目を覚ましておかないと、と思う
「○○に行ったのが、2日前くらいだった気がする。でも、昨日だよね」
「うん」
「……」
という会話をしたのが、昨日。
以前住んでいたところでは、そんなこともなかったのだけど。
(いや、あったんだろうか。あまり覚えていない。)
時間感覚が、だんだん狂いつつある、気がする。
まったく外出していないわけじゃない。
でも、引っ越してから、平日と土日の差を、感じにくくなったのかもしれない。
なんというか、目立つ差がない。
もしくは、ただただ、1日1日を浪費するように過ごしているからだろうか、ぼくが。
引っ越して、1ヵ月も経っていなくて、荷ほどきもまだ、全部は終わっていない。
昨日は、貸し倉庫から、保管していた本が届いた。段ボール箱10箱分。預けていた2分の1。
にも関わらず、おそらく、棚を増やさないと、全部は収められないだろう、ということがわかった。
少し前まで住んでいたアパートで使っていたカラーボックスは、ほとんど処分してしまって、代わりに、もっと容量の大きなものを買い直した。
のだけど、まだまだ足りないらしい。
どこに何をしまうか、頭も使った。まだ昼じゃなかったり、とっくに昼を過ぎていたりした。
目立つところに時計がないせいで、そのときが何時くらいなのか、わからなくなった。
何時だったのか忘れたけど、昼と夕方の間くらいに、ぼくは疲れて眠っていた。
妙な夢を見た。気味の悪い夢。いつも通りの夢。知らない場所にいて、知らない人といて。
でも、夢の中では、知っている場所で、知っている人だと思い込んでいて。
眠りが浅かったんだろう。(昼寝で、眠りが深くなっても困るけれど。)ずいぶん、長尺の夢だった。
夕方に目を覚ましたぼくは、より疲弊していた。パートナーから電話があった。
それから、また眠った。眠り始めて、何時間も経った気がした。でも、そうでもなかった。
夕飯を作り始めたのは、そんなに遅い時間じゃなかった。パートナーが帰ってくるまでに、間に合った。
ぼくの頭は、変わらずぼんやりしていて、手首と足首に鉛を付けられたような重さを感じる。
しょうがないとはいえ、時間に追われているのか、そうじゃないのか、わからなくなる生活だ。
今月中に、落ち着いてくれるだろうか。
来週は、珈琲屋になる日もある。
目を覚ましておかないと、と思う。
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