「手仕事はいい精神療法」らしいから。というわけじゃないけど、昨日の昼は、家事ばかりしていた。思い付く限り、全部。（後回しにしていたことでもある。）


あるだけの燃えるゴミも不燃ごみも袋に詰め込んで、ぼくの分もパートナーの分も冬物はしまって、夏物は洗濯して、寝具を夏用に切り替えて、クローゼットの中を掃除して、エアコンのフィルターも掃除して、脱衣かごをきれいにして、埃が目立てば掃除機をかけて、エトセトラエトセトラ。


気が済んだころには、17時になっていた。いよいよ動けなくなったぼくは、ぱたりと横になった。


ここまでしておいて、夕飯を作る気力が残っていなかった。目先のことができないなんて。少し眠ったら、回復するだろう。けれど、「少し」が思いのほか長くなって、気付けばパートナーが帰ってきた。ぼくの様子を見て、パートナーはファミレスに連れて行ってくれたのだった。今度から、夕飯優先にするか。


「手仕事はいい精神療法」だったのか、よくわからないけど。少なくとも、目をそらすことはできた。ちなみに、このセリフはPEANUTS（スヌーピー）のライナスです。彼なりの手仕事は砂の城を作ることで、よほど嫌なことがあるのか、大量に出来上がっていました。


ぼくもきっと、今回の家事がそうだったんだろう。時間のかかるものを、たくさん。そうせずには、いられなかった。多少ふらついてでも。（その結果、完全に動けなくなったのだけど。）


そういえば、手仕事というか、単純作業好きだったな。もともと没頭しやすいところがあるし、だから他のことを考えなくてもよくて。ああ、だから、そういうことか。手仕事の効能。じっとしているから、余計なことばかり考えるんだな。（もちろん、その日の不調もあるけど。）いいな、手仕事。


それにしても手仕事……手仕事か。家事も、日によって限りがあるから。いつもできること。コーヒーの生豆のハンドピック（選別）か。わかりやすい手仕事。それがなくなれば、なんだろう、パズルとか？　ないことはないけど、むずかしすぎると、集中力がすぐ切れるから。


まあ、でも、まあまあ思い付くので、継続するか。手仕事。体に負担がかからない程度に。


あー、ジグソーパズルやってみたいな。