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時間の均等より心の公平感

わたしは現在9歳と5歳の娘を育てるパパです。

わたしも妻も両方会社勤めの共働き夫婦として、この9年間、家事をしてきました。

今回はこの経験から得たわたしの気づきをお伝えします!

時間の均等より心の公平感が大事

わたしが家事を通じて一番痛感したこと。それは「時間が均等であることより、心で感じる公平感があることの方が圧倒的に大事!」ということです。

これを見誤ったり勘違いすると、自分もパートナーも苦しい思いをすることになります。

家事の分担を考えるとき、時間という物理的な負担よりも精神的な負担の方を意識するほうがよっぽど重要なのです。

公平感とは?

たとえば「1日の家事分担が夫も妻も平均2時間」といった時間的な均等配分は、表面上は公平であるように見えます。

しかし実際には、これはパートナーの個々のニーズや能力に対する不均衡を無視しています。料理が得意な方が短時間で家事をこなせる一方で、苦手な方は同じ仕事に時間を費やし、ストレスを感じるかもしれません。

このことを無視してしまうと、知らず知らずのうちにパートナーに強いストレスや不満感を覚えさせてしまうおそれがあります。

公平感を生むには、時間だけでなく、精神的な負担感に配慮した「心の均等さ」を考慮することが不可欠なのです。

個々の得意とニーズを尊重しよう

ここで重要なのは、パートナーそれぞれの得意・不得意や時間の使い方の違いを理解し、その個々のニーズに合わせた分担を考えることです。

料理が得意な方が料理を担当し、もう一方は別の家事を担当するというように、お互いの強みを活かした分担ができれば、互いに心の公平感を生み出しやすくなります。

たとえば、料理が好きで得意な妻が週に3回夕食の準備を担当し、その代わりにキレイ好きで身体を動かすのが得意な夫は週末に家の掃除や洗濯を行うという具合です。仮に、1週間あたりの所要時間が料理は10時間、掃除・洗濯は5時間という不公平があったとしても、料理好きの妻にとっては負担感やストレスを感じることは少ないはずです。

また、それぞれのライフスタイルや仕事の状況も考慮する必要があります。たとえば、夫がオフィス勤務メインで働いている一方で、妻が在宅ワーク中心の働き方の場合、所要時間が長めの作業は妻の方が負担感少なくこなせるでしょう。夫に比べて妻の方が通勤時間がなく時間的余裕があり、スキマ時間などで済ますチャンスもおおいからです。

このように、お互いの強みや生活の仕方の特徴をふまえた分担が、心の公平感を生み出すカギです。

「ワンオペ」は絶対悪ではない

こう考えると、夫婦の一方のみが家事や育児を100%担う、いわゆる「ワンオペ」も絶対的な悪ではないとわたしは考えます。

妻が家事が好きで得意でストレスなくできる一方で夫がその逆の場合、妻が家事を担って夫が仕事に邁進することが夫婦全体でみたときに最適解であるかもしれないからです。

一般論として、男性の家事・育児参加は必要で重要なことであることに、わたしもまったく異論はありません。ただし、家庭・夫婦によっては、そうでない場合もあることを理解しておきたいところです。

感謝と協力姿勢を忘れてはならない

さいごに忘れてはならないのが、感謝と協力姿勢の大切さです。

家事分担は単なるタスクの分担にとどまりません。パートナー同士がお互いの負担を認識し、感謝し合うことも重要です。

相手に何かをしてもらった都度「ありがとう」と言葉で伝えること、いつもは相手がやっているけど体調不良や忙しさを理由にできないときには自分が代わりにフォローするという協力姿勢をもつこと。この2つとも、パートナーの精神的負担をおおきく和らげます。


感謝の気持ちを表すことで、家事分担がより円滑に進み、精神的な公平感が生まれます。

さいごに

家事分担において大切なのは、時間的な均等配分よりも心の均等さです。

この重要性でを理解し行動にあらわしていくことは、健全なパートナーシップを築く上で不可欠です。お互いの個々のニーズや能力を尊重し、協力し合うことで、お互いの家事分担がより公平で満足のいくものになるからです。

夫婦間やパートナー間での家事分担に悩みのある方は、ぜひこの記事でお伝えした「心の公平感」を意識してみてください。

きっと自分にとっても相手にとっても満足のいく、心地よいポイントがみつかるはずです。

応援しております♪


今回は以上です。
さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。

#家事分担の気づき


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