つまるところ、ハッピーバースデー自分。


よく、「30歳までにしぬ」とか聞くけど。ぼくは、30歳なんて言わず、25歳とか、その辺でいなくなる気がした。というか、それまで生きられる自信がなかった。でも、29歳になった。妙なことに。


ぼくを生んだ人達に、ぼくを理解してもらえなかった。理解することを諦めたと、はっきり言われた。違う人間なんだから、理解されなくても、別にいいんだけど。でもぼくが、あなた達にとって「いい子」でいること以外は、ぼくじゃないんだね。ぼくは、あの人達にとって、きっと悪者のままだ。


理解されたくて、認めてもらいたくて、努力したこともあった。なにをしても、徒労に終わってしまったけど。だから、もういいか。そう思った。もういい。生んだ人達のことは。


理解はさておき、今のぼくは、ぼくのまま肯定してくれる人達に、恵まれている。そう思っているのは、ぼくだけだとしても。それでもいい。


少なくとも、彼らはぼくの性別も、リュックに吊るしているヘルプマークも、わざわざ指摘したりしない。（世の中には、面倒な絡み方をする人が一定数いる。）だから、息がしやすい。


20年以上。正しくは、26年とか、27年とか。ぼくがぼくでいることを、否定された年数。「変」「みっともない」「頭がおかしい」と、生んだ人達にも生んでいない人達にも、言われ続けた年数。今は、そんな人達から離れた環境にいる。（働いていないのもあるけど。）ぼくがずっと、欲しがっていた環境に。


だから、たぶん、30歳になっても、ぼくは生きているんだと思う。まあ、今のご時世、なにがあるかわからないけど。少なくとも、ぼくがぼくをころすことは、きっと。


「30歳になっても」以前に、ぼくは今29歳だ。なんか、今年の抱負とか……正月に決めたから、いいか。いや、決めたっけ？　なんだっけ。具体的な目標はたくさんあるから、それでいいか。もの書きもコーヒーも、色々頑張りたい。去年と同じ。でも、去年より進みたい。


じゃあ、最後に。この日記を読んでくださった皆さま。いつもでも、時々でも、この記事が初めましてでも。


会ったことのある人達も、会ったことのない人達も、色んな人がいてくれるおかげで、ぼくはこの年まで生き延びました。月並みだけど、本当です。今年も、どうぞよろしく。