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逃げる:3-3.ご高齢の方がいる世帯、ペットがいる方の避難

こんばんは、あじさいです。

ここ数日、「逃げる」をテーマにお伝えしています。昨日は、津波から「逃げる」についてお伝えしました。

今回は、もともと、色んな場合分けの避難について書こうと思ったのですが、「そもそも快適に避難生活を送る前にやっておくべきことがみんなあるよね」、「避難生活はホテル生活じゃないよなぁ」ともやもや思いましたので、ご高齢者の方がいらっしゃる世帯、ペットがいらっしゃる世帯の2つに絞ってお伝えします。

そりゃ、人間、快適を求めますよね。。

◆避難所の前提

避難所はホテルではありません。避難する場所です。命を守ることが第一です。眠れなくなることもあるかもしれませんし、設備が十分ではないかもしれませんし、狭いかもしれません。それでも、命が大切です。そして、避難される方はお客様ではありません。協力して避難所を運営すること、それが求められることです。

ご高齢の方がいる世帯

まずは、安全が確保できる最寄りの避難所に逃げましょう。大雨・台風の場合は、早めの避難が重要です(避難のタイミングについては次回お伝えします。)。避難所は冷えることもあるので暖を取ることが出来るものをお持ちになるといいです。

◆知っておきたい福祉避難所

福祉避難所は、避難生活において、特別な配慮を必要とする人を対象とする避難所です。災害時に、一般の避難所や在宅での生活が著しく困難となった方を受け入れる、二次的な避難所であり、市区長村では、あらかじめ公的な福祉施設や、市区長村と協定を締結した民間の福祉施設を福祉避難所として位置づけています。また、災害発生後3日目を目途に施設の被災状況等を踏まえ、運営体制が整った施設から順次開設します。対象となる方は、主に、要介護高齢者、障害児者、妊産婦、乳幼児、病弱者など、避難所生活において特別な配慮を必要とする人とその介助者等です。

福祉避難所

注意!福祉避難所には直接非難することが出来ません!まずは、自宅から近くて安全な避難所に逃げるようにしましょう。

ペットがいるご家庭

最近、ペットはもう動物というよりも家族になっているかと思います。大切な家族を守るのは飼い主の責任ですね。災害発生時、ペットを飼っているご家庭では、避難所に避難することをためらう方が多いようです。

◆非常時、大切なペットはどうすればよいか?

環境省が2018年にペットの避難に関するガイドライン公表しました。これによると原則は「自助」、つまり災害時にペットの安全を確保するのは飼い主の責任となっていて、避難が必要な状況になったら基本は「同行避難」*することとしています。

この同行避難というのがちょっとわかりにくいので、NHKの記事を引用して説明します。

「同行避難」と言うのは一緒に避難所に行けばいいということ?

 必ずしもそうでは限りません。一緒に避難所に入るのは「同伴避難」と呼ばれていて、その意味ではないとしています。避難所でのペットの扱いは自治体や管理者の判断に委ねられていて、ちゃんとしたルールが定められていない所も多いようです。
 「同行避難」というのはあくまで「飼い主が自らの安全を確保した上でペットも安全な所につれて行く」という意味で、その行き先は、避難所に入れるかもしれないが、ペットは人と分かれて外に置く形かもしれないし、避難所では受け入れてもらえず知り合いに預けたりする場合も含んでいます。

出典:NHK解説委員室

◆じゃあ、ペットと一緒に避難所に避難できるの?

ペット受け入れ可能かどうかは避難所によるようです。

市区町村のウェブサイトで確認できればいいのですが、私が住んでいるところでは、インターネット上では確認できませんでした。いくつか市区町村見てみたけど対応はまちまちでした。

NHKの記事にペットの避難についてとても分かりやすくまとめられていましたので、ペットをかっていらっしゃる方はぜひ、一度ご覧ください。

最後まで、ご覧くださいましてありがとうございました!

あじさい

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