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2024年10月から、特許切れの先発薬がジェネリックの25%以上の患者負担に!

こんにちは、翼祈(たすき)です。
先発薬は高いから治療薬はジェネリックを…という方も多いのではないでしょうか?

私も薬だけでは精神科、内科、耳鼻科の薬を1つの病院で、後別の病院の皮膚科でも脂漏性皮膚炎の治療薬を貰っていて、特に前出の3科だけでもかなりの金額になるので、家計の負担を減らすためには、ジェネリックは欠かせないものとなります。

たまに「どうしても今ジェネリックが足りなくて、先発薬を」と薬局で言われて、処方されたことがありませんか?

私は時々そういうことがあるのですが、先発薬に関して、困る!というニュースを耳にしました。

厚生労働省は、ジェネリックがある特許切れの先発薬を、2024年10月から患者の負担額を増加する方向で最終調整に入りました。ジェネリックとの差額の25%を保険適用の対象外とし、自己負担化にします。医療上の必要がある人を除いて、先発薬からより安いジェネリックへの移行を促して医療費の抑制を図る狙いです。

今回はこの厚生労働省がまとめた方針と、私が先発薬に困った体験談についてお知らせします。

先発薬はどれ位、負担が増える?

2023年11月9日の社会保障審議会の部会で先発薬の扱いに関して提示して議論を加速させました。医療費の負担増の影響を受けやすい低所得者や高齢者への対応などが論点となりました。

武見敬三厚生労働相と鈴木俊一財務相の閣僚折衝は、社会保障審議会の部会で合意しました。より安いジェネリックへの移行を促進することで、増え続ける医療費の抑制へと図ります。

厚生労働省は、ジェネリックの使用割合を増加させるべく、先発薬とジェネリックの差額の25~50%の間で保険対象外にする案を検討してきたといいますが、より患者さんの自己負担が少ない25%とすることに決定しました。保険対象外となった部分は、入院時の差額ベッド代の如く、自己負担を求められる「選定療養」扱いとなるといいます。

対象は、発売から5年以上が経過したか、ジェネリックへの置き換えが50%以上進んだ先発薬です。ですが、医師が必要と判断した時や、供給不足で薬局にジェネリックの在庫が足りない時などは負担増の対象外となります。 

現在、薬代は、特許切れの先発薬かジェネリックかに関係なく、患者さんが年齢などに対応して原則1~3割を窓口で支払い、差額は公的医療保険から給付しています。

厚生労働省の試算では、窓口負担額が3割の人なら、250円のジェネリックが既にある薬の先発薬(500円)を選択すれば、自己負担額が150円から200円に増加します。窓口負担が原則1割の75歳以上の後期高齢者では、自己負担額が50円から113円に増加します。

参考:特許切れ薬 来年10月患者負担増へ 後発薬との差額25%保険外に
有料記事 朝日新聞デジタル(2023年)

窓口負担が3割の人は特許切れ薬の先発薬が200円の場合、窓口で60円を支払っています。厚生労働省の案では100円のジェネリックがある場合、差額100円の一部は患者の全額負担とし、残り額の3割も患者さんが支払います。

私が困惑した時、

精神科の頓服に心を落ち着けるものがあります。飲むのと飲まないのでは、その日1日の精神の安定さが全然違って、毎日飲んでいます。

私は医療費が高額なので、ジェネリックにできるものはジェネリックでお願いしています。

精神科の頓服で、見た目はちょっと違うけど、ほぼ変わらない形状をしていました。「パッケージの切り替えがあったのだろう」と、そんな風にしか思っていませんでした。

去年の通院の時、その頓服に対して、

「これジェネリックに切り替えておきますね」

「エッ⁉︎これはジェネリックじゃなかったんですか?ずっとジェネリックだと思っていました」

「ジェネリックじゃない時もありましたね。時々先発薬な時がありましたよ」

「そうだったんですか…」

私が過去に薬局で、「ジェネリックに切り替えますか?」と言われた時に、「はい」と答えていましたが、時々薬局の在庫切れで、どうしても数が足りない時に、先発薬になっていて、それに関して何も聞いていなくて、時々治療薬はパッケージが変わることがあるので、その程度しか考えていませんでした。

私は自立支援で精神科は1割負担なのですが、もし1割でなかったら、知らないまま先発薬だった場合、1割だと数十円の差だったのが、大きくなり、負担額が上がっていたかもしれません。

今回の記事を書いて、改めてこの間の通院では、ヒヤリとする出来事でした。


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