大学生に伝えたい、これだけは知っておいてほしい知識

大企業=正解、ではないこと

90年代から2000年代はじめごろ、日産自動車は人員削減を実施し、大量の社員を解雇しました。山一証券、日債銀、長銀は経営破綻しました。いまだに「大企業=安定」と考えている大学生がいるとしたら、相当な無能・情報弱者です。その考え方はすぐにやめてください。ベンチャーで急成長している会社もあります。ストックオプションで儲かる可能性があるため、スタートアップやベンチャーのほうがむしろ高所得者になれるかもしれません。

学歴は万能ではないこと

一流大学が就活において有利なのは間違いないですが、一流大学ならば絶対に希望の進路をかなえられるわけではありません。大学4年間で、必死に努力して、自己PRのネタをつくってください。

パワハラ・セクハラがいまだにあること

いまだに、パワハラやセクハラはあります。顔採用(ルッキズム)もあります。人間の本能的な部分なので仕方がないのかもしれません。悪質すぎるパワハラ・セクハラは通報したり裁判すればよいのですが、毎回それをやっていると社内で浮いたり、腫物扱いになります。本当はハラスメント加害者が悪いのですが、「うまくかわす」度量も必要です。時代がもっと変わるまでの我慢です。

高スキル人材は転職で手っ取り早く年収が上がる

新卒で入社した会社は、「この会社で昇進できないと、他社でも通用しない」と洗脳してくるでしょう。それは、間違いです。高スキル人材であれば、一つの会社で昇進するのを待つよりも、転職したほうが手っ取り早く年収を上げることが可能です。例えば、二流のSIerで年収500万円(係長・主任)だった人が、外資系コンサルティングファームへ転職すれば、年収800~1000万円になる場合もあります。多少、極端な事例かもしれませんが、若さとスキルさえあれば、転職するほうが年収アップの近道です。第一志望の会社に内定できなかった大学生は、転職での逆転を目指して、スキルを磨きましょう。
※年齢が35歳を超えてくると、転職での年収アップは少しずつ難しくなりますので、転職するなら早めにしたほうがいいです。

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