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伝える準備、伝わる準備


伝えると言う事

それは、今だけでは決して計れない物

何度も何回も、伝えなければと問いかけても
伝わらない事は
まだ準備中なのかもしれない

それでも、必ず伝わってもらわなければ困るのだ

そう思いながら行動する事
それは、言葉で伝える事だけが手段では無く

自分の軸さえブレなければ、相手に準備が出来た時にするりと伝わる時がある

そんな事を最近、知りました

それでも、これは全てがそうなるとも限らないもの
伝わらずに諦める事もあり
それはそれで、私は相手を私と言う価値観から自由にしてあげる事だとそう思っています

伝えると言う事は、相手の心の器の受け取り方や状況
それまで歩んで来た道のり
言葉の捉え方
共感力など
様々な要因でどれだけ努力をしたところで、伝わらない事がある

それは、私自身が人生で何度も経験して来た事

どうせ伝わらないからと、半ば諦めて人と関わって来た様な気さえするほどに


それでも、最近した経験に
10年越しに、ずっと伝わらずにいた事が
お互いの環境や状況が大きく変わり
物事を捉え直す機会を得て
するりと言葉が通じる様になったと言う体験をしたのです

勿論、長年も分かり合う事が出来なかった者同士がカチリとすぐに噛み合う訳ではないとしても

そんな中でも、互いの言っている事に耳を澄まし
寄り添ってみよう言う思いを
随所随所で感じる様になったと言う
それこそが、土台が整ったサインだと思いました

ここまで来るために、通って来た互いの険しい道のり
傷付いた出来事が何かを変えたのかもしれない

あの時は、まだ準備中だったんだ

やっと、準備ができて来たんだ

傷付いたり、伝わらなかったり
言い合いになった事
自分の傷に触れる事
互いにバラバラの時間を過ごし
少し離れてわかる事

無駄じゃなかったんだ

そんな風に今では思うのです

遠回りして、傷付いて
時には離れ離れで互いの人生の経験をして行く事
そうして、土台は出来て行くもの

また、すり減って分かり合えずに
それでも、大切な物を守るため

分かり合いたいとそう思うのでしょう

今も、まだ準備中

そう思いながら
一歩ずつ何かを変えて行く


akaiki×shiroimi

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