3月が終わる。


あっという間の3月だった。


でもなかった。


ふり返れば、色々ありすぎた。


2月の終わりに、薬を減らしたら、次の日から不眠になった。


今思えば、1ヶ月後の受診を待たずに、戻してもらえばよかったのだけど。


不眠自体は、そこまで珍しいことじゃない、と放っておいてしまった。


その結果、自律神経がより狂ってしまい、立つどころか座ることもままならなくなった。


（自律神経のせいだとわかったのも、クリニックをはしごしたからだけど。）


いつもより早めに受診して、薬を元に戻して、あと頓服で抗不安薬をもらったら、少しずつ治っていった。


3月は、あと、あれか。


4月の最後に引っ越すから、それに関連したもろもろを。


新居（予定）を内見して、契約書をもらって、今のアパートの解約手続きをして。


ああ、そうだ。


不眠になったのは、減薬したせいでもあるし、環境が大きく変わるから、でもあった。


多すぎる本を貸し倉庫に送ったり、使わない家具を処分したり、だんだんすっきりしてきた。部屋だけじゃなく、ぼくも。


そこかしこに段ボール箱が積んであるのは、今も、というか、引っ越し直前まで変わらないけど。


なにが、ぼくを不安にさせていたんだろう。


まあ、いいか。


昨日は、月の始めぶりに、ボランティアに行った。


週に1回参加してもいいし、しなくてもいい、そんなボランティア。


昨日は、5週目だったせいか、ぼく以外のボランティアは参加していなかった。


月に1回参加さえすればいいから、行かなくてもよかったのだけど。


寝込んでいた時期もあったせいか、行く気になった。


図書館のボランティアで、返却本を棚に返すだけ。


ただ、一番下の段に本を戻したあと、すぐに立ち上がると、よくないことが起こる。


昨日は、うっかりしていて、目の前がブラックアウトしそうになった。


真っ暗じゃなく、ざらついた黒。


ただでさえ、自律神経がおかしくなって、生活もおかしくなっていたのに。


ぼくはまだ、本調子じゃないのだ、と思う。


そうだ、3月は、珈琲屋にもなった。


毎月なっているけど、今月は2回。


慣れてきただろうか。自分ではわからない。


でも、楽しい、と思える。


周りに恵まれていると思う。


ようやく。


30年近く生きて、やっと。


3月と4月は、少なくともぼくは、色んなことが大きく変わる。


元気でいたい、と思う。