息をするように本を読む111〜「悲しみよこんにちは」フランソワーズ・サガン〜
これまでの私の読書記事をお読みいただいた方は、今回のこの本のタイトルを見て驚かれるかもしれない。
私は、本好きを標榜しながら(しているくせに)その嗜好にかなりの偏りがあって、いわゆる名作と言われる文学作品は(一部の例外を除き)ほとんど手を出してこなかった。
読むのはいつも、ミステリー、ダークファンタジー、アクション、サスペンス、歴史時代小説、たまに漫画(それも青少年系)。
そんな私が、いったいどういう心境の変化でこんな文学的な作品をとりあげたのかというと、それはラジ