もう三度目になる新宿区だけど、まだまだ紹介したい所は沢山ある。
今回は「まねき通り商店街」。
以前に紹介した「花園神社」からさらに東。最寄りは曙橋駅か東新宿駅か、そのちょうど真ん中ぐらいの絶妙な立地。
新宿駅からは徒歩30分程度なのでそこまで遠いというわけでもないのだけど、歩くと意外といい運動になるぐらいの距離だ。

そんなわけで繁華街の喧騒からはそこそこ離れているため、この辺りは公園だったり学校があったりと比較的穏やかな印象を受ける。
新宿もここまで来ると、もうフツーの街。街全体が駅周辺と同じようでは困るのだがしかし、仮にも新宿の商店街がこうまで静かでいいのだろうかというぐらいの落ち着き様だ。

位置的には「東京医科大学」の真裏にある。白とえんじのコントラストが醸すレトロな雰囲気の校舎の横を通ってちょうど裏門の正面、一瞬普通の路地かと見紛うほど細長いこの道こそ、まねき通り商店街である。
見た目には分からないが新宿6丁目と豊久町の境目になっていて、左側は新宿、右側は豊久町となるようだ。

商店街に入って３つ目の丁字路を左に進むと「西向天神社」。涼しくなってきたとはいえ歩くとまだ少し暑い今の季節、このヒンヤリとした空気感は一息つくのにピッタリ。
境内から地続きの公園の方へ進むと程なくして柵がある。この辺りは高台になっており、下を覗いてみると結構な高さであることが分かる。
境内の脇に階段があるのでここから降りることも可能。とはいえ今日は使う予定は無し。

来た道を戻って再び先へ。
以前に蕎麦屋があったのを覚えていたので探してみるも、どこにも見当たらない。老舗といった風合いの暖簾に惹かれるものがあったのだが。
2018年までは営業していたみたいだけど、現在は建て替わっていてもうお店は無い。5年も放っておいて何だが、入らなかった事を後悔。残念。

食事処は一期一会。気になったお店にはすぐ入らねば。
意外、しかし当たり前の気づきを得た、まねき通り商店街散策であった。

記事内で触れた花園神社のコラムはこちらから。