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先日、「オロジノフゼイ オトコノマ お茶でのあいさつ」で学生時代のことを書いたら、そのころに着付けを習ったことを思い出しました。 無料の着付け教室だったのですが、そこでは、やはり無料ということもあり、講義の途中で2回ほど、着物や帯の即売会がありました。 私は学生中だったこともあり、強く勧められることもなく、ただきれいな着物や帯を見させていただき、楽しかったことを覚えています。 そう、楽しかったことと、もうひとつ思い出したのが「お若い」という言葉。 着物や帯を見ながら、 「
茶道では、お茶を点てる亭主(ていしゅ)と正客(しょうきゃく:ゲストの代表くらいのイメージで)の間であいさつが交わされます。 学生の時は特に定型的なあいさつ表現をお稽古で学びました。 そのひとつに「お露地の風情、オトコノマ、お道具の取り合わせなど…」という表現がありました。 茶道部を見学に来ていた人が初めてそれを聞き 「えっ?男?」と驚き、ボーイフレンドの話かと思ったよと 言っていました。 たしかに… 茶道のなかで「オトコ」と言ったら「お床」で、つまり「お床の間」のことを
茶道関係の本のご紹介です。 『日日是好日』(にちにちこれこうじつ) 著者:森下典子氏 新潮文庫 25年間、茶道を学んだ著者によるお茶エッセーです。 今年(2018年)、映画化もされますね。 25年間も長くお茶を学ばれている方のエッセーですが、 茶道に関する予備知識は全く必要なく、すらすらと読めます。 「著者にとっての茶道とは何か」という視点で書かれています。 茶道って、敷居高いけど、なんだか気になるという方におすすめします。 私は、茶道と離れているときに、たまたま手
冬真っただ中です。 寒いです。 今日のお稽古は、筒茶碗という、口の広がりがないタイプのお茶碗を使わせていただきました。 冬の寒い時期に使うお茶碗です。 口が広がらずに筒状になっているので、冷たい空気に触れにくく、 通常のお茶碗よりも茶が冷めにくくなっています。 寒い季節に、いつもよりいっそう熱いお茶。 お茶の温度もごちそうのひとつです。 いつものお茶碗とお点前が若干変わるのには 閉口しますが、それもお客様に熱いお茶をお出しするための 工夫です。 ちなみに夏は平茶碗とい
私が、高校、大学とお茶を続け (決してまじめに取り組んだとは言えないのですが) そして、また、はじめた理由は、あるテレビ番組を見たことが理由です。 それは、1998年の「茶の湯 自在」というNHKの番組で 裏千家家元千宗室が北野武にお茶を振る舞うという内容でした。 番組では家元の茶事の準備から当日、その後の映像があったと記憶していますが その中で、忘れられないシーンがあります。 北野武を迎えるにあたり、お茶室に向かうまでの庭、露地(ロジ)をお弟子さんがきれいに整えていま
前回、「お茶会に招かれたとして、ひとつだけ覚えておくとしたら」では、お茶碗に正面があることをお伝えしました。 これで、お茶碗を回す理由がお分かりいただけたかと思います。 さて、余裕があれば、もうひとつ覚えてください。 それは、 お茶会は亭主(ていしゅ:お茶会の主催者)のもてなしを 味わう場であること。 そして、そのもてなしの気持ちは、お茶碗など道具に表され、 客は道具を拝見して、亭主のもてなしを味わうということ。 (道具以外にももちろんお菓子やお庭の手入れなどにももて
かつてお茶を学んでいた学生の頃には、聞いたことのなかった単語のひとつ 七事式(しちじしき)。 日常生活では聞いたことない単語でも、なんとか漢字をあてはめて 意味を想像することができますが、 お茶のお稽古では、漢字があてはめられず、 カタカナの状態で耳に飛び込んできます。 七事式もそのひとつ。 さて、七事式(しちじしき)とはなんでしょうか? 「稽古の流れに変化を加えることでそれ(怠慢、マンネリ化)を引き締め、稽古の意味と精神をも喚起しようと工夫されたもので、 実際の茶の湯
せっかく、茶道を再開したので、茶道をより知りたいと思い、 入りやすい小説やマンガを読んでいます。 「利休にたずねよ」は、先生から 「映画、すごいわよ!出てくるお道具が素晴らしいの」 と教えていただき、さっそく見てみました。 しかしながら、私の目は、まだ全然、お道具の素晴らしさを 捉えることはできず…。 (でも、本当に素晴らしいお道具が家元から提供されているらしいので、 ご興味のある方はぜひ!) あわせて、「へうげもの」。 こちらは、利休の弟子である古田織部(ふるたおりべ)