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格差について

近い将来どんどん所得格差が大きくなるんじゃないの?って思ってます。
理由は2つです
-世界のフラット化
-見えない壁(そもそも教育格差があること、階層・階級があることに気づかない)

日本の格差レベルはワースト8位

ユニセフの調査で、日本の所得格差のレベルはOECD加盟41カ国中、格差が大きい順に8位という報告がされているようです。先進国の中でワースト8位です。

教育格差が所得格差に繋がる

所得水準は教育水準と比例しています。しかし現状は、教育の機会が親の階層や教育水準によって左右され、教育格差がさらなる教育格差を生むという負のスパイラルに繋がっていると指摘されてます。
親が高卒だったら子供も高卒、孫も高卒みたいな話ですね。
つまり親がどうとか環境に関係なく平等に教育の機会を与えないと負のスパイラルが抑えられないという話です。そこで、教育の無償化とかの話が出ているんですよね。

地域間の大卒者割合

また、地域毎の格差もありますよね。
下の画像が地域ごとの大卒者割合です。

こんな感じです。
関東でさえ、大卒者の割合が10%下回る地域がこんなにあるんですね。
教育水準が所得水準に繋がるので、地域間の所得格差もあることがわかります。

世界のフラット化

世界のフラット化とはインターネットの発達により、世界の経済が同等になってきて、世界の格差が是正されていく状態です。
これは普段生活をしていて、外国人観光客の増え方とかで感じますよね。
※ちなみにアジア圏でも経済成長率が前年比7%台の国が多数あります。(高度経済成長期の日本で約10%、最近の日本は1%前後です)

経済のフラット化が進むことでおそらく雇用機会もフラットになっていくと思います。
コンビニ、マクドナルドのアルバイトに外国人が増えてきたように、様々な仕事にどんどん増えてくるんじゃないでしょうか。
日本は世界的にも今は給与水準が高いので海外から人が流れてきてもおかしくないです。
また、日本は労働力不足なので、政府も呼び込む動き(在留資格の拡大)を取ってます。
今後は異国へ高い給与が欲しい、こんなスキルを身につけたいといった目的意識が明確でハングリー精神を持った高い教育を受けてきた外国人と競う状況になります。

見えない壁(そもそも教育格差があること、階層・階級があることに気づかない)


最近「ある東大生が東大に入った時が自分のピークで、東大に入ってからが大変だった。」という内容の記事を読みました。
子供の頃は地方で神童と呼ばれるほどの人だった様なんですが「自分は勉強だけして、生きてきたが、遊んで、スポーツしてるのに勉強も自分よりできる人達が周りにウヨウヨいて、挫折してしまった」みたいな話でした。
こういう体験で初めて階級とか教育格差とかの壁がみえると思うんです。
そして、生まれ育った環境で圧倒的な格差ができるって理解すると思うんです。
以下環境についての記事参考にしてください
https://note.mu/ajito_wa/n/nd722d57576ee

ただ、自身でぶつからないとそういう壁はなかなか見えないと思うんです。
見えない親は子供に対して「学歴じゃない。高卒の方が仕事できる。大学へ行く必要はない」みたいな教育をし、子供もそのことに気づかず、その子供も。というループです。
こういう見えない壁が発生してるので、無償化にしたところで、子供が大学に行きたいと言っても止めちゃう人がいるんだろうなと思うんです。

まとめ

今までは世界的に経済力に差があり、日本は恵まれていたため、日本人であるだけで有利だったのが、近い将来経済的に差が無くなってきて、高いレベルの教育を受けてきた外国人労働者が増えてくると、教育水準と所得水準は比例するので、今より日本人同士の格差は拡がっているんだろうなー。と思うという話です。
高卒、大卒という壁ができるのは不平等だと思いますが、事実教育水準により、所得水準が変わるんです。子供を持つ親がその事実をはっきり認識した上で、日本人だからといって特別でない状況に急速に変わりつつあることに危機感を持たないと止められないと思います。

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