理系社会人

ペルシア語(ダリー語、タジク語を含む)、パミール諸語(シュグニー語等)、ウクライナ語が…

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ペルシア語(ダリー語、タジク語を含む)、パミール諸語(シュグニー語等)、ウクライナ語が好きな理系社会人。英語、ペルシア語、シュグニー語ほか多言語学習中(多数の長期中断中を含む)。

マガジン

  • タジキスタン・パミール再訪記

    2023年春に中央アジア・タジキスタン共和国のパミール高原を中心に旅をした時の旅行記。パミール高原訪問は2度目。日本出発→韓国→カザフスタン→ドゥシャンベ→ホログ→イシュカシム→ワハーン谷→ムルガブ→ホログ→ドゥシャンベ→クルガンテッパ→ドゥシャンベ→カザフスタン→韓国→日本帰国。

  • タジキスタン・パミール旅行記

    2022年夏、中央アジア・タジキスタン共和国のゴルノ・バダフシャン自治州(GBAO、パミール高原地方)に行った時の旅行記。パミール語(シュグニー語)、タジク語、ロシア語、英語等で奮闘。日本→アルマトイ(カザフスタン)→ドゥシャンベ(タジキスタン)→ホログ(GBAO)→ドゥシャンベ→日本。

最近の記事

タジキスタン・パミール再訪記23 〜クルガンテッパ→ドゥシャンベ→アルマトイ→インチョン→帰国〜

2023年5月7日日曜日。いよいよタジキスタンを離れる日である。 クルガンテッパ→ドゥシャンベ朝7時頃、お世話になったHさんの家を発ち、町の中心部から乗合タクシーでドゥシャンベ方面に戻った。 体調は昨日よりさらにもう少し改善したようで、クルガンテッパからドゥシャンベへの移動中は、景色を楽しんだり写真を撮ったりする余裕も昨日よりあった。 ドゥシャンベに到着する前、タクシーの運転手さんが目的地まで送ってやると言った(但し別料金)。クルガンテッパ行きタクシー乗り場到着後は、他

    • タジキスタン・パミール再訪記22 〜ドゥシャンベ→クルガンテッパ〜

      2023年5月5日金曜日。パミールからドゥシャンベに帰還し、今回の旅も終盤。日曜日にタジキスタンを発つまでの間に、クルガンテッパに行く予定だったのだが……? 宿での1日ドゥシャンベに帰還した翌朝、体調は依然として悪かった。食事は宿の朝食を食べようとしたが、ほとんど食べられなかった。 クルガンテッパ行き計画 ドゥシャンベに帰還してから日本帰国までの間には、当初予定ではこの日にクルガンテッパ(クルガンチュペ/ボーフタル)に行き、翌日ドゥシャンベに帰還してジャマーアト・ハーナ

      • タジキスタン・パミール再訪記21 〜ホログ→ドゥシャンベ〜

        パミール滞在の終盤は、前回に続いて体調不良になってしまった。果たして無事ドゥシャンベまで帰還できるか……? ホログ出発前日2023年5月3日水曜日。昨日からの頭痛は全体的な体調の不良になっていた。 この日は概ね宿で寝転がっていた。体調が良ければガルムチャシュマ温泉に行くなり、ジャマーアト・ハーナを見学させてもらうなりしたかったが、断念した。 当時撮った写真によると、朝食兼昼食に外に出て食堂に行き、マントゥを食べたようである。あまり食べることはできなかったと思う。 明日

        • タジキスタン・パミール再訪記20 〜ムルガブ→ホログ〜

          2023年5月2日火曜日。この日はムルガブからホログへと帰還する予定である。 ムルガブ出発朝、ムルガブ(ムルゴブ)を出発。家を出る前に、おじさんと記念撮影をした。出発してからは、ムルガブの町外れの橋を渡った先で、ムルガブの町をバックに記念撮影をした。 旅は道連れ もう少し先に進んで検問(Vさんが手続きをした)を終えると、車に水色のコートを着たおじさんが乗ってきた。おじさんはシュグニー語が母語で、この車に便乗してシュグナーン(ホログ)方面に行くようだ。 おじさんにシュグ

