天気は最高。寒さも最高な日曜午後の喫茶店について。
今日は晴天。
最高の散歩日和だ。
会津は雪だそうだ。
朝からヨガに行こうかとも思ったが、少し疲れもあったので、ゆっくりと朝ごはんを用意して家族で食べることにした。
ヨガに行くとどうしても朝のはじまりが昼前になってしまう。それでいい日もあれば、今日は違った。
13時からは、いつものコーヒー屋さん、ひかるコーヒが出店する、イベントがあった。
『こまわりキッチン』というシェアキッチンが隣駅にオープン。その記念イベントとして毎週近くのお店が出店し、盛り上げるとのこと。
普段は豆を買うことがメインなので、喫茶ができる貴重な機会だということで飲みに行ってきた。
普段は見れない店主の喫茶対応を、しかとこの目で見る。とても参考になる。そしてお店をやるってたいへんなんだなぁと思った。
じぶんのペースで淹れ、提供することの難しさと有り難みをすごく感じる。じぶんがやるなら、ぼくはやっぱり豆屋をやりたいと思う。
一緒に出店していた、神田川ベーカリーのミルクフランスも美味しかった。コーヒー、ホットのカフェオレを飲んでお店を出る。
こまわりキッチンは使いやすそうで、街の中心地でアクセスも良好。これからにぎわいそうな場だ。
その後、家族と別れ、ぼくは1人、個展を観に浅草橋へ。
仕事で出逢った学生作家、やましたあつこさん。
彼女の作品は、色づかいがとても綺麗だ。特徴とも言える『愛と憂い』を帯びた独特のタッチは、どことなくもの悲しさを感じてしまう。
彼女の中にある、言葉や文字では表せないものなのだろう。それを『ことば』にしようすると、いきなり温度や色を帯びはじめる。たぶん、そういうものじゃないんだと思う。『そういうものじゃない』ものを、ぼくらは感じて、心に残していく。それでいいよね。
しばらく近況の話を聞いたり、写真を撮ったりしたのちギャラリーを出て、本日最後の目的地、珈琲豆とチョコレートの店『蕪木』へ。
今、発売されている『BRUTUS コーヒーの教科書』に掲載があり、今後混んでくるだろうなぁと思い、早めに行きたかった。
前職の楽天時代に、出張中の福島で出逢った友人、カブくんが営む喫茶だ。
インスタはこちら!
この店は、浅草橋から徒歩10分ほどの鳥越という場所にあり、アクセスとしては、新御徒町からが近い。
ゆえになかなか行ける場所でもない。今日のように近くに用事があるついでに『おっ、行ける!』という感じだ。
夕方になり日も暮れ始め、かなり冷え込んできた。お店の前には何組かの男女が列を作っていた。(店内はカウンターのほか、1人がけのテーブル席が3つほどで、2人以上のお客さんは待つことが多い。1人だと意外と入れるので、勇気を出して扉を開けるべし!)
趣のある木の扉を開けると世界は一変する。
内装の写真などは調べればたくさん出てくるだろうから、そちらを参照されたし。
ぼくが感動したのは、入って間もなく、テーブルに出された『ガラスのコップ』についてだ。
これ、コップの中に入っているのは、『白湯』である。ぼくはこれまで数えきれないほどの名店と言われる喫茶店に出入りしてきたが、白湯を通しで出されたのは初めてだった。寒かったので、余計に感動したのかもしれない。
外の寒さに合わせてなのか、冬の期間限定で決めているのか、毎日、白湯をよく飲むぼくにとってはとてもありがたかった。
そして、注文したのは、撫子というホットチョコレートに、コニャックを入れたドリンク。身体が芯から温まるのがわかる。
最高の一杯だった。
(やましたさんのところでもらってきたケーキを描いた案内状を並べて一枚)
この灯りの具合といい、店内に流れる音楽といい、ホットチョコレートも、本当に最高だったし、体全身が喜んだ。なかなか来れない場所なので、コーヒーをもう一杯注文をし、抽出したものと同じ『珀』という豆を100グラムだけ自宅用に購入し、店をあとにした。
カブくん、最高な時間と居場所をありがとう!また、ふらっと寄りたいと思います。また忙しくなるだろうけど、体に気をつけて!
今日のハイライトは以上。
とにかくめちゃくちゃ寒い日だったので、温かい絵や、人、空間に出逢えてとてもうれしかったな。
久しぶりにたくさんの用事のあった日曜日。明日からまた1週間、がんばれそう。
ぼくも誰かの応援をしようと思います!