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*一粒万倍・誰もが豊かになれるもの

畑の作物の収穫よりも、種を採ることを優先してきた。
おかしな人だと思われるかもしれないが、
なぜだかそうしてしまうのだ。

種がないと、次がない。
なければ買えばいい。売っているのだから。
それもちゃんと分かっちゃいるけど、辞められない。
自分でも呆れるのだけれど、性というのはこのことか・・と諦めている。

けれど、お陰で大種持ちになった私は有り余るほどの種を持ち、
それを畑に花咲か爺さんのごとく蒔き散らかすのだ!

島おくらの種

しかし実際そんなにたくさんの種があったところで、
使い切ることもできず、古い種は処分することになる。

だからやっぱり、有り余る種は周りの誰かと分け分け、
持ち寄り種パーティーなんていいのではないだろうか?

宿儺かぼちゃと神田小菊カボチャの種
伏見甘長唐辛子
アスパラガスの種
四葉きゅうり
ズッキーニとまくわうり
竜野川ゴボウ
沖縄レイシ
落花生おおまさり
そら豆
上から黄色インゲン
黒種ケンタッキーインゲン
鈴成りインゲン
淡路島カレンデュラ・むらじ

植物はなんで、こんなにたくさんの種を作るのか?
もともと野生で生きてきた植物にとって、
自然界で種を残し、子孫を繁栄させるにはなかなか厳しい世界であって、
寒さや暑さ、長雨や日照り、
虫に食べられたりと様々な苦境を乗り越える必要がある。
まぁそんな苦境を乗り越えてきたからこそ、植物は強くなったのだが。
それでも生き残る種は少ないから、あんなにたくさんの種が必要なのだ。

実エンドウ久留米豊
さきがけピーマン
三尺ささげ
スイートソルガム
六条大麦
もち粟

種にはそれぞれに種子寿命というものがある。
保管状態にもよるけれど、
一年でダメになるものもあれば、5~6年生きるものもある。
もし、栽培に失敗して、種を採り損なったり、
虫に食べられてしまったり、採り遅れてしまったりしたとしても、
昨年の種が使えることもあるから、
一年で捨ててしまうなんてことはせず、大事に冷蔵庫で保管する。
種をきちんと保管できているならば、
今年は種取りをお休みすることもできる。

野菜の種はもう野生ではないから、
人が管理してあげる必要があって、こぼれ種で育つ子は少ない。
種を採って、保管して、また蒔いて・・と
少々手間はかかるけれど、可愛いわが子であり、
我が命の素でもあり、豊かな日々の素でもあるから、
惜しまずにゆっくり時間をかけていきたいと思うのだ。

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じかんかけすぎやねん・・

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