        タジキスタン・パミール再訪記23 〜クルガンテッパ→ドゥシャンベ→アルマトイ→インチョン→帰国〜

        マガジン

        • タジキスタン・パミール再訪記
          23本
        • タジキスタン・パミール旅行記
          17本

        記事

          タジキスタン・パミール再訪記19 〜ワハーン谷→ムルガブ〜

          2023年5月1日月曜日。この日はワハーン谷のランガルからゴルノ・バダフシャン自治州東部の要衝ムルガブへと向かう予定である。途中の峠では、富士山より500m以上高い標高約4,300mの地点を通る予定である。 アフガニスタン国境の道朝は早めにランガルを出発した。ランガルにはペトログリフがあるとのことだったが、いつムルガブに着けるか不明なため今回はパスとした。 さらばランガル ランガルを出発すると谷底から標高をどんどん上げていき、ランガルの村を眼下に望むようになった。アフガ

          タジキスタン・パミール再訪記19 〜ワハーン谷→ムルガブ〜

          タジキスタン・パミール再訪記18 〜ワハーン谷2日目・後編〜

          午後、シトハルヴを出発。この日はビービー・ファーティマ温泉とヤムチュン砦に立ち寄り、タジキスタン側ワハーン谷で一番奥にあたるランガルまで行った。 ワハーン谷の光景車はWさん運転、助手席にVさん、中列に私が座り出発した。 ワハーン谷を東に進むにつれ、パンジ川は川幅が広がり、いくつもの中洲を作っていくつにも別れて流れるようになった。ワハーンらしい光景なような気がした。 ビービー・ファーティマ温泉への道 だいぶ進んだところでパンジ川沿いの道から左折し、ビービー・ファーティマ

          タジキスタン・パミール再訪記18 〜ワハーン谷2日目・後編〜

          タジキスタン・パミール再訪記17 〜ワハーン谷2日目・前編〜

          2023年4月30日日曜日。この日の午前中はシトハルヴ村を散策した。 シトハルヴにて朝はトイレ(屋外)に行くために何度か起きた。布団の中では昨夜に続き、ムルガブへのルートのGoogle Map検索をしたりした。 チュワン(ザルドールー) 午前中はVさんが家の庭と家の近くを案内してくれた。 家の庭には木に花が咲いていた。花は桜に似ている気がするが花のつきかたは桜っぽくない。Vさんにこれは「ギーロース」(タジク語/ペルシア語で「桜」)かと聞くと、ギーロースではなく「ザルド

          タジキスタン・パミール再訪記17 〜ワハーン谷2日目・前編〜

          タジキスタン・パミール再訪記16 〜イシュカシム→ワハーン谷〜

          ワハーン谷(ワハーン回廊)の入り口にあたるイシュカシム(イシュコシム)の町では、友人の友人Vさんに無事会うことができた。この日は、ワハーン谷のVさん宅まで行くことになる。 イシュカシム→ワハーン谷車の乗客はイシュカシムでだいぶ降りたので(車内は、運転手のWさん、助手席の病気のおじいさん、Vさん、私と、他に1〜2人いたか?)、窓の外を無理な姿勢をせずに見ることができるようになった。 イシュカシムとワハーン イシュカシムを出発してからは、多分ここがリン村、というところを通過

          タジキスタン・パミール再訪記16 〜イシュカシム→ワハーン谷〜

          タジキスタン・パミール再訪記15 〜ホログ→イシュカシム〜

          2023年4月29日土曜日。この日はあらためてイシュカシム(イシュコシム)・ワハーン方面へと向かう。パミールでは初のホログ以外への旅である。 ホログ出発朝、友人の友人のVさんとメッセージをやりとりした。Vさんはワハーン在住のワヒー語母語話者で、ワハーンで会う予定にしている。Vさんは英語とシュグニー語にも堪能であり、メッセージのやりとりには主に英語とシュグニー語を使っていた。 Vさんによると、Vさんの弟さんがホログに来ており、ホログからワハーンまでの車を出してくれるとのこと

          タジキスタン・パミール再訪記15 〜ホログ→イシュカシム〜

          タジキスタン・パミール再訪記14 〜ホログ4日目〜

          2023年4月28日金曜日。この日は午後にホログを発ち、イシュカシム・ワハーン方面(まずは温泉地として有名なガルムチャシュマまで)に向かう予定、だったが…… ホログ散策(午前中)朝は韓国人旅行者Wさんと宿の前のカフェ・バラカトで朝食を摂った。朝食後、Wさんはホログを離れ、次の場所へと向かう予定である。宿を出る時、Wさんは宿のおじいさんと記念撮影をしていた。 パミール服を‍注文 午前中はバーザールを覗き、その後、某知人氏に教えてもらったパミール・プラザのパミール服を売って

