【本22】 7つの習慣④

今回が最後の
【第5の習慣】
【第6の習慣】
【第7の習慣】
【再び、インサイド・アウト】
です。

『相手を理解するには思いやりが要る。そして自分を理解してもらうには勇気が要る。』

良いコミュニケーションには、『共感による傾聴』が必要なのです。
そのための『思いやり』と『勇気』。
そしてそこから生まれるシナジー。

すべては『内から外へ』。
自分から変わること。
自分の刃を研ぐこと。

一気にすべてを実行することはできません。
まずは土台となる、第1の習慣、第2の習慣から取り組むことですね。

私の今は『第4の習慣』か『第5の習慣』あたりでしょうか。
『第5の習慣』は私の中では、何年も課題となっていることです。
なかなか達成できなかったのは、『成長と発達のしかるべき順序』がそこまで達していなかったからだと思います。
まとめを書いていて、改めて気づかされました!


☆本の内容☆

○第5の習慣  まず理解に徹し、そして理解される。

共感によるコミュニケーションの原則。
効果的な人間関係におけるコミュニケーションの鍵。

私たちはえてして、問題が起きると慌ててしまい、その場で何か良いアドバイスをしてすぐに解決しようとする。
まず、問題をきちんと理解せずに解決しようとするのである。
私たちはたいていまず自分を理解してもらおうとする。
ほとんどの人は、相手の話を聴く時も、理解しようとして聴いているわけではない。
相手の身になって聴く「共感による傾聴
*相手を理解しようと、聴くこと。
*相手の言葉を自分の言葉に置き換えると同時に、相手の気持ちも言葉にする。

人間にとって肉体の生存の次に大きな欲求は心理的な生存。
理解され、認められ、必要とされ、感謝されることである。

つい話すことに意識がいってしまいますが、「真剣に相手の話を聴く」ことに集中すれば、自分の意見を言っている暇はなくなりそうです。
いかに自分が表面のことに囚われていたかが分かります。

しかし同時に、共感による傾聴にはリスクもある。
相手の話を深く聴くには、強い安定性が必要になる。
それでも相手に影響を与えようと思ったら、自分もその人から影響を受けなければならない。
それが本当に相手を理解することなのだ。

まずは自分がしっかりと安定していないと、相手から強い影響を受けてしまう。
相手に影響を与えるということは、自分もその人からの影響を受けるということ。

*私たちは多くの場合、外部の助言がなくとも自分をコントロールできる。
心を開くチャンスさえ与えられれば、あとは自分の力で自分の問題を解きほぐしていける。

*相手を理解するには、思いやりが要る。
そして自分を理解してもらうには勇気が要る。
Win-Winを実現するには、思いやりと勇気の両方が高いレベルで必要である

思いやりと勇気の高いレベルが必要。
ほんとうにその通りだと思います。
両方のレベルを少しずつ上げていきたいなと思います。

まず相手を理解する努力ならいつでもできる。
自分の力でどうにかできる。
<インサイド・アウト>内から外への努力を続けていくと、相手を本気で理解しようと思って聴くから、自分自身も相手から影響を受ける。
自分も心を開いて他者から影響を受けるからこそ、他者に影響を与えることもできる。

まずは自分の内側から。
内側からの努力が必要。

○第6の習慣  シナジーを創り出す

お互いの考え方の違いを尊重し、それを乗り越えて、全員が共有できる新しいビジョンがかたちをなす。

お互いの望みを一つに合わせる。

向かい合って対立するのではなく、同じ側に立って問題を眺めてみる。
お互いの希望を理解して、両方の希望を叶えられる第3の案を見出す努力をする。

違いを尊重することがシナジーの本質。
他者との違いを生かしてシナジーを作り出す。

違いを敬遠せずに、それらを生かして、新しい案を生み出す。
ついつい違いを嫌ってしまいがちですが、違いを発見したら「やった!!」と喜んでみましょう。

自然界はすべてシナジーである。
すべてのものがほかのすべてのものと関係しあっている。
他者の良い面を探し出し、それが自分とはまるで異なっていればなおさら、そこから学んで視野を広げていくことができる。

