そんなことを考えるから、また
昨日は、受診だった。眠気のひどさと、けれど眠れないのと、あと食欲のなさを報告した。
睡眠薬(のようなもの。正確には、眠るためじゃなく、気分を落ち着ける薬。)を、半錠だったのを、さらに半錠増量。1錠にしたわけではなく、半錠と半錠。効きめが強すぎれば、元に戻すように、と。
食欲は、とりあえず夕食は、一日一食は摂れているから様子見、と。食欲については、投薬せずに済んだ。たぶん、ぼくがいつも、増薬したくないとだだをこねているから。
(睡眠薬のようなものは、以前増薬したとき、眠気が強くなりすぎた。のだけど、とにかく、眠りたかったので。)
受診中、ずっとぼんやりしていた。というか、眠かった。
一昨日は、まだ眠れた方だった。
眠れたあまり、ここぞとばかり、なかなか起きられなかった。出かけるぎりぎりまで眠っていた。
眠りが浅いゆえの短い夢を、くり返し見た。気に入らない人間に復讐する夢を見たのは、覚えている。そのおかげ(そのせい、の方がいいのか)この上ないほど気分はよかった。ろくでもない人間だ。
しばらく眠れなかったせいで、眠れたことが、気持ちよかった。夢は、ろくでもなかったけれど。
主治医にも言われたけれど、ぼくはやっぱり、寝床で緊張する性質らしい。
「らしい」と言ったけれど、自分でもわかっていた。ぼくにとって、夢を見ることは怖いことだから。
夢を見るとは、つまり眠ること。だから、イコールとして、眠るのは怖いことになる。けれど、眠れないのは、それはそれで苦しいから。
しばらくは、薬に頼ることになる。
夕方くらいから、また少し体調を崩した。頭痛がして、熱っぽかった。夕食を摂っても、外気に当たっても、横になっても。しばらく治らなかった。
どうしようかと思ったけれど、夜も更けたころ、日課のデッサンに取りかかった。
鉛筆を削っていると、頭にかかったもやが、少しでも晴れるようだった。EVEが効いてきたのも、あるだろうけれど。その日のデッサンは、やや粗くなった。
一昨日は、それなりに眠れたんだから、昨日もそれなりにでも、眠れるはず。と思ったけれど、そう、上手くもいかなくて。増薬しても、眠れないものは眠れない。悲しいことに。
天井を眺めて、それにも飽きて、眠りに落ちるのを待つ。いつものこと。
ぼくは、いつになったら、安心して眠れるんだろう。そんなことを考えるから、また眠れなくなる。
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