶対に無理するな。無理はするな、約束だぞ?】私は笑顔で大丈夫です!そう答えたのに、午前中パンを作り、早退してボランティアに向うことが増えると負荷がかかり、ある日とうとう作業をお休みしました。
休んだ翌日【だから無理はするな、て言っただろ。倒れたら辛いだけだ。でも今日顔見れてよかった、よし、じゃああんパンからやろうか!】心配と優しいお説教、そしてまた今日から頑張ろうと伝えてくれました。

Iさんは私に本当に沢山のことを体験させて教えてくれました。父もIさんのことを私の恩師だと言っています。Iさんと出会わなかったら今の私はいません。
就職が決まったときは握手して応援してくれて、でもやっぱり【頑張るなよ!愛音さんはそのままで十分!】と繰り返し言ってくれました。
Iさんとの約束を破りました。破りまくってます。いつも頑張って、頑張って、無理して倒れて、今もそうです。流石のIさんも優しいお説教ではなく、真剣なお説教になるかも。

頑張る、頑張らない、未来、今、
Iさんとの思い出を一つひとつ思い出して、繰り返し言い聞かせよう。私はそのままで十分だと。既に頑張ってるから落ち着けと。
1番嬉しい思い出は2人で外販に出掛けた車の中で、ピアサポーターの仕事やこれからやりたい夢を聞いてくれた時のこと。

俺はいつまでも愛音さんのやること応援してるから!ピアサポーター以外のこともいつも応援してるから!】

こうして書きながらも泣きそうになります。泣くな、電車の中だし、きっと今泣いたらしばらく涙は止まらない。泣くなら家に帰ってから沢山泣こう。

ねえIさん、頑張らない私になっても応援し続けてくれますか?

*愛音*

2024/03/28
思い出にしがみつくのは
ジャンプする前にしゃがむのと同じだよ
思い切りしがみついたら
あとは、前を見て進めばいい

サポートしていただけたら嬉しいです🌹 これからも頑張りますね!