          タジキスタン・パミール再訪記14 〜ホログ4日目〜

          タジキスタン・パミール再訪記13 〜ホログ3日目〜

          2023年4月27日木曜日。この日は午後にGさんと会う予定である。午前中は、ホログの町の、前回歩いてない場所や前回歩いたけど今回まだ歩いていない場所を歩こうと思う。 ホログ散策2この日はやや曇りがちの天気だった。お昼前に宿を出て、ホログの散策を始めた。 州立劇場の前の看板に、コンサートの案内があった。コンサートの開始は本日27日17時から。このコンサートの案内にはホログ初日に気付いて、それ以来何となく気になっていたが、詳細は調べないままパスしてしまった。 28日と29日

          タジキスタン・パミール再訪記13 〜ホログ3日目〜

          タジキスタン・パミール再訪記12 〜ホログ2日目〜

          2023年4月26日水曜日。ホログ2日目は、中央アジア大学を再訪する予定である。また、ホログの町も散策してみようと思う。 ホログ散策午前中はホログ市内を散策することにした。 宿を出てまずはジャマーアト・ハーナを目指し、そこからチョールボーグを通り、橋を渡ってグント川の南側に行き、ぐるっと回って宿まで戻る予定である。 前回ホログに来た時も概ね同じようなルートを歩いたが、今回は宿からジャマーアト・ハーナまで行く途中、今まで歩いたことのない川沿いの道を歩いてみた。 ジャマー

          タジキスタン・パミール再訪記12 〜ホログ2日目〜

          知れ

          知れ、神の無限の愛のうち そなたに注がれていないものはただのひとつも無いと 知れ、神の存在の前でそなたは そなたにとって最も小さな存在よりなお無限に小さいと

          タジキスタン・パミール再訪記11 〜ホログ初日〜

          2023年4月25日未明、ついにパミールの中心地ホログ(ゴルノ・バダフシャン州州都)への再訪を果たした。久々のホログの町が懐かしい。初日は知人に会う予定である。 宿の朝昨夜(というより今朝早朝)の就寝は午前5時だったので、午前中はなるべく寝ておくようにしようとした。しかし、ぐっすりは眠れず、ちょくちょく起きてはトイレも兼ねて宿の中を歩いたりした。 何度目かに宿の中を歩いていた時、宿の入口近くの広間で、スウェーデン人だというお兄ちゃんとフランス人だというお兄ちゃんに遭遇した

          タジキスタン・パミール再訪記11 〜ホログ初日〜

          タジキスタン・パミール再訪記10 〜パミール・ハイウェイ→ホログ到着〜

          ドゥシャンベからの道は、アフガニスタンとの国境地帯まで達した。ここから先は、目的地のホログまで国境のパンジ川沿いの道を走り続ける。道は前回来た時からの8ヶ月間でちょくちょく変わっている。 2車線舗装道路アフガニスタンとの国境になっているパンジ川沿いの道は、本来のパミール・ハイウェイとの合流地点である要衝カライ・フムブまで、どこも舗装された2車線の道になっていた。前回は舗装されていない狭いところが割とあったが、今回は険しい道が無くなり、多少寂しい気もした。パンジ川は前回来た時

          タジキスタン・パミール再訪記10 〜パミール・ハイウェイ→ホログ到着〜

          タジキスタン・パミール再訪記9 〜ドゥシャンベ→アフガニスタン国境〜

          2023年4月24日。ついにドゥシャンベからパミールへと向かう日である。今回が2回目となるパミール・ハイウェイ。険しい道ではあるが、同時に懐かしくもある。今回はどのような旅になるのだろうか。 パミール行き乗合タクシー乗り場にて朝は6時頃に起きて、廊下でスマホの充電をしつつ出発の準備を行い、6時45分頃に宿を出て乗合タクシー乗り場へと向かった。宿では朝食も提供されているが、時間は7時からなので食べずに出た。 宿を出てすぐのところで、タクシー手配の人(?)に声をかけられた。近

          タジキスタン・パミール再訪記9 〜ドゥシャンベ→アフガニスタン国境〜