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フォスフォレッスセンス展まとめ

入透です!

先日、二人展「フォスフォレッスセンス〜Till daydream do us part〜」が無事閉廊いたしました!

太宰治の短編作品「フォスフォレッスセンス」をテーマにしたこの展示は、書道家である藍彩和さんとのコラボ企画として始まりました。

太宰の綴る白昼夢の世界を舞台に、合作を含めた9点の作品が並びました。

遠景①
遠景②
遠景③
遠景④
合作「Phosphorescence」
入透作「燐」
藍彩和作「夢問婚〜MON〜&〜DOU〜」
入透作「The lake」
藍彩和作「夢寐」
入透作「The lady」

9点中、ジークレー印刷、書、絵×書の3点は合同作品!

そして絵×書の作品はなんと展示初日にライブペイントで描かれました!

ライブペイントで描かれた「お好きな言葉を」

実はこのライブペイント、実施が決まったのが搬入前日というギリギリさ笑

私と藍彩和さんの拠点が離れており、アナログ作品を合同で作るのは難しいだろうという予想のもと、合作はもともと印刷物2点+書1点にしようという計画だったんですが、まあ、いろいろあってさ…。

ただ、ライブで実際にお互いの筆の運びや色使いを見ながら制作することで、結果的に最も楽しく、満足のいく作品になりました!

ライブのアーカイブはInstagramで閲覧できるので、ご興味のある方はチェックしてみてくださいね!二人が使ってる画材とか、業界裏(?)話とかまあまあ喋ってます笑

それから、二つ目の合作である書の作品「手紙」は私が「フォスフォレッスセンス」の世界観をもとに作った詩を藍彩和さんに書いてもらったものになっています。

こちらが詩「手紙」の原文
こちらが書作品「手紙」

原文の詩は作中に出てくるある人物が誰かへ宛てた「手紙」という体で書いたものです。

その文章をかな書道で書いてもらうことで、より太宰治作品の世界観や時代感への没入感が増した作品に昇華されました!

やはり何を書くかに加え、"文字そのものの表し方"でも全然クオリティが違ってくるんだなあとしみじみ思った次第です。

何より自分の作った文章を書のプロに書いてもらえる嬉しさ…!!念願叶った瞬間でした!

ちなみに、"誰が"、"誰へ"宛てて書いた手紙かは読んだ方の想像にお任せしております。
(実は他の作品ともリンクがあるとかないとか…。)


そんな感じで見所を詰め込んだフォスフォレッスセンス展、作品以外の見所もご紹介します!

会場であるyokohama coffee standさんではお馴染みのコラボドリンクは、作中に出てきた「桜桃」と太宰に因んだ「桜桃忌」からチェリーシロップを使ったドリンクとなりました!

ほんのり甘い、春の味。

桜も咲ききらぬ時期、太宰治の生み出す白昼夢に思いを馳せながら飲むにはぴったりのドリンクでした。


そうそう、桜といえばまたしてもやってしまいました。

逃れることのできないあの話題。

そう、雨女。

なんと今回コラボした藍彩和さんも私に負けずの雨女でして。

そんな2人が揃って何も起きないはずもなく。初日、まさかの雪予報。

初日のInstagramストーリーに上げた天気予報のスクショ。

朝起きて天気予報2度見したよね。

まあ結果的に横浜で雪は降らなかったんですが、突然の気温急降下で関東の桜開花が全体的に遅れるという現象の一端を担ってしまった感は拭えません。

日本の皆さん、今年も誠にごめんなさい。

来年こそは桜の時期に展示しないようにするから…。たぶん…。いややっぱするかも…。

(ちなみに去年はどうだったかは↓の記事から)

しかし!今回の展示でお約束をやっちまったのは初日のみ!搬出日はちゃんと晴れたからね!!脱雨女の伝説はここから始まる…!!

伝説の続きがどう転ぶかは、早くも来月末から予定している入透第4回個展「a picture」に乞うご期待!見届けろ、その目で!!


さて、そんなこんなで盛況のうちに幕を下ろしたフォスフォレッスセンス展、今回もたくさんの方に足を運んでいただき本当にありがとうございました!

二人展ならではの作品制作は言わずもがな、作品を通して新たな出会いがあったりと、実り多き展示となりました!

既に2回目以降の計画も浮上しているこの二人展、今後の展開も温かく見守っていただけると幸いです。

今回の展示を開催するにあたりお世話になった各所関係者様にも深い感謝を。

ここで得られた様々な感情を胸に、これからもいろんな企画に挑戦していきたいと思います!

それでは、また次の記事で!

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