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本棚の部屋より

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解離性同一性障害に関する記事のまとめです。
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記事一覧

人格統合したら生まれ変わったかと思った話。(解離)

人格統合したら生まれ変わったかと思った話。(解離)

私は解離性同一性障害です。

遠い昔や、一日前、数時間前もずっと「私」であるという感覚が損なわれる精神疾患です。俗には多重人格といわれています。

今日は、人格統合が起きたことによって私が解離性同一性障害を自認した時の話をします。7年前の春のこと。

いやあ、びっくりしましたよ、あの体験は本当に驚きでした。

当時は思い出すとぐわんぐわんとその話に引き込まれてしまう感じがして語れませんでしたが、や

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私たちを保護する「彼」の話。(人格紹介)

私たちを保護する「彼」の話。(人格紹介)

彼は昔から私たちの中にいたらしいのでした。
でも私たちは長いこと知らずにいたし、私たち以外の人も会ったことがありませんでした。

解離性同一性障害(多重人格)のひとつの人格の話をします。

今日書いているのは主人格ではなく葵です。
だけど、できるだけいつも通りに見えるよう、主人格の真似をしていきますー!

今回も、いつも主人格が言っているとおり、ちょっと不思議な話だなって思って聞いてください!

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子供のころは行けた魔法の国

子供のころは行けた魔法の国

解離性同一性障害だと診断されたのはずいぶん大人になってからだったけれど、思えば子供のころから解離していたらしい記憶があります。

今日は、小学生だったころの私のずっと魔法の国に行けた時の話です。
今はもうそれは、幸せな空想だけだとわかってしまったけれど。

懐かしくて愛おしい、あの世界だけが本当だと思っていた、あのころの話。

いつだったか、小学校低学年だったか。色々な物とテレパシーで話せることに

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私を助けてくれる「彼女」の話。(人格紹介)

私を助けてくれる「彼女」の話。(人格紹介)

夢中になって歌詞を書いている時。心が膨らみすぎるかのようで、私は日常生活になかなか戻ってこれなくなります。

なかなか晩ごはんの料理にも着手できなくて。

そんな時「私が料理するよ〜」と頭の中で声がして、私の意識はすっと後ろに下がるのです。

その料理してくれる彼女は「葵」。

今日は解離性同一性障害の話をします。

精神疾患の話ですが、深夜の不思議な話くらいに思ってください。

頭の中の部屋は昔

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ずっと私を見守る「彼女」の話。(人格紹介)

ずっと私を見守る「彼女」の話。(人格紹介)

「彼女」はずっと私の脳内にいました。
そう、一番最初の記憶から彼女がいるのは当たり前でした。

今日は解離性同一性障害の話です。

精神疾患の話とはいえ、そんな深く捉えずに、あなたの眠れない夜の面白い話になれたらいいな。
今まで書いた解離の記事すべてにいえることだけど。

解離性同一性障害とは、ざっくりいえば多重人格のことです。
詳しく知りたい人は下記の記事をお読みください。

物心ついたときには

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私の内側にある部屋の話。

私の内側にある部屋の話。

私の内側には、部屋があります。
ずっとずっと昔から。

解離性同一性障害(多重人格)のちょっと不思議な話。

内側の部屋。解離性同一性障害の人によく見られるようです。ネットで調べると「内界」と表現している人が多いですね。ここでも内界と呼びましょう。

私と他の人格はこの内界の部屋に住んでいて、そこから現実世界の身体を操っています。
ゲームのアバターと操作している自分、みたいな感覚。アバターが現実で

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交代人格の筆跡

交代人格の筆跡

私は解離性同一性障害です。

ざっくり説明すると一般的には多重人格と呼ばれる状態なのですが……。

最初そう知った時は、
私が?!いや、そんなはずないでしょ?!
と、認められなかったんですよね。

確かに記憶が3日間一切なくなったり、過去の記憶が自分である感覚がなくなったりはしたんですけど、でもその間に別人になってるなんてあるわけないよ!と。

それでも認めざるを得なくなったきっかけのひとつが、交

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解離性同一性障害の話をします。

解離性同一性障害の話をします。

私は解離性同一性障害です。
精神科通院歴は14年、8年の誤診を経て、引っ越して転院しこの病名になりました。

今日は、解離性同一性障害とはどんな病気なのか、私の症状はどうなのかを書いていきます。

解離性同一性障害とは?これを読むあなたが同じ病気ではないとしたら。過去の自分と今の自分は、どちらも同一人物の「私」である、と感じていると思います。幼稚園の頃の自分、学生の頃の自分、昨日の自分、1時間前の

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