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『助けて!』と言えるあなたはかっこいい。

「助けて!」と聞くと、どんなイメージをもつでしょうか。

僕にとって「助けて」という言葉は『願い』であり『救い』であり、最後の『砦』のようなものだったりします。

最近思うんです。「助けて」って言いにくくなったなって。

もちろんSNSを見れば、SOSを出している人が多くいたりします。そのSOSにさらされすぎて、しんどくなってしまう時もあります。

でも、どれだけの人がリアルな場でSOSを出せているでしょうか。

僕はいわゆる「Z世代」というカテゴリーですが、SNSとリアルはやっぱり少し違うような気がしています。

SNSで知らない人に「頑張れ!」と10回言われるより、やっぱり自分のことを知っている人、憧れている人、身近な誰かに言われる「頑張れ。」1回の方が、心に響いたりします。

だから僕は、この3月まで数ヶ月、SNSを閉じていたんです。

少ししんどくなって。

でも、高校に講演に行くようになって気づいたんです。

1000人の人に僕の言葉が届くか、それはわからないけど、

講演に行った時、相談してくれた『あの子』に届いたら良いなって。

だから、僕は今日も書きます。

今まで出会ってきた、あなたに向けて。

これから出会うであろう、あなたに向けて。

僕の言葉が決して、無駄ではないことを祈って。

『助けて!』と言える社会へ。〜24歳の僕が伝えたいこと〜

こんにちは、森本 瑛です。

あっ自己紹介が遅れました。こんにちは。森本 瑛です。

年齢は関係ないですが、一応24歳で、今年25歳の年代です。

今年の3月までは香川県で『小学校の教師』をしていて、4月から一般社団法人ハッシャダイソーシャルという団体で全国の高校生のキャリア講演を行ったり、色々な企業とコラボして、若者を元気にする機会を届けています。

企業の宣伝か?と思った皆様、安心してください、ちがいますよ笑。

先ほど、さらっと言いましたが、先生を辞めて、東京に出てきて、教育のソーシャルベンチャーで働く僕には、叶えたい野望があります。

それは『誰もが自分の可能性を信じられる社会』の実現です。

誰もが、というと一気に難しく聞こえますが、とにもかくにも、僕と出会ってくれた一人ひとりが、元気に楽しく生きてくれていれば、それでいいんです。

しかしですね、世の中はそうも言ってられないような情勢らしいんですよ。


世の中はどうしてこんな暗いデータを更新するのか。

ちょこっと調べたら出てくるのですが、どうやら昨年度、いじめを受けたと答えた人の数が過去最高だったらしいです。

本当に悲しいことですが、どうやら自ら命を絶った人も増えているらしく、芸能人のそういったニュースを見ると、なんとも言えない気持ちに襲われます。

前提、本当に生きてほしいと願う中で、人生にはそういった暗さがあるのも事実です。

どうにかしたい。そう思ったとしても、残念なことですが僕が抱えられる量もあるらしいのです。人として、もっと器を大きくしたいと思いつつ、僕自身が僕を責めてしまうことも、正直あります。

