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10月

8
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新御徒町のレンタサイクル

新御徒町のレンタサイクル

もう5年前くらいになるか、足繁く通っていたレンタサイクルポートがあった。「下町タウンサイクル」というサービスだったか。
足繁くといってもせいぜい月に一度くらいのもので、熱心とは程遠いものの楽しむのにはちょうどいいペースであった。
以前に三軒茶屋を紹介した時も似たような話に触れたが、こちらも同様にコミュニティサイクルであり、ポートが点在している。
その中でも御徒町からも歩いていけるアクセスのよさもあ

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広尾

広尾

言わずとしれた高級住宅街というイメージがある街、広尾。芸能人御用達だとか、ホントかウソかは分からないけど確かにそんな風格を感じさせる。
渋谷区ではあるのだけど、同じ渋谷区でも笹塚辺りとは全然違う(あまりに極端な例かもしれないが……)。立地的にも近い麻布の方に似た雰囲気だ。
派手さ控えめで住みよい街というのが第一印象である。

この辺りの有名所といえば「広尾ガーデンヒルズ」あるいは「広尾ガーデンフォ

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おかのうえ公園

おかのうえ公園

もはや語るまでもないタイトルである。どう考えても丘の上にある公園だとしか思えないだろう。ここまで安直なのもどうかと思うのだが、本当にその通りの公園名だというのだから仕方がない。
紹介に困ると分かっていてもなおオススメしたいスポットなのだから、これも仕方ないのだ。

正式には「中野区立おかのうえ公園」というらしいので間違いなく中野区なのだけど、落合から程近いこともあってどうも新宿っぽい感じがする。以

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六本木の昼の顔 2

六本木の昼の顔 2

前回はこちら。

檜町公園内をしばらく歩くと「東京ミッドタウン」の芝生広場の方に繋がる。せっかく近くまで来たので今回はミッドタウンに入りたい……のだけど、ヒルズはダメとしたのにミッドタウンはどうなのよ?ってハナシ。
詭弁と言われても仕方ないのだが、前回触れたのはあくまでもヒルズのみということで……何卒勘弁いただければと。

とはいえ普通に中を紹介して回ることもなく、いつものようにお気に入りスポット

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神南

神南

ジンナン。原宿と渋谷の間にあるにも関わらずあまり主張のないその街は、相も変わらず存在している。
渋谷でいいとか、原宿じゃないかとか、なにかとまとめられてしまう。でも、そんな狭間感が好きなのだ。

どちらから近いか……これは難しい。しかし、渋谷から足を踏み入れるという人が大半ではないだろうか。
なぜなら「渋谷モディ」辺りまで行けば、既にそこは神南だからだ。原宿からは「国立代々木競技場」の方に向かうだ

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ゆったり下ろう 善福寺川

ゆったり下ろう 善福寺川

福禅寺から流れる杉並区を横断する長い川であり、いつか紹介した方南町で神田川と合流して続いていく。
特に永福の辺りは福禅寺川を中心とした緑地や公園がとても多く、杉並区の人々の憩いの場となっている。
歩きつつ、休憩を堪能する——なんだかムジュンしているようだけど、川の流れに逆らわないようにゆったり楽しんでいきたい。

福禅寺からでは永福の方までは遠いので、ひとまずは南阿佐ケ谷から攻める。そうは言っても

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茗荷谷 播磨坂

茗荷谷 播磨坂

タイトルを一目見て思う。
「何と読むんだろうか?」
いやまあ、もちろん分かってはいるのだが、改めてじっくり見てみると難しい漢字だと思う。
それぞれ「みょうがだに」「はりまざか」と読む。「みょうが」の方はまだ馴染みのある食材なのでなんとか分かるが、「はりま」はちょっと無理だ。
地名で一悶着挟んだが、今回は茗荷谷、ひいては播磨坂を紹介したい。

播磨坂といえばさくら並木。
今まで桜の名所は度々紹介して

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大岡山

大岡山

岡山県岡山市──ではなく、そこはれっきとした東京都。大田区と目黒区をまたぐように位置する街だ。
目黒という感じもしないし、北千束というのも、うーん……。
所在地はビミョーに想像しにくい。けれど、絶妙に親しみやすい。そんな大岡山を歩いていこう。

まず思い浮かぶ有名どころといえば「東京工業大学」だろう。大岡山駅を最寄りとし駅からも程近い。学生でなければ全く縁が無いと思うかもしれないが、実は一般人でも

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