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武井壮の走り方から学ぶ"力の入れ方"【フェーズごとに変えろ!】

先日ランニング中に思い出したのが、武井壮さんが言っていた「短距離の走り方」。短距離は技術だと、武井さんが語っていたその方法は非常に納得のいくものだった。

簡単にまとめるとこんな感じだ。

止まっている状態から走り出す時、身体はボウリング球のような状態。勢いよく叩いたとしても音が鳴るだけでスピードは出ない。走るときもいきなりドタバタ蹴ってもスピードは出ず、まずは丁寧に身体を押し出さなければならない。
スピードに乗ってきた身体はテニスボールのような状態になる。勢いよく叩けばその分スピードに乗るのだ。

最初は丁寧に、乗ってきたら勢いよく。

今日はここから、学習や仕事における"力の入れ方"を考えてみた。

エッセンスと学習における応用

今回の話のエッセンスは次のものだ。

-フェーズごとに自分の状態は変わる
-状態ごとに適した力の入れ方は変わる

学習や仕事においてもこの考え方は応用できると思う。

まずが学習の場合。

例えば、医学を学習しようと思った時。
僕は素人だ。

気合い入れて専門書や論文を手にとっても何もわからない。
最初は基礎から丁寧に、1時間で1エッセンスくらいのノリでやるべきだろう。

対して、学習科学や認知心理学を学ぼうとする時。

論文も専門書もどんと来いだ。
勢いよく、ガンガン学ぶことができる。

この分野に関しては、すで丁寧に力を入れて学習するフェーズを超えており、あとは力を入れれば入れるほど学べる内容は増えていくのだ。

仕事-プロジェクトの場合

仕事でも同じだ。

はじめて取り組む種類のプロジェクトの場合、まずは丁寧に仕事を進めていくべきだ。
慣れてきたオペレーションや仕事は勢いよくガンガン終わらせていけるだろう。

同じタスクでも自分の状態によってリソースの割き方は変わるのだ。

これは先輩後輩関係でも重要なことだ。

先輩はすでにテニスボール状態、つまり勢いよく仕事をこなしていける状態だ。

対して後輩はボウリング球状態、丁寧にやっていかなければならない。

先輩は同じ仕事をしていたとしてもフェーズが違うことを意識してリソースの配分を考えるべきなのだ。

意外とコレは難しいことで、「後知恵バイアス」「知識の呪い」などの認知傾向により、既に習得したスキルについては実際以上に簡単に思えてしまうものである。
だから、ちゃんと意識しないといけないのだ。

自分の状態を認識する(ボウリング球がテニスボールか)

結局はメタ認知だ。

自分の状態・レベルを正しく認識することによって、その時に最適な力の入れ方がわかる。さらに言えば、優れた教師・コーチに支えてもらうことでより最適な力の入れ方を分析することができるだろう。

今の自分はボウリング球か、テニスボールか。

これを間違えると無駄なエネルギーを消費することになる。

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僕もスキです
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「学習」「体系」「物語」に興味と期待を抱く人。 人が学習するプロセスや能力開発についての考え、体系の美学、物語的世界観などをテーマに。 人生にちょっと灯をともせるような文章を。 サイト:学びをデザインする「LearnTern」( https://learn-tern.com/ )
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