安寧の場所が、どこに、
一昨日の夜、息ができなくなって、目が覚めた。
少し前から、中途覚醒がひどくなって。
ついに、呼吸が浅くなるまでになった。
ぼくは、パートナーを起こして、途切れ途切れの呼吸の中で、訴えた。
パートナーは、なるべく吸う息より吐く息の方が長くなるように、うながしてくれた。
パートナーの手を握りしめたまま、勢いよく空気を吸い込んでは、少しずつ吐き出した。
それで、だんだん落ち着いていった。
パートナーの手を握ったまま、なんとか眠った。その後は、早朝覚醒。つまり、寝不足。最近は、ずっと寝不足だ。
昨日、5時より前に起きたぼくは、ひどく眠たいのに、もう眠れなかった。苦しい状態だ。
でも、体は動く。
1週間後には、引っ越しだ。
早朝から、空の段ボール箱に、色んなものをつめ込んだ。
もうしまっていいもの。
まだしまわない方がいいものも。
後者は、とにかく収納スペースを空けたいから、とりあえず移動だけ。
コインランドリーに行って、ブランケットを洗った。
美容院の予約をしていたことを思い出して、髪を切った。
またコインランドリーに戻って、乾燥機を動かした。
買い物もした。
あと、何をしたんだっけ。
引っ越しの準備を、本格的に始めてから、どれくらい経ったっけ。
どうして、ぼくはここまで疲弊しているんだっけ。
どうして、こんなに助けてほしいんだっけ。
どうして、息が出来なくなるくらい苦しいんだっけ。
自分でも、どうしてほしいのかわからない。
嫌だ。
もう嫌だ。
好きなことも、なかなか出来ない。
出来ない、が正しいのかは、わからない。
引っ越しに関連する何かをしていないと、落ち着かない。
他のことは、手に付かない。
何かを書こうとすると、頭の中が停止する感覚。
この日記は、吐露だ。
考えて書いていない。
早く終わらないかな。
早く。
安寧の場所が、どこにもない。
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