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私の海外出産ものがたり。 Part 13 アカカフォールズの町 ホノム

彼女の住む町はアカカフォールズという滝で
有名なホノムという小さな町。

彼女の家は、カーペンターだった亡くなったご主人が
造ったセルフビルドの家だった。

内装も外装も美しくカラフル。
遊び心でいっぱいな建物だった。

中心にはマラが住む可愛らしい建物があり、
2階部分は助産所として使ったり、
長期滞在する人向けに貸しているという。
マラは一階に住んでいて、アンツハウスと呼んでいた。
確かに小さなスペースだったが、可愛らしい場所だった。
隣にはグリーンハウス。
キッチンがあり、時には大人たちの作業場になり、
時には子どもたちのプレイルームになり、
時には皆が集まるコミニュティハウスになる。
窓はなく、網戸のみのグリーンハウス。

広い敷地内には離れが何棟もあり、
村人のように滞在している人たちが
住んでいる不思議な場所だった。
プナとはまた違ったジャングルビレッジだった。
敷地内にマウナケアから流れる川が流れていて、
水は冷たく、新鮮だった。
ものすごく神聖な川だった。
畑やトランポリンもあり、
娘もとても楽しんで遊んでいた。
動物たちも自由に過ごしていた。

そして、マラがこんな提案をしてきた。
もし、あなたたちさえよければ、
ここで産まないかと、彼女が話し始めた。
初めて会ったとき、どんな出産がしたいかと
マラに聞かれ、私は希望の1つに、
水中で産んでみたいと話していた。
主人もまた、自分が取り上げてみたいと話していた。
それぞれあくまでも、希望として伝えていた。

それが、この場所でなら、叶えることが出来るという。
出産用の大きなタブ。
たくさんのぬるま湯をいれ、
その中に夫婦で入り、出産するというスタイル。
欧米でナチュラルバースを選択する人たちや
自然派の人々の中では珍しくないスタイルだそう。

プナのジャングルのB&Bのおかみさんも
このスタイルで産んだと話していた。

とても興味深くマラの話を夢中になって聞いた。


アイスブルー




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