最初のうちは意識しておかないと難しいですね。。
意識して違いを探してみることも面白いかも。

○第7の習慣  刃を研ぐ

刃を研ぐ時間をとること。
*再新再生の4つの側面
肉体  ➡︎  運動、栄養、ストレス管理。体調、よき動物、経済性という表現も。
社会、情緒  ➡︎  奉仕、共感、シナジー、内面の安定。つながり、よき友人、処遇。
精神  ➡︎  価値観の明確化と決意、学習、瞑想。観点、よき聖人、社会に対する組織の貢献、奉仕。
知性  ➡︎  読書、視覚化、計画立案、執筆。自律性、よき職人、育成や登用。
*4つの側面のすべてを日頃から鍛え、バランスを考えて磨いていく。
自分のために、自分でしなければならない。
「刃を研ぐ」ことは、自分の人生に対してできる最大の投資である。

精神の再新再生には時間を投資しなければならない。
継続的に学ぶこと、知性を磨き広げていく努力をすることは、知的側面の再新再生には不可欠である。
私たちの情緒は主に人との関係によって育まれ、表に出てくる。
私たちは他者に対して、そこにどんな姿を映してあげているだろうか。

自分の刃のバランスを知っておくことで、どの刃を研ぐ必要があるのか、優先して研ぐのか、が見えてきます。

*組織の4つの側面
肉体  ➡︎  経済性
社会、情緒  ➡︎  人間関係やスタッフの処遇
精神  ➡︎  組織の目的や貢献、組織としての一貫した姿勢を通して存在意義を見出すこと。
知性  ➡︎  人材を発掘して能力を開発し、有効に活用すること。

*個人でも組織でも、4つのバランスを考えて磨くことによって最大の効果が得られる。
どれか1つでもおろそかにしたら、他の3つの側面に必ず悪影響が及ぶ。

組織でも同じ。
個人と組織両方のバランスを見ながら高めていくことで、相乗効果が得られると思います。
組織と個人、一緒に高め合えること。
理想的です。

個人の経済的安定は、仕事や社会からもたらされるのではなく、自らの生産能力(自分で考え、学び、創造し、変化に対応する力)から得られる。
それが本当の意味での経済的自立である。経済的自立とは富を持つことではなく、富を生み出す能力を持つことであり、その能力は自分自身の内面で育てるべきなのだ。

経済的自立、という言葉を、「働く」ということと混同してしまいがちですが、「自分の生産能力」と考えれば、視界が開けると思いませんか?
自分の生産能力を最大に生かしていくことが、経済的自立なんです。
なんでも出来そうな気がしてきたでしょ?

*再新再生は、成長と変化を繰り返しながら、螺旋階段を登るようにして自分自身を継続的に高めていく原則である。
そのためには良心を鍛え、良心に従って、再新再生のプロセスを一歩ずつ進んでいく努力をしなければならない。
上向きの螺旋階段を登るには、より高い次元で学び、決意し、実行することが求められる。

成長していくイメージは、螺旋階段が一番分かりやすいですよね。
上に上に上がっていく。
横に広がりながら上に行くこともあるでしょう。

○再び、インサイド・アウト

刺激と反応の間にはスペースがある。
そのスペースに立ち止まり、自分を取り巻く様々な刺激を見つめる

反応をするまでの間。
反応は自分の意志で選択できる。
どんな反応をするのかは、全て自分で決めている。
今の自分が、自分が良いと思っていない反応をしているとしたら、「間のスペース」に立ち止まる時間を伸ばして、見つめてみよう。

*自分たちがそれぞれの両親から強い影響を受けているのと同じように、私たちも知らず知らずのうちに子供達に影響を与え、彼らの生き方を形成しているのだ。
正しい原則を教え、規範を示す決意を新たにしよう。

自分の家族に何世代にもわたって受け継がれてきた悪い流れを自分の代で止めることができる。
流れを変える人となり、過去と未来をつなぐ人となる。
自分自身が変わり、流れを変えればその後に続く何世代もの人々の人生に大きな影響を与えられるのである。

自分の原則が、周りに影響を与えている。
特に一緒に過ごす時間が長い家族は、もっとも影響を受ける。
相手の悪い影響を受けないように、自分の悪い影響を与えないように、意識しておきたいですね。


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