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人間扱いされないことには、慣れてしまったけど

3/28。

5:42起床。

天気は雨。





雨。なので、6時前でもそれなりに暗い。『くらい』を変換したら、なぜか第一候補が『食らい』だった。PCの調子が悪い。ぼくの頭も。PCはここ最近。ぼくの頭は……わからない。生まれたときから? どうでもいいけど。


昨日は、21時にならない内に眠ったらしい。ということは、9時間以上眠っている。それでも、頭はぼんやりしている。どうやら、ぼんやりしているのがデフォルトらしい。


強風で物干し竿がかたかた揺れている。のが聞こえる。1m以内の出来事。それなのに、どこか遠い国で起こっているような気がする。人さし指の爪を、手の甲に刺してみる。痛い。けれど、その痛みは脳まで上ってこない。すべて他人事だ。


頭がぼんやりしている。体もぼんやりしている。ぼくは恐れている。他人事が自分事になることを。会社に行っていない。ゆえに、他人と無縁の生活。もともと、他人と関わりたがらない性分のぼく。昔、大学の教授に押された『社会不適合者』の烙印。(曰く、ぼくは教授と誕生日が同じらしい。教授、あなたも『社会不適合者』なのですか。)


『社会不適合者』のぼくは、社会に適合しようと努力した時期もある。けれど、すべて空振り三振。病院の治療費がかさむだけだった。それは、今でも尾を引いている。通院し始めて、3年目。「もう、2年半になりますよ。嫌になりますよ」この前、薬局でそう語っていた人がいた。ぼくと同じ『障害者』らしい。じゃあ、3年目のぼくは、きっと4年目も迎えるぼくは、何なんだろう。考えずにはいられなかった。


そういえば、3年前に辞めた会社の同期から連絡が来た。部署が違ったので、ろくに話したことがない。どうやら、この前病院に行ったとき、その子もいたらしい。「○○さん、いましたよね? めちゃくちゃひさしぶりなので、お話したかったです!」ぼくは驚いた。あまりに無邪気だったから。心療内科に通っていることなんて、知られたくないんじゃないのか。まあ、ぼくは辞めた人間だから。返信してしまったことを後悔し、「お大事に」で会話を早々に切り上げた。


雨は止んだ。かと思えば、また降り出した。風も吹いている。雨の日は、調子が悪い。晴れの日は、急に元気付く。電化製品なのかな、ぼくは。人間扱いされないことには、慣れてしまったけど。「いつか、人間になれるかな」人間のぼくは、ぼんやり思う。晴れることのない頭で、ぼんやりと。





「僕だけが、鳴いている」


これは、
ぼくと、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。


連載中。


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