僕の人生

そんなことを思っている者なのですが、ここからは少々、僕の過去の話をしようと思います。

僕が14歳の頃。

僕はいじめを受けていました。

いじめと言っても、最近驚いたことで若者の8割くらいは「いじめを受けたことがある・もしくは見た」というデータがあるみたいなのですが、僕もその大勢の中の一人でした。

だから、決して被害者だと言い張りたいわけではありません。

ありませんが、当時はやっぱりきつかったです。

僕はどっちかというと、暴力系のいじめだったのですが、当時は”あざ”がいろんなところにあって、どうにかこうにか服でごまかしていました。

僕は「いじめられている」ということが誰にも悟られたくなかった。この事実を、バレたくなかったんです。

どうしてか。それは「迷惑」や「心配」をかけるのが嫌だったから。

自分の身近な人に心配をかけるのが嫌で、僕は僕自身のことを偽って、明るく笑顔で振る舞っていました。

ただ、隠していてもバレる時はバレます。

ある時、親に「どうしたんや、その腕」と言われます。

僕は咄嗟にとぼけましたが、そんなとぼけが通じるわけもなく、家族会議になります。

母親が横で泣いている中、僕は言われます。

「どうして、相談してくれなかったの」と。

正直、何度も相談したかったし、何度も学校に行くのをためらいました。

でも、それ以上に家族が悲しむ顔を見るのが嫌で、ここでようやく僕は、「辛いのは僕だけじゃなかったんだな」ということに気づきます。

そこからは色々とありながら、無事自分の口で言いたいことを言えて、いじめはなくなりました。あの経験があるから、今の自分があるのだと思っています。

良い経験とは言わないけれど、過去のあの経験は、今の自分の言葉にしっかりと宿っているなと感じます。


「こんなのきれいごとだろ」

そんなこんなで、今の自分に話は戻ります。講演に行くと『自分の人生』を中心に、届けたい言葉を伝えています。

僕たちが掲げているのは『Choose Your Life!』〜自分の人生は自分で選べる〜です。

僕はこのビジョンと人に憧れ、そして信じ、今のチームに入ることを決めました。公務員を辞めて。

話していると、色々な人に言われます。先生を辞めて、すごい挑戦だね。怖くないの?先生やっぱり嫌だった?

正直、この決断が怖くないといったら嘘になると思います。

怖いし、不安もあります。

でもそれ以上に、一緒に叶えたい夢を叶えたい仲間と一緒にできているから、今日も僕は自信を持って生きられるんです。

そんなことを思いながら、全国に講演に行くと、多くの高校生が僕の人生に共感してくれたり、言葉に共鳴してくれたり、ハッシャダイソーシャルのことを好きになってくれたりします。

でも、

それだけじゃないです。

やっぱり、「こんな話はきれいごろだろ、成功者のストーリだ。」という意見もあります。

こう思われるのは前提、僕の言葉がまだまだだと思う上で、こう言った意見とも向き合うことはとても大切なのだと思います。

その子にとって、そう思わせられる環境がそこにはあるのです。

確かに僕はその子の環境を直接変えうる力をもっていませんし、その子に僕ができることはあまりないのかもしれません。

でも僕は、何もないから諦めるのではなく、何もないからこそ、行動したい。そして、言葉で伝えたいと思う。

言葉は武器です。使い方によっては凶器になるし、癒しにもなるし、人生の生きる意味になったりもします。

現に、僕は今まで数々の言葉によって支えられて、生きてきました。

そして、それらの言葉は、誰かによってつくられ、話されもしくは書かれ、僕の元にやってきてくれました。

今は、僕が書いた言葉が、北海道のあの子に届くこともできるし、これから出会う沖縄のあの子に届くこともできます。

それくらい、誰もが発信者になれる今だからこそ、僕は言いたいです。

『助けて!』と言える社会へ。

僕は知っています。

何かしら不満をもつということは、その人にとって僕は何か感情を揺さぶることを伝えたということです。

僕は知っています。

講演に行ったあの子が、実は心の中で泣いていたことを。

僕は知っています。

生徒だけじゃなくて、先生も泣きたい時だってあることを。

僕は知っています。

大人も子どもも関係なく、独りはやっぱり辛いことを。

どれも僕は実体験で感じたからこそ、伝えられる言葉があると思っています。

『助けて!』と言える社会でありたい。

僕があなたにとって、助けてと言いたい人になるためには、まず「会いに行く」ことが必要になってきます。

会って、話して、時には笑って、ご飯を食べて、知人になることです。

でも、僕にも届けられる人の数は限られていますし、これからも動き続けますが、人生で会える人の数は限られているらしいです。

だからこそ、僕は「言葉」で届けます。

あなたに元気が宿るように。あなたがちょっぴり笑えるように。

そして、あなたが元気なったら、近くの人を元気にできるように。

そうやって社会全体が元気なれるように。

改めて、言います。

ハッシャダイソーシャルは若者の「Choose Your Life!」を応援するチームです。僕もそうありたいと心から思っています。

でも、それは独りだけでは難しいです。

荒波を乗り越えるには、仲間が必要です。

だから、僕があなたの仲間になります。

言葉で、とことん伝えにいきます。

だから、あなたも身近な人を頼ってみてください。

大人を、身近な大人を、憧れるあの人を、
頼ってみてください。

社会には意外と、イケてるかっこいい優しい大人がたくさんいます。

僕もまだまだ出会っていないおもしろい大人がたくさんいます。

これから出逢いに行くので、その人とあなたを繋げにいきます。

それが僕のしたいことです。

これから歩む道は決して平坦ではないかもしれませんが、その歩む道の中であなたと出逢い、一緒にご飯を食べる時があれば嬉しいです。

これからも一緒に、がんばりましょう。

その先にある、おもしろい未来を願って。

#ChooseYourLife



過去に僕のことを書いている記事もあります。もしご興味があれば読んでみてください。(明日また読みな。)

↑こちらの人生日記も、またもうちょっとしたら更新しますね。


ではまた🙌


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