見出し画像

生活を豊かにするために

突然ですが私はうつ病です。

最近まで本当に自分を追い込んで仕方がありませんでした。すぐに涙が出てきたり、いらいらしたり…。どうしようもない感情の波に悩まされていました。

それを断ち切るためにやったことがあります。もちろん、今も慣れないまま続けています。

それは、「気づく」ということ。これって結構なかなか難しいことなんです。マイナスな感情に押しつぶされているとき、客観的に自分を見れていないことが多いんだと思います。だから思い込みでどんどん更にマイナスになっていく。悪循環を生んでしまうんだと思います。これはとても恐ろしいことだと私はハッとしました。

でも、ここで気づけても、いざマイナスな波が来た!ってなっても実践するのは容易いことではないと思います。そこで日常から心がけることがあります。

それは、「丁寧に暮らす」ということです。丁寧に暮らす、というのはなんだか意識が高すぎて敷居が高いように思えていたのが以前の私でした。しかし、丁寧に暮らすというのは要は「焦らない」ことなのです。

「無理な近道をしない」ということ。人はすぐに焦ってしまう生き物だと思っています。でも、それを思い切ってやめてみる。それこそ、他人と違う自分だけの人生が歩めるのだと思います。他人に振り回されず、丁寧に一歩一歩立ち止まって考えてみる。これだけできちんと自分だけの、「オリジナルの人生」が歩めるんだと思います。

なにか発言するときも、『今発言しようとした自分の言葉に、どんな裏の感情があるんだろう?』『そのときの相手の反応ってどんなのだろう?』という客観的な意識を持つことで不要な他人からの感情の揺さぶりを削ることができるのです。いつもどおり突っ走った近道をしてしまうと、相手の行動を予測できていないのでふと傷ついたり、否定されたと思ってしまうのです。そう思ったら最後、波に飲み込まれてしまいます。

ここまで読んでくれた方の一部、もしくは大半の方が『そんなのわかっている』『出来たら苦労しない』と思っているかもしれません。実際、いろんな本を読んでこう書いてあっても以前の私だとそう思っていました。

そこで戻るのが、丁寧な暮らし。

例えばちょっと軽く本の整理をしてみる、使わない雑貨を選別してみるなど、日常のちょっとしたことから幅を広げてみるのです。「選別する」ということは「客観的に物を考える」ということとリンクしています。そこで自分を客観視する力をつけるのです。いわゆる訓練です。これが出来たら次は気づきの練習です。お皿が少しでも溜まったら洗ってみる、使ったものはできるだけ「きれいにして」戻す。それをしていくと、日常生活で少し散らかると『あ、散らかってる』などの「あっ」が増えるのです。この「あっ」という感情こそ「気づき」の正体です。この気づきを生活から感情にフォーカスしていくと、途端に「丁寧な暮らし」になっていくのです。

私は今これをとても実感しています。

もちろん、今まで出来ていなかったことをやるというのは相当体力が必要になります。だからこそ、自分のペースで休むことが必要になってきます。私の場合は家族の休みなどお構いなしに毎週日曜と必要であればどこかの曜日でなるべくなにもしない休息日を設けています。しかしここで気をつけることは「連日で休みを設けない」こと。2日連続で休んだ途端に、昔の自分、怠け癖の自分が出てしまう確率が高いのです。だからこそ、休みは連続でとらないのです。頑張る日は人生にとって大半だと思います。特に我々現代人はそれを求められすぎている。でも本来はそれと同じくらい休息日も大事なのです。

しかし、休息日を同じようにとろうとすると現代の世の中とのギャップが生まれてしまいます。難しいかもしれないですが、マイペースと世の中の波の間を上手く取っていくことが大事なのかな、と思います。

丁寧でまわり道な暮らしを心がけると途端に少し生きづらさが解消されるのです。

しかし、ここまで書いているものは私自身が実践して感じたあくまで個人の感想です。もし実践するなら1日置きなどから始めたほうが良さそうです。

この記事が参加している募集

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?